2011年1月号が
通算118番から始まりまして、
12月号が233で終わりましたので、
1年で116編書いたことになります。
月平均10編です。多すぎますね。
その中からベスト10を選んでみました。
もともとこのブログは、
「目的・ねらい」を追求するテーマを中心に
編成しよう、ということでした。
「そうなっていないではないか」
というご指摘もいただいておりますので、
このベスト10は、
以下の基準で選定させていただきました。
1)「目的・ねらい」を追求している。
2)上野がアピールしたい内容を持っている。
ここであらためて、私たちが主張する
「目的・ねらい」の追求とは何か、
について簡単にご紹介しておきます。
「目的・ねらい」の追求とは、
何かをしようとする際に、
「これは何のためにするのだろうか」
をトコトン考えましょう、ということです。
「目的・ねらい」は、
「目的」と「ねらい」に分かれます。
「ねらい」とは、
検討している何かが実現したら、
実現させたい成果です。
ビジネスの場合の「ねらい」の中心は、
「早い」「うまい」「安い」です。
「早い」が一番なのです。
昔から「時は金なり」と言います。
昨今の情勢は正にそのとおりでしょう。
「早い」が一番なのです。
昔から「時は金なり」と言います。
昨今の情勢は正にそのとおりでしょう。
これらを目標とする価値という意味で
「価値目標」と称しています。
「早い」「うまい」「安い」は、
お客様が望む価値です。
お客様が望む価値を実現すれば、
企業は発展しますから、
お客様が望む価値=ビジネスが目指すべき価値
なのです。
その「ねらい」を実現するために、
検討している案件では何を実現すべきかを
「目的」と言います。
実現の順序は
目的の実現→ねらいの実現 ですが、
検討の順序は
ねらいの実現→目的の実現
でなければならないのです。
ベスト10は、以下のとおりです。
1.アメリカの目的思考、合目的主義 2011.9
アメリカの自己中心とすら思える目的思考は
どこから来たのかを探求しました。
アメリカの目的思考は筋金入りです。敵いません。
2.韓国の「パルリ」精神 日本の意思決定の遅さ
2011.9
その要因は「早い」だということを確認しました。
韓国の製造業は、本来日本の独壇場のはずの領域で
世界市場を席巻しています。
http://uenorio.blogspot.com/2011/08/blog-post_23.html
2011.9
その要因は「早い」だということを確認しました。
韓国の製造業は、本来日本の独壇場のはずの領域で
世界市場を席巻しています。
http://uenorio.blogspot.com/2011/08/blog-post_23.html
3.尖閣諸島についてもっと知りましょう!
2011.1
2011.3
2010年10月に初めて取り上げましたので、
このシリーズでは、
日本領土であることの根拠の主張をご紹介しました。
欠けていたのは、
「中国はなぜ尖閣を取りに来るのか」
の書籍の内容についての解説です。
この点について補足させていただきます。
この書籍で、田久保忠衛氏(杏林大学名誉教授)と
平松茂雄氏(中国軍事問題専門家)が対談しています。
その要約です。
――――――――――――――――――――――――
中国が尖閣を取りに来る「ねらい」は、
まずは海洋資源(石油)獲得だが、
それよりも
海軍が太平洋に出てくるルートの確保が大きい
(沖縄本島から宮古島までを日本に抑えられていると
海軍が太平洋に出てくるルートの確保が大きい
(沖縄本島から宮古島までを日本に抑えられていると
中国は迂回しないと太平洋に出られない。
尖閣をとれば、日中中間線が大きくずれてくる)
東南アジア諸国と揉めている西沙諸島/南沙諸島問題も
同じ太平洋ルート確保がねらいである。
――――――――――――――――――――――――
4.マスコミの無責任さ 2011.3
このテーマも再々取りあげているものです。
この編では、
相撲の八百長問題の報道にクレームをつけました。
国民が関心を持つことなら、何でも報道するのか?
その結果、
「国技」への国民の関心が薄れたらどうなる?
「国技」への国民の関心が薄れたらどうなる?
