2016年5月31日火曜日

「ブラックバイト」はなぜ起きる??

【このテーマの目的・ねらい】
 目的:
 「ブラックバイト」という状況が起きていることを知っていただく。
 なぜそんなことが起きているのかを考えていただく。
 どうすればブラックバイトから逃げられるかを考えていただく。
ねらい:
 周りにそういう学生がいたらアドバイスしてあげてください。

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「ブラックバイト」とは、この本の著者今野晴貴氏によると、
以下にもありますように学生を「使い漬す」アルバイト
のことを言うようです。

この「ブラックバイト」がどんな内容であるかを
同書「はじめに」をそのまま転載させていただきますので
ご覧ください。
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 2016年1月、目を疑うようなニュースが配信された。

アルバイトの男性が、
労働災害(おそらく過労による精神疾患だろう)
になるほどの長時間労働を強いられていたというのだ。

うどん店やラーメン店を全国展開するエイ・ダイエング(東京)が
昨年四月、アルバイト店員に長時間労働をさせたとして、
川崎南労働基準監督署(川崎市)は12日、労働基準法違反の疑いで、
当時の男性社長(38)ら2人と、法人としての同社を書類送検した。

送検容疑は昨年4月、
時間外労働や休日労働に関する労使協定を超え、
20代男性に110時間の時間外労働や体日労働をさせ、
休憩を与えないまま最大一六時間の労働もさせた疑い。(共同通信)

アルバイトであるにもかかわらず、過重労働で倒れてしまう。
実は今、そんな事態が日本全体で急速に広がっている。

おそらく、多くの読者は理解に苦しむことだろう。
アルバイトとは、気楽なものではなかったのか。

「フリーター」という言葉が近年流行したように、
「自由を求める」働き方のはずだろうと。

ところが、右にあげたような事例はけっして例外的な事件ではない。
外食、小売り、学習塾のチェーン店では、日常の光景になっている。

数万円にものぼる商品の買い取リノルマ、体みなしの10日連続勤務、
体日出動や他県への出張命令……。
大企業が組織的にアルバイトの過重労働を利用していることもある。

アルバイトに過重労働が広がったことによって、
もっとも重大な被害を被っているのが高校生・大学生たちだ。
学校のテストや授業よりも、アルバイトを優先するように強制され、
「単位が取れない」
「留年してしまった」
「進学をあきらめた」という問題が、
全国で一斉に吹き出している。

そして、今では学生を「使い漬す」アルバイトは、
「ブラックバイト」と呼ばれるようになっているのだ。

最近で学生の親からの労働相談が絶えない。

「子どもが家に帰ってこない、学校にも行っていないようだ」
「アルバイト先に運日の出動を命じられて大学を退学してしまった」
「高校生の子どもが、アルバイト先でうな重を10個も
買わされて帰ってきた」

私は若者の労働相談を受け付けるNPO法人「POSSE」の
代表として、学生たちの労働相談に関わってきた。

これまで、1000件を超える高校生・大学生の労働相談に、
私たちは対応してきた。

また2013年からは弁護士、学者、労働組合の関係者でつくる
「ブラック企業対策プロジェクト」の共同代表を務め、
アルバイトの実態調査や政府へ中の提言も行ってきた。

