2017年11月17日金曜日

日本を凋落の危機から救う対策は??

【このテーマの目的・ねらい】
 目的:
  日本の良さを明らかにし、それを通すことを主張されている
 「日本のものづくりを救う!最強のすり合わせ技術」
  をご紹介します。
  その延長で日本が生き残る道を検討してみます。

ねらい:
  何とか安倍総理の力で
 この方向が実現できることを期待いたします。
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津曲公二さんと坂井昌昭さんの書かれた
日本のものづくりを救う!最強の「すり合わせ技術」
を読ませていただいて考えました。



本書は、日本の国民性、優れた資質を活かして、
日本頑張ろうというメッセージを発信しておられます。
思いがたいへん重いメッセージです。

大賛成で、これを機会に
日本を凋落ならぬ没落の危機から救う方法を検討してみました。
まず日本人の国民性についてこう書いておられます。
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【わが国だけにある資源】

他の国にはなく、わが国だけにある資源、
それは日本だけを見ていると見えにくいかもしれません。
海外に旅行すれば、はっきりとわかってきます。

階層意識が低くオープンな社会構造
約束を守る、
時間を守る、

協調性にすぐれ、
勤勉で誠実な国民性、
黒か白か決着を付けずにあいまいさを許容する、

職場で上司が部下を育成する気風、
必ずしも儲けだけを追求するのでなく誰かの役に立ちたいという経営、
リクツはともあれまずはやってみようという技術(実践)志向。

技術大国日本の資源はヒトであり、
ヒトを大切にする文化だと思います。
―――――――――――――――――――――――――
ビジネス風土についてはこういう主張をされています。

1)社会の階層意識が低い。
2)カネ儲けより誰かの役に立ちたい。
3)いいとこどり(クリスマス、除夜の鐘を聞く、神社に初詣する、
  TQC,QC、シックスシグマ、PM、TOC,VE,VA)

して「経済と道徳を融合させた渋沢栄一」
「行き過ぎた儲け主義を否定したソニー創業者の信念」を紹介された後で、
「誠実で真摯な努力が世界で味方をふやす」を結びとされています。

途中で、現代日本の弱点も指摘されています。

企業間で階層意識がある。
見せかけの安心で、ほんものの安全をごまかしている。
効率性重視で効果性軽視の傾向がある。

しかし、日本の良さを見直して原点回帰しようと主張しておられます。.
そのとおりだと思います。

しかし私の見るところ、
現代日本が苦境に陥っている原因は大きく二つあります。

1.技術がそして社会生活が革新の
  時代に入っている。

これはご承知のとおりのことですが、日本人には逆風です。
日本人の思考法には全般的に見ると、
千年に亘る農耕文化によって醸成された以下の傾向があります。

1)先進性がない(過去の延長で物事を考える)
2)集団の和を重んじ独自意見表明を嫌う。
3)その延長で、リーダシップを発揮したがらない。

この思考法は、
過去の延長で改良をしていけば良かった高度成長期まで、
日本の製造業が世界を制覇するのに貢献しました。

今はその時代ではありません。
ダイソンに掃除機で負ける時代になってしまったのです。
この掃除機には
技術で負けたのではなく発想・企画で負けたのです。

製造技術で生き残れる日本の製造業はあるのでしょうか。
今や自動化・ロボットの時代でしょう?
自動車だってEVになると
すり合わせ技術は不要になると言われています。

この時代は、新しいモノ、コトを考える発想力が求められているのです。

2.精神風土は米国流に毒されて、
  日本的良さ・美徳を失いかけている。

「失いかけている」と言うのは、こういうことです。
戦前生まれの旧世代人およびその旧世代人に育てられた日本人は
日本的良さを失っていません。

しかしその後の世代は、
都会の核家族育ちでその良さが伝承されていません。

東北大震災の時に、
自分のことを置いて他人を助けた多くの美談が
世界の人たちに感銘を与えました。

これは「田舎」であるから実現したことなのです。
都会ではマンションの隣人を助けたりしないでしょう。

この2点を要約すると、
日本人の思考特性の良い部分を失って
苦手な部分で戦わなくてはならない時代になってしまっている
ということです。

どうしたらよいのでしょうか。
同書では、「すり合わせ」を知の世界に持ち込んで、
知のすり合わせ」をしたらよいと言っておられます。

「知のすり合わせ」は、
部門間とか機能間での調整ということになります。
私の勉強不足かもしれませんが、、モノのすり合わせ技術と

部門間の調整技術とは全く異質のものではないでしょうか。
部門間の調整が日本でやりやすいとすれば、
縦割り意識よりも企業一家主義で
協調意識があるという面かもしれません。