そこまで考えてほしい、ということでした。
確かに、
新聞も民間事業ですから、
儲からなければ継続できません。
儲からなければ継続できません。
したがって、マスコミの報道の「目的」は、
対象者が関心を持つ→「メディアが売れる」
ということでしょう。
しかし、「ねらい」はどうなっているのか、
が問題です。
が問題です。
これをしっかりさせて、
それに副って
報道の取捨選択をしていただきたいのです。
報道の取捨選択をしていただきたいのです。
この「ねらい」は「日本の発展に貢献する」とか
「貧富の差をなくす」でもいいでしょう。
そういう節、筋がはっきりしないので、
無責任な報道になるのです。
5.共通番号制度に誰が反対するのか 2011.1
共通番号制度の「目的・ねらい」は、
はっきりしています。
「目的」は、
国民一人一人を識別できる共通番号を設定する。
「ねらい」は、
識別番号の重複管理の手間・コストが削減できる。
「名寄せ」によって、不当な利得を排除できる。
例:1人300万円までとなっている貯金を
偽名や他人名義を含め複数設定する。
所得を分割して所得税の累進課税を逃れる。
保険診療の無駄遣い(重複診療)をしている。
どの「ねらい」も悪いことは一つもありません。
反対者は、
それが行われなくなると収益の減る人たちです。
ですが、表立っては反対できませんので、
「プライバシの侵害」
「個人情報の保護」を理由にしています。
いずれも公的正義より優先するものではありません。
これらの反対論は、
共通番号制度の運用方法のことを
懸念しているのですから、
懸念しているのですから、
そのような運用ができるようにすればよいだけ
のことです。
もっともらしい反対論を報道するマスコミは
まったく「無責任」です
6.介護も医療も現状是認はではダメ!2011.1
弱っている人、
健康を損なっている人を助けるのではなく、
元気にすることに投資をした方が、
みんなハッピーではないのかという主張です。
先日のフジテレビで、
舛添要一元厚生労働大臣も
そのような発言をしていました。
そのような発言をしていました。
この項では、はっきり目的論を展開していました。
以下のとおりです。
介護制度の目的を、
「要介護者に適切な介護サービスを提供する」
ではなく、
「要介護者が、介護を必要としなくなるような、
あるいは、介護度の改善が進むような手助けを行う」
とすればよいのです。
そうして、その目的の達成度に応じて、
介護サービス提供者に
追加報償を支給するようにすればよいのです。
同じように、医療制度の目的を
「治療を必要としている人に、適切な医療を施す」
ではなく、
「治療を必要としている人が、
1日も早く治療を必要としないようにする」
とするのです。
7.教育の方法を変えましょう! 2011.2
今の社会は、
大卒者の就職難、大卒者の無能力ぶりが喧伝され、
その責任は今の学校が進学中心で、
与えられた問題に答えることばかりを
勉強しているせいだ、
勉強しているせいだ、
これではいけない、少し考えさせようということで
「ゆとり教育」をしてみたが効果がない
というようなことになっています。
これに対して、京都堀川高校で
「自分で考えさせる教育」をしたところ
1年で国公立大学合格者が6人から
106人に急増したことを本稿でご紹介しました。
106人に急増したことを本稿でご紹介しました。
私はかねてから「幼稚園時代から競争心を」植え付け
創意工夫をさせましょう、という主張をしています。
人生の目的は何ですか?
