2013年4月1日月曜日

いよいよ渡辺洋一さんの「目覚めよ日本」が出ました!!


【このテーマの目的・ねらい】
目的
 正しい欧米近代史があることをご認識いただく。
 そのほんの一部を知っていただく。
 「目覚めよ日本ー列強の民族侵略近代史」を
 読もうと思っていただく。

ねらい
 このような問題意識で今後の欧米・日本をみていただく。
 できれば、皆様の何らかの行動に反映していただく。
 「目覚めよ日本ー列強の民族侵略近代史」を
 読んでいただく。
 
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本項は以下の構成です。

【前置き】
【出版意図】
【内容構成】
【トピックス】
【まとめ】

よろしくお願いいたします。



【前置き】------------------

2012年12月9日の当ブログ
「日本は本当に危ない!その意味分かってますか」
でご紹介しました渡辺洋一さんの
「目覚めよ日本ー列強の民族侵略近代史」が
2月26日に出ました。

前著はこの本のさわりの紹介の位置づけのものです。

副題が示すように、欧米の近代史なのですが、
裏を伝えるというよりは、
きれいごとでない真実・本質を伝える近代史と言っていいでしょう。

学校の歴史の教科書は
この内容を織り込んだものにすべきと思われます。

ぜひ多くの方にお読みいただきたいのですが、
残念ながらアマゾンや他の通販サイトでは扱っていないようです。
書店での注文で入手なさってください。
出版社はK&Kプレスです。

「目覚めよ日本」だけだと他の著書もありますので
ご注意ください。

B5版で355ページの大著ですから、
まだ一部しか読んでいませんが、
その概要をご紹介します。


【出版意図】------------------

「はじめに」に
本書の出版意図と内容を的確にご紹介されていますので
少し長いですがそのまま転載いたします。

渡辺洋一さんの文章はよく練り上げられていて
とても読みやすいので
本稿では私の要約をなるべくしないで
そのままの転載を多用させていただきます。

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近代世界の過去500年余は、欧米列強による有色人種・
少数民族に対する残虐な支配と人種差別が
世界に貧困と紛争・混乱をもたらした時代でした。

そして彼らの欧米優位の世界秩序が今日に至るまで
変わりなく続いているのです」

アジアを侵略した白人の列強諸国は、
我が国の生命線を厳しく圧迫し、
ついに昭和16年、
大東亜戦争の引き金を引かざるを得ないところまで、
我が国を追い詰めました。

戦後多くの人々が、
日本は好戦的な国だったと考えているようです。
なるほど、戦後の教育はそのように教えてきましたが、
真実は逆です。

膨大な歴史資料が公開・験証された今日、
日本が欧米列強によって戦争を仕掛けられた
との認識の正しいことが分かってきました。

大東亜戦争は昭和20年、日本の敗戦によって終わりを告げ、
占領軍による我が国の支配が始まりました。

占領軍は日本を徹底的に抑圧し、
日本を劣等国にする目的で改造を図りました。

彼らは、都合の悪い欧米列強による
500年にもわたる世界侵略の歴史を隠蔽し消去するために、
日本が侵略者であると歴史を巧妙に改竄し、
その歪曲・捏造した歴史を国民の
頭に徹底的に叩き込んだのです。

加えて、日本は米国製憲法を押し付けられ、
自国の安全を自分で守る自衛権すら奪われました。

昭和27年、サンフランシスコ講和条約の発効によって
独立を回復してから今日に至るまで、
日本人は
占領軍のマインドコントロールから抜け出すことができず、
平和ボケを続けています。