私たちの相談活動や調査結果からは、
問題の背後に産業界の変化、学生の貧困の拡大、
教育の変化など、さまざまな要因があることが見えてきた。

さらに、私たちの訴えかけを受けて、政府・厚生労働省も対策に
乗り出し、学生向けの労働条件の「自主点検表」を公開した。

違法行為が横行していた個別指導塾の業界には、
異例の業界全体への指導が出された。

しかし、問題はまったく収束の気配を見せていない。

この労働問題は、一過性の問題ではなく、日本社会の根底を
揺さぶるような、根深く巨大な社会構造に関わるからだ。

本書では、「ブラックバイト」がなぜ今、
これだけの猛威を振るっているのかを、さまざまな視点から考える。

まず、学生を雇用する「企業の側の事情」を
膨大な事例から読み解いていく。

この作業を通じ、なぜ企業が学生を酷使せぎるを得ないのか、
その理由が見えてくるだろう。

次に、学生側がどうして「ブラックバイト」に
絡め取られてしまうのか。
彼らの経済状況や学校の実情、そして変化する
「若者の意識」の観点から分析を行う。

そのうえで、今、私たちに何が求められているのかを
間題提起する。

本書で使用した資料は「ブラック企業対策プロジエクト」の
調査結果に加え、NPO法人「POSSE」の労働相談の記録
(個人が特定されないように記述している)と、
私が授業を行った大学でのアンケートの内容
(学生の承諾は得ている)、
さらに、私が関係している労働組合
(「ブラックバイトユニオン」および「個別指導塾ユニオン」)の
事例を主に用いている。

企業名が明記されている事例は、当事者に配慮して、
事件が紛争化し公になっているものに限っている。
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ブラックバイトの事例

本書で実名でブラックバイトの状況を記載された事例は
以下の4社です。
 外食 「しゃぶしゃぶ温野菜」
 コンビニ 「ファミリーマート」
 学習塾 「スクールIE」
 牛丼チェーン 「すき屋」

いずれも苛烈な状況が生々しく伝えられています。

ブラックバイトの発生状況
2014年7月に著者たちの行った全国の学生4702人の調査によると、
以下のようです。、

 アルバイトのために授業を「たびたび欠席する」もしくは
 「ときどき欠席する」学生は8.3%、
 「シフトを会社の都合で勝手に変えられることがあるか」は
 26%が「よくある」「ときどきある」としている。

 「シフトに入りたくないのに入れと言われた経験」は32%
 「シフトを削られた経験」34% 
                いずれも「よくある」「ときどきある」

この数値は、「たびたび」と「ときどき」が一緒になっています。
一般には「ときどき」などゆるい方は、
「たびたび」などきつい方の4―5倍あります。
ということは問題が大きいのはそれほどはなく、
ブラックバイトが一般に「蔓延している」ということではない
と思われます。

ブラックバイトの状況
本書の帯には、
ブラックバイトの状況として以下の10項目が示されています。
 自分がいないと職場が回らない
 過重な責任
 長時間・深夜勤務、遠距離へのヘルプ
 急な呼び出し、シフトの強要
 最低賃金割れの賃金、残業代不払い
 偽装求人
 罰金、ノルマ、自腹購入
 責任感から辞められない
 契約違反・損害賠償で脅す
 脅迫、暴力

ブラックバイトの発生原因(著者見解)
業界の事情
 ほとんどがサービス業で業務が単純化・マニュアル化され 
  アルバイトで担当可能
 比較的参入容易なので競争が激しい
 経営環境が厳しく、
     働く者に対しても厳しい条件で対応せざるを得ない。
 アルバイトに対してだけでなく
     社員に対しても厳しくブラック企業でもある。
利用される「責任感」と「やりがい」
 多くのアルバイトは厭ならすぐ辞める無責任さが売りである。
 まじめで責任感のある者。辞められなり気の弱い者が
 そのしわ寄せを受ける。
  人が少なくなれば残った者に負荷がかかるのは当然である。
  社員の分の負荷まで負わされたりする。
  それでも辞められない。
 塾などの場合「やりがい」に訴えられたりする。

希薄な法規範と権利意識
 「辞めたりすると契約違反で訴える、損害を請求するぞ」
 などと脅されると、信じてしまう。
 休みを取る権利が保証されているなどということも知らない。

学生の貧困と奨学金
 家庭も貧困で仕送りに依存できずアルバイトをせざるを得ない
 奨学金の返済のために少しは蓄えておこうということもある。
 劣悪なアルバイトでも簡単に辞めるわけにいかない。

ブラックバイト発生の根本原因(上野見解)と対策
著者の分析はそのとおりでしょう。
基本的には「弱い者いじめ」なのです。
気の弱い者が付け込まれています。

しかし、その底辺にはその企業の事情があります。
酷い事例は、コンビニ、外食産業、塾、
いずれも競争が極めて激しい業界です。
事例で取りあげられているのは、
その業界のトップ企業ではありません。

ファミリーマートは、
コンビニ業界でセブンイレブン、ローソンについで3番手です。
コンビニ業はシステム産業です。
知恵も必要ですがシステム開発投資は規模によらず一定です。
ということは大規模有利です。