残念ながらこの点も、
米国流に毒されて弱くなってきているのではないでしょうか。
もう一度言います。どうしたらよいのでしょうか。
あらためて日本の特性を評価してみましょう。

 1)高齢化先進国である
 2)きめ細かい気づきが得意 
 3)地道な努力をする
 4)自然との共生

この2)~4)は日本人のDNA的な特性で今も活きています。

日本が得意な技術は、2)と3)を活かして

5)ロボット
6)ゲーム、アニメ
でしょう。

この特性から考えられるのは、
以下の領域のビジネスではないでしょうか。  

A.ロボットを積極的に活用する介護・医療の世界
 
 この点の認識は一般的かと思いますが、
 国家戦略として他の領域は捨ててここに重点投資すべきです。

B.ロボットとゲームを融合した
     老人を元気にするもの・スポーツの世界
 
 老人が元気に活動すれば、
 健康寿命が延びて医療費の削減になります。
 
 老人たちが家にこもらずに毎日外で楽しめる
 ゲートボールより断トツで素晴らしいものを開発するのです。
 AIの活用なども有効でしょう。
 ヒントはSONYが今年の6月に13年ぶりに出した玩具
 と言われる、学べるロボ「トイオ」です。
 これを人体大に大型化して、チームでロボットを作り
 お互いに戦わせるのです。

C、老人が社会貢献できる働きの場を作る世界
 
 老人が遊んでばかりの社会は成り立ちません。
 老人の知識・知恵を活用する働き場を作る必要があります。

 たとえば、
  ロボットの助けを借りての介護関係
  ゲーム・アニメの力を借りての小学校の社会科の先生
  同じく体育や音楽、家庭科の先生

  ロボットの力を借りて植物お花や果実)を育てる農業
  (お花や果実は心を込めるといいモノができるのです)
  自然との共生心を活かす道はもっとたくさんあるでしょう。
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途中から、私の主張になってしまいましたので、
あらためて、本書の主張をご紹介しておきます。
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本書では、すり合わせ技術を使いこなすだけにとどまらず、
技術者の生き方や日本のビジネス道などを
6つの章(観点)にして、述べています。

第1章 効率一辺倒はやめる。

わが国は「見えない資産(無形の資産)」の宝庫であり、
社会の安定を維持していること、
これはどこの国もなし得ない優れた特質です。

すべてにおいて効率指標をもちこむことをやめれば、
わが国はもっと発展できます。

第2章 国際標準に振り回されない。

国際標準にはホンネがある。
物ごとには、もっともな建前や美しいかけ声の裏に
必ず都合のよいホンネがあります。

これらを知り、自らが提案できるためにはどうすればよいか。
筆者たちが企業で体験した事例を加えています。
注:津曲公二さんは日産自動車、坂井昌昭さんはソニーのご出身です。

第3章 「すり合わせ技術」

わが国でなければできないことは、「見えない資産」を知り、
他社がまねできないやり方を生みだすことです。
いまそこにあるさまざまな資源の活用を考えます。

第4章 戦略に強くなるカギも
     「すり合わせ技術」

わが国は戦略で負けています。
マクロよりもミクロが気になり、手法に関心を寄せるが、
残念ながら、その背景にある思想(ベースになる考え方)は
あまり気にしない傾向があります。

すり合わせ技術を上手に使えば、
戦略と戦術は同時進行できることをみていきます。

第5章 チーム力を磨くために
     技術者がはたすべき役割

技術者はやりがいのある仕事です。
とくに日本においてはそうだと思います。

職場で仕事をしながら自分はどう成長するか、
技術者のリーダーシップとは何か、
いざというとき判断がぶれないための軸にしたいことなど、
技術者の器量について述べます。

注:お二人は技術者です(でした?)。

第6章 日本のビジネス道

積極的に世界に向けて発信すべきことを提案しています。
誠実で真摯な努力を基本にする日本のやり方は、
世界の各国から信頼されています。

いま世界中でカネ設け第一のやり方が広まっています。
日本のビジネス道がこれからも
世界で信頼され続けることを述べます。

日本のように共存や共生に重きを置く国は、
世界にもっとあったはずですが、
今ではほとんど日本だけになりました。

自分の企業の利益だけしか考えないやり方、
市場を独占するのがベストという考えかたなどは、
いずれは破綻してしまうことでしょう。

日本のやり方は世界に広めるべきすばらしいもの、
という認識を、技術者にかぎらずすべての人たちに
強くもってもらいたいと思っています。
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お二人の言われるとおりです。
しかし、最近の製造業で起きている複数の不正は、
まさに「効率重視」に毒されて起きてしまっていることで、
世界に対して日本の信用を大きく傷つけてしまっています。
お二人の悩みは大きいでしょう。

2017年11月15日水曜日

今年の流行語大賞は何でしょうか!