世界は依然として今日も、
白人列強が諸国を支配しようとしのぎを削り、
覇権を争い、弱小国を侵略し続けています。

近年急速に経済発展を遂げ、
軍事力の驚異的拡大を続ける中国が列強の中に割って入り、
米国と覇を競うまでに強大になってきました。

中国は増大させた武力でチベット・ウイグルを侵略し、
残虐蛮行を重ね、国家を滅亡させました。

その中国の軍事的脅威が我が国に差し追っています。
祖国日本はまさに第二のチベットになるかもしれないのです。

しかし、政治家をはじめ国民には、
この緊追した状況に対する危機感がまったくありません。

戦後、マッカーサーが狙ったとおり、
日本人は祖国を愛し、
自らの国を守ろうという意思を失ってしまいました。

政治家はポピュリズム・大衆迎合を旨とし、
国益を無視して、目先の党利党略に流され、
政争に明け暮れています。

国家百年の大計を慮る者はなく、
国会では売国奴が平然と利敵行為を行ってはばかりません。

マスコミは真実を報道せず、デマゴギーに走り、
列強の走狗となり下がりました。

国民は日米安保条約が日本を守ってくれると思っています。
とんでもないことです。

日米安保条約はすでに大きく変化し、
日本人自身が祖国を守ろうとしなければ、
米軍は日本を支援してくれないのです。

我が国には内憂外患が一気に押し寄せ、
沈没寸前にあります。

こうした状況にあって、
私は50年のサラリーマン生活を終えるのを機に一念発起、
わが人生最後の力を振り絞り、
世界の近代史を明らかにし、
我が国の危機的な現状を訴えたいと、
ペンを執る決意をいたしました。

残念ながら、
戦後の占領政策によって平和ボケしてしまった
現在の政・官・財・マスコミには、
祖国日本の将来を真剣に考える人はほとんどいません。

過去数世紀にわたって欧米列強が行ってきた
残虐非道な侵略の歴史の実相、
そして、
日本が現在、中国の脅威にさらされているという
厳然たる事実を知っていただきたいのです。

皆さん一人ひとりが、
真実の近代史を知ることによって、祖国を想い、愛し、
そして日本を外敵から守り抜く力となって欲しい、
と心から念じています。

平成23年3月11日、
東日本大震災という新たな国難に直面しました。
しかし、我が国の政治はまったく機能せず、
被災地の復旧、復興は遅々として進んでいません。

我が国周辺の情勢も、
尖閣諸島をめぐる中国の好戦的対応で、
ますます厳しくなっています。

絶対に日本を「第二のチベット」にしてはなりません。
祖国の将来を案ずる筆者の憂国の思いは、
いっそう募るばかりです。

    平成25年2月吉日  著者記す


【内容構成】------------------

本書の内容構成を知っていただくために
目次の節レベルをご紹介します。
この下に多くの項レベルが展開されています。

序章  西洋近代前史(古代から一五世紀前)

第一章 一五世紀
 第一節 侵略の前兆
 第二節 略奪のはじまり-白人のカリブ海諸島、アメリカ大陸への到達-


第二章 一六世紀
 第一節 ボルトカル、スペインの世界侵略とローマ教皇のお墨つき
 第二節 ポルトガルの侵略
 第三節 スペインの侵略
 第四節 植民地経営とインディオ奴隷制
 第五節 残虐と破壊への訴え -聖人ラス・カサスの報告書-
 第六節 スペインの没落と中南米諸国の独立


第三章 一七~八世紀
 第一節 オランダと英国の植民地抗争
 第二節 英国とフランスの植民地抗争
 第三節 アメリカ含衆国独立


第四章 一九世紀
 第一節 米国の領土拡張と侵略-Manifest Destiny(明白な天明)-
 第一節 米国先住民の抹殺
 第三節 西欧帝国主義列強の東方諸国等侵略
 第四節 列強のアフリカ介入
 第五節 米国の中南米諸国干渉


第五章 二〇世紀前半
 第一節 日露戦争
 第二節 第一次世界大戦


第六章 大東亜戦争
 第一節 開戦に至る迄の経緯
 第二節 開戦・戦闘とその終結
 第三節 大東亜戦争の意義
 第四節 占領下の日本における問題


第七章 共産主義の蔓延・暴走とその被害
 第一節 共産主義の蔓延と暴走
 第二節 共産主義の対日策謀
 第三節 共産主義の米国政府内浸透
 第四節 共産主義暴力による世界の被害-犠牲者1億人~1.5億人-