生きのびるにはどこかで無理をしなければ
トップ企業に太刀打ちできません。
私はこれまで、
ファミリーマート以下はどうやって生き延びているのだろうと
不思議に思っていました。

「すき屋」は牛丼チェーンでは断トツの1位ですが、
外食業界は、各種の外食との競合だけでなく、
弁当チェーンなどとの競争もあります。
 
昔の一般的な勤め人の昼食は800円程度でした。
それが今は500円ですものね。
厳しいですよ。
 
「しゃぶしゃぶ温野菜」は全国で350店舗を構えます。
「すき屋」とは違う夜中心の居酒屋系です。
 安い居酒屋チェーンは我々利用者にはありがたいですが、
ワタミが不振のように勝てている企業はあるのでしょうか。

ワタミはブラック企業の汚名を着てしまいました。
そういうことでもないと、
とてもこの業界の店は生き残れないでしょう。
 
高成長企業がありますが、収益力は高くありません。
そんなマジックはないですよね。
 
学習塾のスクールIEも同じ状況でしょう。

つまり、共通して言えることは、
個々の企業や個々の店舗のマネージャの問題ではないのです。

日本の成熟市場を供給過多状態で取りあうことをしているから
陰でいろいろな問題を起こしてしまっているのです。

2番手、3番手が1番手とは違うビジネス展開ができれば
厳しい競争を避けることができるのですが。

しかしよしんばそれができたとしても、
サービス業の場合はすぐに真似をされるので
その戦略は難しいですね。

1番手もダントツの1番手でないと
高収益の確保は難しいでしょう。

つまり、競争の激しい業界では、
どこかにしわ寄せが行くのです。
どこかというのは弱いところです。

では弱い者がいじめられないようにするにはどうしたらよいのでしょうか。
著者の対策は、
 1)あらかじめ職場を観察しておく
 2)先輩や友達の働き方を確認する
 3)「契約企業」を見極める(フランチャイズの場合)
 4)契約書がきちんと発行されるかを確かめる
などを挙げておられます。

しかし、組織ぐるみのワルさはしないはずですから、
たまたまその店舗や事業所で問題が起きるのですから、
1)や2)はあまり参考になりません。

私はやはり、先ずは業界1番手を選ぶことですね。
それが難しければ、その次は契約書だと思います。

名のある企業が作成している契約書は、
一方的に弱者をいじめるような
いい加減な内容ではないはずです。

契約書を要求して提示されなかったら、
それは危ない企業です。
事業所名の契約書も当てになりません。

著者たちは、相談窓口(駆け込み寺)や
労働組合(ユニオン)を結成したりもしているようです。

手っ取り早いのはテレビでこの話題を取りあげ、
(この本「ブラックバイト」を読んでもいいのですが、
こういう人たちは本を読まないでしょう)
「困った状況になった駆け込み寺に行きなさい」
ということを周知することです。

非正規労働を減らすとか、同一労働同一賃金のように
社会全体の仕組みを変えないとできない、
ということとは違って解決は容易と思われますが、
いかがでしょうか。


ある大学のクラス会の記録

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 亡くなる人の増えだしてきたクラス会の歴史を知っていただきます。
 「一流」大学OBでも事務処理能力はこんなものかということを知っていた だきます。
 台帳・経緯記録・見える化の重要性を再認識していただきます。
ねらい:
 クラス会運営の参考にしていただければ。
見える化をさらに重視しましょう。
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私は今年度、大学のクラス会の幹事をしています。
現在78歳―80歳が大半です。

このクラス会は、
私の発案で1980年に毎年3000円ずつを積み立てて、
会員に弔慰金を支払うことにしました。

その時に、
平均80歳まで生きるのでそれまで35年間あるとして
本人10万円、夫人5万円、子3万円という規定にしました。
この計算は間違えていました。
本人10万円はぎりぎり支払えたとしても
夫人の分は出ません。

それに気が付いた幹事が2000年に
本人のみ5万円と改訂しました。
初めのころは未納率0だったのですが、
次第にいい加減になってしまいました。

私が幹事を引き受けた4月以降に
メンバが急に3人亡くなりました。

私は年会費を納めていない人に
弔慰金を全額支払っては公平ではないと思い
会員の納入状況を調べ出しました。

年会費は各人が会の口座に自ら振り込む以外に、
原則として年に1回開催される総会の際に
当日会費と合わせて徴収しています。

前者の分は会の預金通帳に記載されていますので、
完全に把握できます。
銀行の通帳は信頼できますね!!