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 今年の流行語らしきものを知っていただきます。
 どれが大賞になるか予想していただきます。
 (宝くじよりは当たるでしょう!)

ねらい:
 楽しみにしていただきます。
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今年の流行語大賞の候補30語が発表されました。
大賞が発表されるのは12月1日だそうですから、
どの語が大賞になるか予想してみましょう。


2017年流行語大賞候補

1.アウフヘーベン
11けものフレンズ
21.ハンドスピナー
2.インスタ映え
12.35億
22.ひふみん
3.うつヌケ
13.Jアラート
23.フェイクニュース
4.うんこ漢字ドリル
14.人生100年時代
24.藤井フィーバー
5.炎上○○
15.睡眠負債
25.プレミアムフライデー
6.AIスピーカー
16.線状降水帯
26.ポスト真実
7.9.9810秒の壁)
17.忖度
27.魔の2回生
8.共謀罪
18.ちーがーうーだーろー
28.○○ファースト
9.GINZA SIX
19.刀剣乱舞
29.ユーチューバー
10.空前絶後の
20.働き方改革
30.ワンオペ育児


流行語と言えば、「はやり言葉」ですから、
本来は多くの人が使った言葉ということなのでしょう。

しかし候補を見ると、
話題になったけれども一般の会話の中では使われてはいない言葉も
多く登場しているようです。
例えば、「藤井フィーバー」「線状降水帯」「GINZA SIX」などです。

うんこ漢字ドリルは、このままの言葉では使われなくて、
「うんこ」という言葉が、
日常会話の中であまり抵抗なく使われるようになった
という面があるかもしれません。
そういう意味でこの語は、あるとすれば特別賞でしょう。

その意味で、
会話の中に登場したのではないかと思われる言葉としてみると、
炎上、35億、忖度、ちーがーうーだーろー、ファースト
せいぜいが、働き方改革、でしょう。

その中からどれが一番でしょうか。

どうもこれが1番とはっきりしているのはなさそうです。
私としては、35億やちーがーうーだーろーも面白いのですが、
多くの人が政治や社会に関心を持っていただくという意味で
忖度であってほしいと思います。

因みに、過去3年の大賞は以下のとおりで、
2014年の以外は、そうかなあ、という程度ではないでしょうか。
 2014年 ダメよーダメダメ
 2015年 爆買い
 2016年 神ってる

皆様はどう予想されますでしょうか。

2017年10月31日火曜日

脱肉食の勧めー続き 人工肉登場!!

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 脱肉食の新しい動きが
     活発になりつつあることを知っていただきます。


ねらい:
 今後の動向にご注目ください。
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前月の当ブログ
「脱肉食の勧め
  ‐ネアンデルタール人は肉食依存体質で滅んだ」で、
私の最近の食事でのおかずをご紹介しました。


魚の練り製品と油揚げ・揚げ豆腐などの
植物性タンパク質中心にしているということです。


ところがその後、
栄養学的には足りているのでしょうが、
歯ごたえ等の食感が物足りない、
と思うようになりました。


そこで、仲間に
肉の食感のある、
昔の人工肉的な植物性蛋白質食品が
出てくるのではないか」と話したりしていました。


そうしましたら

10月30日日経新聞夕刊にこういう記事が載りました。
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植物性蛋白質脚光 (本当にこんな特大フォントでした)

三井物産 エンドウ豆で食肉風、健康志向に対応


三井物産は昨秋に出資した米食品会社サベージリバーが
開発した「植物肉」を日本市場に投入する。
エンドウ豆から採った植物性たんぱく質を原料に使っており、
まずはハンバーガー用のパテを18年春ごろに発売する計画だ。
植物性たんぱく質を肉の分子構造に近づけることで
風味や食感などを再現した。


健康意識の高い消費者のニーズがあると見込んでおり、
高級ハンバーガーを手掛けるレストラン
などに販売する。


サベージ社は11年設立の食品ベンチャーで、
植物性たんぱく質による鶏肉や牛肉の代替製品
を手掛けている。


米マイクロソフトの創業者ビル・ゲーツ氏の財団や
米精肉最大手タイソン・フーズも出資している。
米国では高級スーパーのホールフーズ・マーケットが
16年から販売を始め、取扱店を広げている。