第八章 中国の近隣諸国侵略合併とその残虐性
 第一節 チベット侵略
 第二節 新彊ウイグルと内モンゴル侵略


第九章 米ソ対の冷戦と世界の混乱
 第一節 米ソ対立の激化からソ連東欧圏の崩壊まで
 第二節 アジアにおける冷戦
 第三節 東西玲戦の教訓


第十章 中近東・アラブ問題
 第一節 パレスチナ問題の原点
 第二節 発火したパレスチナ問題
 第三節 紛争の数々のマグマ


第十一章 五〇〇年の歴史を振り返って

第十二章 沈没寸前の国・日本-危機の現状とその対応-
 第一節 緊急事態の切迫
 第二節 戦後レジームからの脱却

結びの章 目覚めよ日本-歴史を学び祖国を守ろう-



【トピックス】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

前著のご紹介の時には
中国の脅威の部分をご紹介しましたので、
今回はソ連の残虐非道・不当行為の部分をご紹介します。

略奪・暴行
ソ連はご承知のように
原爆の広島投下後の8月8日に
日ソ中立条約を破棄し対日宣戦布告しました。
ソ連軍は8月9日に
大挙して(157万人)満州、樺太南部に侵入してきました。

まさに許せない火事場泥棒です。

そして何十万人という一般人を野獣のごとくに殺傷し、
数えきれない程の婦女暴行を行いました。
その詳細な報告の紹介があります。

ソ連の婦女暴行は、
この前にドイツで前歴があったのです。
ほとんどのドイツ女性ーー
4歳の幼女から老婆まで1000万人の女性が犠牲になった、
とある記録には書かれているそうです。
凄まじいことをしていました。

これらはすべてスターリンの命令と扇動だったのです。

これもご承知のように、
北方四島への進軍は終戦後で
明らかな国際法違反なのです。
北方四島の返還は当然のことです。

さらに有名なのはシベリヤへの抑留です。
100万人が抑留され37万人が死んだ
と言われるものです。

国際法違反なのに
そのことに泣き寝入りをしなければならなかったのは、
腸が煮えくりかえる思いですが、
米国占領軍によって魂まで骨抜きにされた敗戦国の弱みです。

私の叔父も抑留されていましたが、
幸運にも無事帰国できて
その後読売新聞の記者になりました。

なぜソ連にもっと強腰で交渉できないのでしょうか。
ドイツもそうです。
戦争だからすべて許されるといったものではないでしょう。
最後は原爆を持っていない弱みなのでしょう。
なめられています。


【まとめ】------------------

著者の意図があらためて「結びの章」で述べられています。

著者は
著者と同じ危機意識を三島由紀夫に見出します。
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昭和45年11月25日、
三島由紀夫は東京市ヶ谷の自衛隊東部方面総監部で
憂国の自刃を遂げました。

三島は檄文の中で、
じつに見事に戦後日本の本質的問題を抉り出しています。

「我々は戦後の日本が、経済的敵繁栄にうつつを抜かし、
国の大本を忘れ国民精神を失い、
本を正さずして末に走り、その場しのぎと偽善に陥り、
自らの魂の空白状態へ落ち込んでゆくのを見た。

政治は
矛盾の糊塗、自己保身、権力欲、偽善にのみ捧げられ、
国家百年の大計は外国に委ね、
敗戦の汚辱は払拭されずにただ誤魔化され、
日本人自ら日本の歴史と伝統を涜してゆくのを
歯噛みしながら見ていなければならなかった」 

残念ですが、我が国はその後も、
三島が慨嘆した通りの道を歩み続けています。

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そして、東日本大震災はたしかに危機だが
これに惑わされて本来の危機・国難を忘れてはいけない
と以下のように締めくくっています。
そのとおりです。
1人でも多くの国民がこの危機意識を共有しましょう。

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「歴史は繰り返す」。
これは2000年前のギリシャの哲人が遺した言葉です。

この格言は、
「歴史は我々人間が辿ってきた道であるから、
神ならぬ身である人間が通って来た過去は、
人間が人間である眼り、将来もまた同様に繰り返される」
という、人間の愚かさを示峻しています。

しかし、人間が自らの通って来た道を振り返って学び、
過ぎ来し方を反省し、誤りを修正して、
過去と同じ轍を踏まぬよう未来に臨むことは可能です。

人間は神ではないので過ちを犯します。
人は正義や平和を求め、真摯に生きようとしても、
常に絶対的に正しい結果が招来されるとは眼らないし、
往々にして不正義、不合理な暴力が勝利することもあります。