ところが、当日徴収の分は、
しっかりした幹事は、
会の口座に入金する際も、当日会費とは分けて、
通帳にメモ書きでその氏名を書いていました。

その分は納入者が分かるのですが、
そのメモがない分は、
当日の参加者名簿によって確認するしかありません。

そもそもは、
現金出納帳に会計の記録をすることになっていました。
その出納帳を記録していない年度が、
6年目から12年も続いていました。
ひどいものでしょう!!
その時も銀行通帳が頼りです。

不思議なことに、
13年目にはその出納帳が復活しているのです。
出納帳の現物は引き継がれていたので、
13年目の幹事が気がついて復活させたのでしょう。
偉い人です。
現在は復活した記録が続いています。

年次の総会の出席者数さえ分からない年度が
2年あります。
出席者数だけ分かって氏名は分からない年度が
3年あります。
事務処理能力の高くない人が結構いるのですね。

1991年から夫人同伴も可になりました。
一般には入ることのできない三菱の開東閣での開催
に際しての幹事の配慮でした。
たぶんその時が最高の参加者数だったと思われますが、
残念なことにその人数が分からないのです。

参加された夫人の人数・氏名の分からない年度が
6年あります。
夫人の分はともかく、
本人の記録だけは完全にしたいと思って調査中ですが
期待薄でしょうね。

それはともかく、
今までの範囲のデータの整理で分かったことがあります。
表とグラフをご参照ください。

注:会場のは宿泊会。平均の行は、参加人数は平均、死亡は合計

年次
会場
参加人数
死亡
本人
夫人
1980
●伊豆長岡
20
  
1981
半蔵門会館
24
  
1982
葵会館
24
  
1983
代々木会館
24
  
1984
青山ダイヤモンドホール
24
  
平均
 
23.2
0
0
1985
●熱海温泉(卒業25周年)
24
  
1986
青山メトロ会館
32
 
1
1987
本郷江知勝
26
  
1988
青山尚友会館
29
  
1989
小舟町倶楽部
24
  
平均
 
27
0
1
1990
●伊香保温泉
21
  
1991
開東閣(三菱グループのクラブ) 
 
1992
学士会館(神田) 
1
1993
本郷学士会館
35
13
1
1994
芙蓉銀座クラブ
37
 
平均
 
31
13
2
1995
●福島県 ザ・グリーンブライヤー
20
12
 
1996
ホテル日航東京
29
 
1997
神田学士会館
36
1
1998
開東閣
37
1
1999
綱町三井クラブ
37
21
 
平均
 
31.8
16.5
2
2000
帝国ホテル
26
9
1
2001
ホテルセンチュリーハイアット
28
10
1
2002
●三菱重工伊豆高原クラブ
30
13
 
2003
鉢の木北鎌倉店
29
9
 
2004
横浜マリーンシャトル号
29
13
 
平均
 
28.4
10.8
2
2005
ルヴェ・ソン・ヴェール駒場
30
11
 
2006
本郷学士会館
32
10
2
2007
丸の内三菱クラブ
30
15
 
2008
丸の内三菱クラブ
28
14
2
2009
神田学士会館
28
6
 
平均
 
29.6
11.2
4
2010
住友会館
36
12
 
2011
山上会館(本郷)
30
7
1
2012
上野精養軒
37
8
 
2013
ルヴェ・ソン・ヴェール駒場
31
5
2
2014
住友会館
27
6
1
平均
 
32.2
7.6
4
2015
丸の内三菱クラブ
32
7
2
2016
丸の内三菱クラブ
29
7
4
全体 平均
 
29.4
10.4
21


グラフ1 各回参加人数(本人、夫人)(クリックすると拡大します)














グラフ2 年別逝去者数(クリックすると拡大します)