*植物性たんぱく質
植物に含まれるたんぱく質。
大豆に含まれる「大豆たんぱく」や
小麦に含まれる「小麦たんぱく」が主流だが、
近年は水草などを原料とする植物性たんぱくなどにも
注目が集まっている。

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この記事には、


これら代替食品は、
将来の食糧不足に備える狙いもある。
新興国の経済成長や世界人口の増加を背景に
食肉などたんぱく質需要の拡大が見込まれ
食肉価格の高騰も危惧されている、


と書かれていました。

 
お気づきでしょうか。
人工肉が高級品なのです。昔の人工肉とはその点が違います。
「健康のため」にお金持ちが食べるのです。


ですが、健康目的、食糧危機に備えるという目的以外にも
目的があります。


それは「脱肉食の勧め」の当ブログでの元祖であるマルタ・ザラスカ氏が
紹介されていたように、
動物を殺して食べることの野蛮さをやめようという主張です。


クジラだけでなく牛も豚も鳥もいけないのです。
確かにそう思う人がいておかしくありません。
私もだんだんそう思いだしています。


いずれにしても人工肉産業はこれからどんどん伸びるでしょうね。
お金のある方は投資されたらいかがですか!!!

問題解決について少し考えてみませんか!!

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 弊社の新しい研修の方法をご紹介します。
 問題解決とは何かについて少し考えていただく。

ねらい:
 できれば、研修受講を周辺の方にお勧めくださいませんか。
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現在は「研修冬の時代」と言われています。

日本のビジネス界が
旧来型のOJTでは対応できなくなってきているにも拘らず、
それに代わる有効な研修方式を見いだせないでいる、
現場が残業規制もあり超繁忙である、
などの理由から、研修受講者・研修受講時間が激減しているのです。

そこで研修会社でもある弊社は、
あらためて研修を受講する際の課題を究明し、
その課題解決をする新シリーズの研修を考案いたしました。

料金も高価・貴重なガイド類が提供されることを考慮すると
極めて「リーズナブル」です。


研修受講の課題と対策
 
研修受講の
課題
状況
新シリーズの対策
研修参加時間
の捻出
昨今の業務繁忙と残業規制で研修に参加する時間が取れない。
集合研修は1日だけにする。
必要技術
の習得
現在および今後に備えて、必要な技術は習得する必要がある。
技術内容を収録したガイド等を提供し、研修時間不足を補っていただく。
受講成果
の実現
ビジネスは「結果を出してナンボ」であり受講成果を出さなければならない。
プログラム内に実践期間と実践報告をする場を設けており、実践=成果の実現を強制している。

 新シリーズの研修は「エッセンス実践」シリーズと銘打っているのですが、
以下の6コースから構成されます。
今回、その後半のDEFの3コースをリリースしました。




詳細は、こちらをご覧ください。→ 詳細案内へ


後半3研修の共通テーマは「問題解決」です
ビジネス従事者は問題解決者であると言われています。

朝出勤すると、
上司が「すまないがこれに対応してくれ」と言います。
お客様や他の部門から「これはどうなっているか」
 と問い合わせがきます。
 
昨日までの課題も片付いていません。 
課題の解明には原因分析も必要です。
 
それらをやり繰りして会議にも出席しなければなりません。
場合によっては会議用の資料準備も必要です。
 
目標管理の対象にしているテーマの検討もしなければなりません。

これらすべてが問題解決です。

このいろいろな種類の問題をテキパキ解決する能力を身に付けなければ、
「彼は仕事ができない」「仕事が遅い」というレッテルを貼られてしまいます。

巷には、それらの処方箋のような「こうすればできる本」が
実にたくさん出ています。

それらを買ってみた方もおられるのではないでしょうか。
おそらくギブアップでしたでしょう?