とりわけ、
個人個人がそれぞれ正しいことを行ったと仮定しても、
それか群となり、集団となった場合、
その行動は個々の意図に反し、
まったく異なった方向に走ることがあります。

そのことは、歴史がしばしば証明しています。

マザーテレサやマハトマ・ガンジーやラス・カサスなど、
聖者や賢者と言われる人々が、
たとえ正義や平和を求める活動に懸命に取組もうとも、
スターリンやヒトラー、毛沢東といった
恐怖の殺人鬼に率いられた集団の力にほ、
まったく抵抗しがたいのです。

ローマ教皇ですら、
ポルトガルやスペインの世界侵略の手先となって、
世界の先住民、少数民族殲滅に手を貸したのです。

社会は聖者や賢者だけか存在するのではありません。
政治や外交はもちろん、宗教でさえ、
正邪・虚実が絡み合ったおどろおどろしい世界です。

近代500年余の列強侵略史は、
多くの人々が己の欲望に従い、
他人を傷つけ、殺し、
権力強化をはかった恐ろしい時代でもありました。

しかし、
その歴史の流れが、一つの小さな針の穴のような視点から、
突然大きく転換することもあり得るのです。

それほ天災を契機とすることもあり、
あるいは一人の聖者、勇者の出現による場合もあり、
また多くの人間が志を一つにして集い、
努力を積み重ねてその変化を呼び起こすこともあります。

本書は、歴史を振り返り、
過去がどうであったかということを詮索するのが
目的ではありません。

過去の歴史を正しく学び、世界の現状を正しく認識し、
私たち日本人が現在直面している危機の本質を正しく理解し、
それを兼り越え、子孫のためにつながる対策を打ち出し得るか。
それを読者の方々とともに考え、
推し進めようというのが本書の主旨です。

現在の日本ほ国家存亡の危機にあります。
その上に東日本大震災です。

このような時こそ、私たちは、
今回の大震災に当って自然発生的に生れた、
「がんばろう日本!!」「絆を大切にしよう!!」
などのスローガンを大切にし、
志ある人士が立ち上がらなければなりません。

今日を歴史の転換点として、
占領軍によって不当に押しつけられた戦後レジームから脱却し、
国を挙げて祖国の危機を救うための大国民運動を興すべきです。

(途中一部省略)
最後は以下のように力強い文章で結んでいます。
そのとおりです。
頑張りましょう!!!
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繰り返します。
今やまさに国が生きるか死ぬかの崖っ縁に立たされています。
敵は眼前に追ってりるのです。

いったん中国に侵略されると、
祖国日本はチベット同様、すべてが根底より破壊され、
大和民族は彼らの残虐行為によって
永久に地球上から抹殺され消滅してしまうのです。

そうなれば、国民生活も自由も平和も人権も社会保障も、
いっさい存在しなくなるのです。

皆さん、
あなた方自身が、そしてあなたの家族や同胞が
この地球上に存在できなくなるのです。

絶対に日本を「第二のチベット」にしてはならないのです。

マスコミは中国の走狗となって、
日本を消滅させる方向に動いています。

私たち国民はマスコミの口車に乗ってはなりません。
誘導に乗り祖国を中国に売り渡す政党を
自らの判断で拒否しなければなりません。

今や政権を争う時ではありません。
国を挙げて野蛮な外敵と戦わねばならないのです。

国民の一人ひとりが今こそ立ち上がらなくて、
どのようにして租国を守ることができるでしょうか。
今こそ、国家再興、日本存続のいちばん大切な時期であり、
最後の機会でもあるのです。

     目覚めよ日本!!
   
     頑張ろう日本!!

平成25年2月吉日

1 件のコメント:

青野 馨 さんのコメント...

マスコミは中国の走狗となって、
日本を消滅させる方向に動いています。

 この一文に、元新聞記者として「そんなことはないはずだ」
といいたいのですが、知らず知らずそうなっているということは
あるのかもしれませんね。となると、これからのマスコミ人には
よほどしっかりした心構えが必要です。