有名大学に入ることではないはずです。
そういう指導をすれば、大学に入ると目標を失って
ダメ人間になってしまうのです。
私のいた大学でもそういう人をたくさん見ました。
人生を楽しく有意義に過ごすことが
ゴール(ねらい)のはずです。
何が楽しいか、何が有意義かは
個人によって異なるでしょう。
教育の目的は、それが何かを見つけ出し、
そのための学習・習得をするようにすべきでしょう。
そのためにも
自分で考える習慣をつけなければなりません。
8.指導・しつけの原理 2011.11
105歳で養護施設「しいのみ学園」の理事長
をしておられる昂地三郎さんの指導原理を
紹介させていただきました。
この指導原理の1番目に
活動の原理(揺さぶる、刺激を与えて反応させる)
がありました。
障害がある方への指針として1番めであることは
納得しやすいのですが、
幼児でも同じだということを
孫の対応で実感しています。
孫の対応で実感しています。
以下が本稿の記述でした。
―――――――――――――――――――――
これをビジネスに展開すると
これをビジネスに展開すると
ビジネスでは肉体的な一体感やスキンシップは
問題でしょうから、
以下のようになるのではないでしょうか。
それは、
一緒に汗を流す
一緒に苦労をして一体感を醸成する
ということでしょう。
「上から目線」で指示をするだけでは
人の心は動かせません。
アメリカ型のマネジメントはその点失格です。
問題でしょうから、
以下のようになるのではないでしょうか。
それは、
一緒に汗を流す
一緒に苦労をして一体感を醸成する
ということでしょう。
「上から目線」で指示をするだけでは
人の心は動かせません。
アメリカ型のマネジメントはその点失格です。
―――――――――――――――――――――
若干補足します。
この日本式マネジメントは
人間の根源原理に基づいているのです。
どこの国に行っても通じるはずです。
日本は日本流を活かして
世界に打って出ましょう。
目的:日本流マネジメントを行う。
ねらい:世界中の人間から受け入れてもらえる。
なのです。
9.低放射線量は有益であるという証明2011.6
低放射線量の有益性について:再論 2011.7
低放射線量の有益性について再々論 2011.8
「放射能は怖い」のウソ 2011.10
このテーマは非常に非常に重要なので
繰り返しています。
繰り返しています。
現状は、科学的に見ると
「とんでもない」状況なのです。
「とんでもない」状況なのです。
すべての放射線が有害であることを主張する根拠は
ICRP(国際放射線防護委員会)
の1990年の規定です。
ICRPは2007年に改訂版を出し、
厳しい条件を緩和していますが、
日本社会は厳しいママが幅を利かせている状態です。
この20~30年間、多くの実証的研究が行われ、
年間100ミリシーベルト以下の被爆は
むしろ有益であることが判明してきています。
むしろ有益であることが判明してきています。
しかし、このことを認めたくない人
(ICRP関係者およびそのお先棒を担いできた人)
は未だ十分な確認はできていない、
は未だ十分な確認はできていない、
これから年月をかけて確認しなければならない、
などと嘯いています。
この誤判断によってどれだけのロスが発生しているか
避難した原発周辺の人たちが戻れない
住まい、学校がバラバラのまま
農作物・畜産物が出荷できない
気の遠くなるような除染を行わなければならない
理屈抜きで早くこのロスを解消しなければなりません。
理屈抜きで早くこのロスを解消しなければなりません。
10.ソフトウェア保守の改善をしましょう!
2011.9
これは、
私が責任者であるシステム企画研修株式会社が
私が責任者であるシステム企画研修株式会社が
力を入れているソフトウェア保守業務の改善事業を
ご紹介したものです。
その内容を、若干補足を含めてご紹介します。
1.保守業務の革新研究トップセミナ
保守業務改善・改革の必要性・有効性を説く
「啓蒙」無料セミナです。隔月開催です。
2.ソフトウェア改善・改革の実践研究会
ソフトウェア保守業務に関わっている方々が
一堂に会し、
抱えている問題や改善の取り組み方法について
お互いに意見を出し合う年単位の研究会です。
今年度分は次回1月19日(木)ですが、
3.Sweeper養成研修
ソフトウェア保守業務の改善・改革方法を習得し
社内の改善・改革の推進者になっていただくための
半年研修で、本邦初の内容です。
第1期は2011年6月に開始したのですが、
ご好評でしたので、
第2期(2012年2月27日開始)を募集中です。
第2期(2012年2月27日開始)を募集中です。
おかげさまで、ほぼ定員になりつつあります。
4.ソフトウェア保守業務改善・改革コンサル
兄弟会社である株式会社データ総研と共同で、
以下の資料のようなメニュで実施します。
クリックしてください。
この資料では、
「保守」を「改良開発」と称しています。
「保守」を「改良開発」と称しています。
この中の改良開発業務新見積り手法導入支援は、
2011年11月号の
「大発明!ソフトウェア保守工数の新見積り手法」
でご紹介しています。
番外 プライベートなテーマ
以下のような記事を写真付きでご紹介しました。
これはこれで、
ご好評いただいたのではないかと思っています。
自由にお持ちください 2011.4
赤ちゃんの無垢な笑顔が特上 2011.5
我が家の前に立派な公園ができました2011.5
ゴールデンウィークの成果 2011.6
ちょっと休憩 2011.7
花の話題つづき 2011.7
0911 1周年 2011.10
私の趣味「銀杏採り」のご紹介(写真なし)
2011.11
写真は、前年のブログ「今年は銀杏が不作でした」
をご覧ください。
我が家の前の公園の賑わい 2011.12
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