そんなに簡単に問題解決能力が身に付くわけがないのです。

今回の新研修シリーズはこれまでの「こうすればできる本」と
どこが違うのでしょうか。


【新研修シリーズの特色】

新研修シリーズは、
前記課題に対応した以下のような3点セットの仕掛けによって
現実的成果が実現できるようになっています。


1.1日だけの集合研修は動機づけの場です。

独学で新しい方法を習得するのは至難です。
人間は社会的動物です。
他の人と一緒に学ぶとその気になれるのです。


その場では、
自習では理解や習得が困難な技法だけを学ぶようになっています。
演習テーマも、
残業削減や働き方改革、競争力強化、など現実的な「難題」をとりあげます。


研修コース名
集合研修で学ぶ中核技法
Dこれが目標達成の近道だ!
「目的・ねらい記述書」
Eこれが問題解決の王道だ!
「問題点連関図手法」
Fこれが要件定義だ!
要件定義の中の「目的・ねらい」の位置づけ


 2.1日研修では習得困難な技法を
   収録したガイドが提供されます。

それぞれの研修テーマは1日の研修で習得できるほど
底の浅いものではありません。

そこで、これまで長い期間や多くの労力・費用をかけて開発されてきた
手法解説やガイド、事例が小冊子やデータの形で受講者に提供されます。

これらを活用して実際の問題解決に当たることができるようになっているのです。

研修コース名
提供されるガイド類
D これが目標達成の
  近道だ!
  • MIND-SA基本手法ハンドブック
  • 目的達成手法コンパクトガイド
  • 各種目的・ねらい記述書様式データ
  • 目的・ねらい記述書事例集(約60点)
E これが問題解決の
  王道だ!
  • 問題解決バイブル(小冊子)
  • MIND-SA基本手法ハンドブック
  • 目的達成手法コンパクトガイド
  • 問題点連関図テンプレート(10点)
  • 問題点連関図事例集(約500点)
F これが要件定義だ!
  • ハイブリッド時代の要件定義ガイド一式
  • (手順書、様式・事例、ガイド)
  • MIND-SA基本手法ハンドブック
  • 目的達成手法コンパクトガイド


3.習得すべき技法を実践する場を設定しています。

皆様、実務的技能研修以外の研修で、
学んだことを実践したことがおありですか?
ほとんどないのが通例です。

そこで当研修シリーズでは、実践報告会を設定することによって
実践を「強制」するようになっています。
この予定があることによって「その内にやろう」から脱却できるのです。

この方法は弊社の多くの研修で実証済みで、
ほとんどの方が素晴らしい成果を上げる実践をされています。

他の方の実践結果の報告を聞けるのは一種のケーススタディで、
非常に多くのことを学ぶことができます。

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【新研修シリーズの問題解決手法の特色】


このDEF3研修で習得いただく問題解決手法については
以下のように他にない特色を持っています。


1.まず問題解決の種類分けをしています


 当然ながら、
 問題解決の種類によってどうすればよいかが異なっています。
 ところが「こうすればできる本」はその前提を明示していません
 これでは入り口で躓いてしまいます。


 新研修シリーズでは問題解決の種類を以下のように分けて、
 それぞれのアプローチ法をガイドしています。
 
 これをご覧いただけば、これらをいっしょくたにして
 「こうしたらよい」などのガイドが有効なわけがないことが
 お分かりいただけるでしょう。
 
  

詳細は、PDFファイルをご覧ください。→ PDFファイルへ


2.「問題解決=対策の立案と実施」の前に、
                   問題解決の目標設定が必要です。
 
 「何のためにその問題を解決する必要があるのか」です。

 「どうすれば残業が削減できるか」の前に
 「なぜ残業を削減しなければならないのか」の検討が必要です。


なぜ残業を削減しなければならないのか
どのようにして残業を削減するか
残業削減の実行

  残業を削減したくない人もいます。
 「仕事を仕上げるため」「残業代が必要」等々です。

 その人たちにとっては、残業削減の検討などしたくないでしょう。

 それでもなぜ残業削減が必要かが納得できれば、
 残業削減の検討をするでしょう。

 また、残業削減の目的によって、
 どのような残業を削減すべきかの方向性も出てきます。

 機械的な削減目標の設定や条件設定は愚の骨頂です。
 経営自体の方向性を狂わせてしまいます。

 当研修シリーズの手法では、
 問題解決対策の検討の前に、
 問題解決の「目的・ねらい」設定のプロセスを設けています。

 このプロセスは有効な問題解決にとって必須です。
 これを説いていない問題解決のガイドはまったくの無知か無責任です。


3.衆知を集めて検討する
  問題点連関図手法を基本に据えています。
 
 アイデアを出すだけでよいテーマなら、
 優秀な人が知恵を絞ればよいかもしれません。
 
 しかし、多数の人間が関わる業務の改善改革のテーマについては、
 どんな優れている人でも、有効な解決策が立案できるとは限りません。
 今回の衆議院選挙に対する小池氏の独断専行は失敗しました。

 システム企画研修株式会社が発明した問題点連関図手法は、
 過去30年間、2万人の受講者にもまれてきました。
 衆知が衆愚にならないようなガイドが豊富に収録されています
 単純な「なぜなぜ5回」を越えた現実的ノウハウです。
 
 この問題点連関図手法は、
 目標設定と解決策検討の双方に適用ができます。

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さあいかがでしょうか。
「もう一度学びなおしてみようか」でも結構ですし、
「彼に受けさせてみようか」でも結構です。

ぜひ「ものは試し」でトライしてみていただけませんか!!