1)参加者数は、5年間平均の推移をみると、
 1990年からは横ばいです。
 集まることに意義を認める年代になったことによる増加と、
 母数の減少とで相殺となっているのでしょうか。
 
 全員で63人ですが、ピークは37人(59%)で4回あります。

2)宿泊は過去5回ありますが、
 参加者人数は多くありませんでした。
 ところが2002年に宿泊イベントとしては30人と突出しました。
 その頃は定年者が多く、
 時間的な余裕ができた方が多かったのでしょう。

3)会場の魅力は参加者人数に影響しています。
 特にご夫人方にはその傾向が強いのです。
 しかし本郷学士会館という陳腐な場所でも
 多くの方が参加していますので会場が絶対ではありません。

4)ご夫人参加は1999年の綱町三井クラブの21人が最高で
 その後は、会場の魅力に左右されています。

 愚妻は、この時参加しましたが、亭主の品評会があり、
 私は50点とかでその時の最低点を付けられました。
 中には100点、120点という方がおられて、
 愚妻は「そんな人たちのところには2度と参加しない」
 と言ってそれきり参加しません。

 因みに、
 その時ワースト2だった某氏はその後も奥様がご精勤です。
 その点数が常識的な点数なのではないでしょうか。

 100点・120点の方がどなたか忘れましたが、
 その後夫婦仲はどうされているのでしょうか。
 興味あるところです。

5)死亡者は合計21人で会員の3分の1です。
 会員が70歳を超えた10年前から増えだしました。
 今年は急増で、「喜寿のお祝いをすると亡くなる」
 と言われていることが活きているようです。


台帳・経緯記録・見える化の重要性
前掲の表は、中間で誰かがメモで作成していたものを基に
今回作成したものです。

これを見ると、5年ごとの宿泊会の開催が明白です。

当初、5年ごとには宿泊しようという申し合わせがあったのですが、
その不文律は2000年に反故にされてしまいまいた。

意識して反故にしたのなら、それもありですが、
不文律を忘れていたのかもしれません。

このような経緯記録があったら、
見逃すということは起きないでしょう。

参加人数のグラフも今回作成したのですが、
こういうグラフがあれば、
「よし今度は最高人数を集めよう!!」
と幹事の励みになったかもしれません。

当社は現在、
ソフトウェア保守(変更管理)業務のレベルアップに取り組んでいますが、
そこでも、台帳記録、変更経緯記録の重要性が説かれています。

台帳・経緯記録は確実に記録されているだけでなく、
参照が容易になっていて見える化がされていなければなりません。
参照=利用です。
利用しなければ資料はムダです。

仕事の基本は何でも同じですね。

セブン鈴木さんのその後

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 鈴木敏文さんのその後について少し書きました。
 会社の発展力について考えてみます。


ねらい:
 偉人鈴木敏文さんがどうなっていくのか関心があります。
 イトーヨーカドーグループがどうなっていくのか注目しましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
紛争の末、5月26日の株主総会後の発表で、
鈴木敏文氏は名誉顧問(周辺が推していた最高顧問は通らず)
執務室は本社とは別のオフィス(周辺は本社内を希望、
本社内だと影響力が残ると井阪氏らが反対)
と全面的に井阪氏側の主張が通ることになってしまいました。


もめた取締役会のときにも
「鈴木さんのことは今でも尊敬している」と言っていた井阪氏が、
「そこまでしなくても」というくらいにこだわるのはなぜか、
疑問が残ります。


そういう変節?を見ると、
鈴木氏が言うように「何一つ革新的なことはしなかった」
というのはほんとなのかもしれない、とも思えます。


強気の発言の背景には伊藤家の影響があるのでしょう。
先日、伊藤雅俊元社長夫妻と近しい方から話を聞きましたが、
氏は我(が)を我慢できる方だということでした。


1992年に総会屋問題を起こして辞任する際も
淡々としておられたようです。


しかし「ほとぼりが冷めたら」という考えがまったくなかった
ということはないでしょう。
少なくとも奥様にはその気がおありだったようです。


そういうところからすると、
鈴木氏の次男と伊藤氏の次男の後継者争い
の糸を引いているのは伊藤雅俊夫人なのかもしれません。
母親の息子思いは強いものですからね。




それはともかくとして、
前掲の方(かた)とお話ししたときに、
「結局、会社はトップの器以上にはならない」
という点で大合意しました。


やはり、今のセブングループを育てたのは
まぎれもなく鈴木さんです。
その後さらに発展させることができる方はいるのでしょうか。


その「方」は苦節30年されて、
ある流通業界一の会社を育てられました。
ところがその会社は、
今は普通のサラリーマン社長がやっておられます。
業界1位の維持は至難でしょう。