研修内容の詳細とお申し込みについては以下よりご参照ください。
http://www.newspt.co.jp/data/kensyu/open/essence.html

  

2017年10月30日月曜日

動物生態学は理系学科ですか?人文科学系でしょう!

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 人類以外の動物が賢いことをしているという著書をご紹介します。
 その典型的な例をご紹介します。
 自然科学と人文科学の違いについて考えていただきます。


ねらい:
 人さまざまです。 
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霊長類の社会的知能研究における世界の第1人者といわれる
オランダのフランス・ドゥ・ヴァール教授の書かれた
「動物の賢さが分かるほと人間は賢いのか」を読みました。



この本の帯にはこういう紹介が載っていました。
「ラットが自分の決断を悔やむ」
「カラスが道具を作る」
「タコが人間の顔を見分ける」


「チンパンジ―は食べ物のありかを知っていることを悟られないようにふるまう」
「カケスは相手が何を欲しがっているかを見極めてプロポーズの贈り物を選ぶ」
「アシナガバチは一匹ずつ顔が違い、仲間の顔を見分けている」
「タコは自分を攻撃した人間を覚えていて、怒りをあらわにする」


こういう興味深い事実がえんえんと登場します。
その一例を以下に掲載します。


オウム
  • 言葉を話す(本文参照)
チンパンジー
ゴリラ
  • 手話をする(本文参照)
アジア象
イルカ
カササギ
  • 鏡を見て自分と認識する。(ミラーテストという)
チンパンジー
ザトウクジラ
野生のサル
  • 体制順応バイアス(「郷に入っては郷に従う」)
  • 本能ではなく、他人(母親、仲間など)がしていることを学ぶ(真似する)。
イルカ
  • 仲間の発する音(シグネチャーホイッスル)を20年も覚えている。
タコ
  • 背景の岩や水中植物に模倣する。
  • 人を覚えている。
カラス
  • 膨大な数の木の実を隠して覚えている。
  • 隠すところを見つかると、気づかれぬようにこっそりほかの場所に移す。

実際の文章の興味深い例を以下にご覧ください。

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私たちは日常的に考えや感情を言語で表現するので、
言語に役割をあてがっても大目に見ていいかもしれないが、
言葉が見つからなくて困ることがどれほど多いことか。

自分が何を考えたり感じたりしているのかわからないわけではないが、
それを言葉でどう表せばいいか、どうしてもわからないのだ。

こんな苦労は当然ながら不要のはずだ
――もし思考や感情がそもそも言語の産物であれば。

もしそうなら、言葉が滝のようにあふれ出てくるはずだろう!
今では広く受け容れられているように、言語はカテゴリーや概念を提供して
人間の思考を助けはするものの、思考の素材ではない。

じつは私たちは、思考に言語を必要としない。

認知機能の発達の研究におけるスイスの草分けであるジャン・ピアジェは、
言語習得前の子供は思考できないなどとは、けっして認めなかった。

だからこそ彼は、認知は言語から独立していると断言したのだ。

動物についても、状況はよく似ている。現代的な心の概念の形成を主導した
アメリカの哲学者ジェリー・フオーダーは、こう言っている。

「自然言語は思考の媒体であるという主張の明白な
(そして、十分な、とも考えるべきだった)反証となるのは、
言語を持たずに思考する生き物の存在である」


なんという皮肉だろう。

言語の不在が人間以外の種における思考の存在を否定する論拠だった
時代から、私たちははるかな道のりを歩んできて、言語に頼らない
生き物が明らかに思考をしている事実が
言語の重要性を否定する論拠となる所まで来たとは。