だいいち業界一番だと慢心が起き、
それ以上に発展させるのは困難です。
それができている会社はトヨタくらいのものです。
豊田章男社長は偉い方ですね。


小売業界では、
創業家2世ですが、
3番手から1番にしたイオンの岡田社長も素晴らしい方だ
という点で意見一致しました。


頭を失ったセブンアイグループはどうなるのでしょう。

2016年5月30日月曜日

今年のゴールデンウィークの成果

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
  • 上野則男の活動報告です。
ねらい:
  • 何もありません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
恒例により、
今年のゴールデンウィークの成果をご報告します。

その1 マイホームの修繕・手入れ

大きなテーマとしては、
地震対策のために屋根の瓦を下してシートに替えること
があります。

我が家の瓦は本格的なものなので重く大地震がきたら
我が家は潰れるだろうと予測されています。

業者が時々売り込みにきますが、
とても出せる金額ではないので
自分たちでやろうとしているのです。
何日かかりますかね??

一族に職人さんがいるので、
アルバイトとして手伝ってもらおうとしています。
これは難物でそう簡単には着手できません。
今年も見送りでした。

そうすると、大したことが残っていません。
玄関横のモルタルの壁が
植木などがこすれて禿げてきていましたので
塗り替えました。

使用前、使用後の写真を示します。




































目見当でペンキの色を選びました。
なぜかベージュがなかったのでそれに近い色を買いました。
そうするとご覧のようにやはり色が少し違っていました。

「でもまあ塗り直すほどではないな」
とこれでいいことにしてしまいました。

その2 孫の相手

連休中に一度だけ孫の相手をしました。
我が家で同居の娘の方の孫は、佳奈実5歳ですが、
息子が福岡から東京に転勤になってこの孫が2人です。
上は小6心花(このか)、下が小2暖真(はるま)です。

こどもの日に、暖真と佳奈実を連れてこどもの国に行きました。
当日はこどもの国は中学生まで入園料がタダでした。

そこに行く前に、佳奈実が以前から
「2階建のグリーン車にまた乗りたい」と言っていたので
横須賀線を行ったり来たりしました。

佳奈実は、初めは2階がいいと言っていました。
暖真は1階がいいと言います。
なぜかと聞くと線路が近くに見えるというのです。

どちらも譲らないので、
一駅ごとに1階と2階を行き来することにしました。

















そうこうするうちに、
なぜか佳奈実も1階の方がいいと言いだしました。
めでたし、めでたしです。

私はやはり2階の方がいいですね。
両方の階の状況を見ていると、
2階が空いていても1階にいる人がいました。
好みが違うのですね。

そんなことをしてからこどもの国に行ったものですから、
着いたのは2時過ぎでした。
おなかが空いたので腹ごしらえをしてたら
3時になってしまいました。

それからではまともな乗り物は、
4時で受付終わりでしたから乗れませんでした。
「また来ようね」ということになりました。















大道芸を見ているところ。



















その3 仕事

時間的にはほとんど仕事をしていました。
その成果物は次のとおりです。
結果としての業績成果はまだです。

コンサルの大物提案書 1通
  • このために調べものもしました。
研修の提案書 1通
  • 大きく期待する研修です。
営業用セミナの企画書 3種 
  • まだ未実施です。早く実施しなければ、と思っています。
5/12フォワード・コンソーシアム総会用資料の補強
  • この総会はエンハンス(保守)業務を陽の当る
    場所に引き出そうという「結社」の年1回の会議です。
5/20株主総会用資料の作成
  • 業績不振なので四苦八苦です。
要件定義研修テキストに入れるガイドの作成 
  • かなり研究が必要でした。
会社の計画・実績資料(年・月)

直近の営業計画