私は事の成り行きに不平をこぼすつもりはないが、その成り行きは、
アレックスのような動物を対象とする言語研究に負うところが大きい。

そうした研究が動物の言語そのものの存在を立証したからではなく、
私たちが簡単に理解できるかたちで動物の思考力を
明るみに出すのを手伝ったからだ。

私たちは、賢そうな鳥たちが、話しかけられれば応え、
物の名前を非常な精度で発音するのを目にする。

さまざまな色をした、羊毛でできた物、本でできた物、
プラスティックでできた物が
いっぱい載ったトレイがアレツクスの前に置かれる。

アレックスは一つひとつを嘴と舌で触るように促され、それから、
全部をトレイに戻したあと、
二つの角がある青い物は何でできているか訊かれる。


「羊毛」と正答するとき、彼は色と形と材質の知識を、
特定の物がどんな感触だったかという記憶と組み合わせている。

あるいは、緑色のプラスティック製の鍵と金属製の鍵を見せられ、
「何が違う?」と訊かれると、「色」と答える。

「どちらの色のほうが大きい?」と訊かれると、「緑色」と答える。

アレックスの研究の初期段階で私が目にしたように、
アレツクスが課題をこなすのをわが目で見た人はみな、肝を潰す。

むろん、懐疑的な人々はアレックスの技能を
丸暗記による学習の結果としようとしたが、
使われる物も、与えられる質問も絶えず変わっていたので、
手持ちの答えだけでこの水準の実績を残せたとはとうてい考えられない。

すべての可能性を処理するには厖大な記憶が必要になっただろうから、
アイリーンがしたように、アレツクスが基本的な概念をいくつか習得し、
それらを頭の中で組み合わせられたと考えるほうが、じつは単純だ。

そのうえアレックスは、アイリーンがいなくても答えられたし、
現物を目にする必要さえなかった。

トウモロコシがなくても、
トウモロコシは何色かと訊かれれば「黄色」と答えた。

とくに感心させられるのが、「同じ」と「違う」を区別するアレックスの能力だ。

この課題には、さまざまな面で物を比較することが求められた。
名前を言ったり、比較したり、色や形や材質を判断したりといった、
これらの能力はみな、アレックスが
訓練を始めた頃には言語を必要とすると考えられていた。

アレックスの技能がなかなか世の中に認めてもらえないので、
アイリーンはいまいましい思いで悪戦苦聞を続けた。

鳥類の能力に対する疑念は、私たちの近縁種である、人間以外の
霊長類の能力に対する疑念よりもはるかに根深かったから、なおさらだ。

だが、長年にわたって辛抱を続け、確固たるデータを積み重ねた結果、
アイリーンはついにアレックスが有名になるところを目にして
溜飲を下げることができた。

2007年にアレックスが亡くなると、「ニューヨーク・タイムズ」と
「エコノミスト」の両紙が訃報を載せて彼を讃えた。

この間、アレックスの親戚にも世間を感心させる者が出始めた。

あるヨウムは、声を真似るだけではなく、それに合わせて体も動かした。

飼い主をお手本にし、「じゃあまた(チャオ)」と言いながら、
片方の足か翼を振って別れの挨拶をしたり、
「僕の舌を見て」と言いながら、舌を突き出したりした。

鳥が人間の体と自分の体との間で、そのような類似性をどうやって
把握できたのかは謎のままだった。
そして、フィガロというシロビタイムジオウムの例もある。
彼は自分が入れられた大きな檻の木の梁から細長い木片を折り取り、
檻の外に置かれた木の実を取るのに使った。

フィガロ以前には、道具を製作するオウム科の鳥の事例は一件も
報告されたことがなかった。
このような事例に接すると、コーツも飼っていたヨウムやコンゴウインコで
同じような実験を行なったことがなかっただろうかと考えてしまう。

彼女は道具に強い関心を抱いていたし、未訳の本が六冊あるのだから、
実験を行なっていたといつの日か聞いても、私は驚かないだろう。

発見するべきことがまだたくさんあるのは明らかで、
それはアレックスの計数能力のテストからも明らかになった。

アレックスの才能は、コウモリの反響定位の発見者
ドナルド・グリフィンにちなんでグリフィンと名づけられたオウムを、
アレックスと同じ部屋で研究者がテストしているときに偶然明らかになった。

グリフィンが数と音を組み合わせられるかどうかを調べるために、
研究者たちはクリック音を、たとえば二度立てる。

その場合の正解は「二」だ。だがグリフィンが答えられなかったので、
さらに三度、クリック音を立てると、
部屋の向こうからアレックスが「四」と割り込んできた。

そのあとさらに二度、音を出すと、アレックスは「六」と言い、
その一方でグリフィンは黙ったままだった。

アレックスは数になじみがあり、緑の物もいくつか交じった、
多くの物が載ったトレイを見せられたあとで、「緑の数は?」といった
質問に正しく答えられた。

だが、今度は足し算をしていたわけだ。

そしてそれ以上のことも。
なにしろ、視覚的な情報なしでやっていたのだから。

かつては足し算も言語に依存していると考えられていたが、
その考え方は数年前、チンパンジーが足し算に成功したときに、
すでに揺らぎ始めていた。

アイリーンはアレックスの能力をもっと体系的にテストすることにし、
パスタの小片など大きさの違う物をいくつかカップの下に置いた。

そして、アレックスの前でカップを数秒間持ち上げ、それからまた下ろした。
そのあと、二つ目のカップでも同じことをし、
さらに三つ目のカップでも同様にした。

カップの下の物の数はわずかで、一つもない場合もたまにあった。

それから、中身が見えず、三つのカップだけが見える状態で、
「全部でいくつ?」と訊いた。

10回のうち8回で、アレックスは正しい合計を答えた。

間違えた二回では、もう一度質問されたときに正答した。

しかも、実物は目にできないのだから、すべて頭の中で計算したわけだ。

あいにく、この研究はアレックスが不慮の死を遂げたために中断した。

だがそれまでに、灰色の羽毛をまとったこの小柄な数学の天才は、
鳥の頭蓋骨の中ではそれまで誰も思ってみなかったほどの思考が
行なわれている証拠をたっぶり残してくれた。

アイリーンはこう結論した。

「あまりにも長い間、動物全般、そしてとくに鳥類は侮られ、知覚力の
ある生き物ではなく単に本能に動かされている生き物として扱われてきた」

どこまでが本物の言語能力か?


アレックスが口にする言葉は、ときおり完璧に意味を成していた。

たとえばあるとき、アイリーンが学科の会合のことで頭にきて
腹立たしげな足取りで研究室に入ってくると、
アレックスは彼女に向かって「落ち着いて!」と言った。

アレックス自身が興奮し易いから、
きっと以前に同じ言葉を向けられたのだろう。

他にも有名な事例がある。

手話を操るゴリラのココは、シマウマを見たときに、
自然に「白」と「トラ」を意味する手話サインを組み合わせたし、
この研究分野〔手話習得〕では先駆者のチンパンジーのワショーは、
白鳥に「水の鳥」という呼び名をつけた。

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ですが私は400ページあるこの本の記述方法に辟易としました。
私の苦手な人文科学系の記述なのです。

動物学は自然科学系の学問ではないのか?と思いました。

そこであらためて、人文科学と自然科学の違いを整理してみました。
こういうことではないのでしょうか。
 
因みに、社会科学は人文科学的ですが一部自然科学的な面もあります。
 
自然科学と人文科学の比較
 
比較項目
自然科学
人文科学
学問の特徴
真理探究
なぜの探求、正解がある
事実探求
事実は存在している。
それを現人類として見つけ出す
研究のアプローチ
実験、思考
調査
研究のゴール
発見
体系化、意味付け
学者として評価されること
発見、発明
多くの実験をしてもそれだけでは評価されない
多数の事実収集(これだけでも評価される)
体系化、理論化
成功要因
(ノーベル賞受賞のカギ)
頭脳のキレ、ヒラメキ
着眼、努力の継続
著書の傾向
理論的・構造的・体系的
(知りたいことは目次で分かる)
事実の羅列(どこに何が書いてあるか分からない)

 人文科学は、研究のゴールが体系化・意味付けであるのなら、
著書は、
その区分に従って章建てをしていただければ嬉しいですね。
 
今回の「人間は――」の本の目次はこうなっています。
これではお手上げです。
 
第1章 魔法の泉
第2章 二派物語 
第3章 認知の波紋
第4章 私に話しかけて
第5章 あらゆるものの尺度
第6章 社会的技能
第7章 時がたてばわかる
第8章 鏡と瓶を巡って
第9章 進化認知学

対して、自然科学の著作では、
発見した事実自体は単純でしょうから、
それを1冊の本にすることはたいへんでしょう。
 
そのせいか、
自然科学者の専門領域の一般書で面白いのは記憶にありません。
そこで、次の疑問が湧きました。
 
動物学は自然科学なのか人文科学なのか。
皆様どう思われますか?
 
一般的には自然科学でしょうね。
著名な動物学者はみな理学部か農学部で理系です。

動物学といっても広いですから、
動物の遺伝学・進化学や生理学は確かに理系でしょう。
 
ですが、
動物の生態を調べる動物生態学は
人文科学系ではないのでしょうか。

今回の著書がそうなっています。
 
学問分野を選ぶときには自分の特性を考えて選択しないと
迷路に迷い込むことになりそうです。