2013年4月1日月曜日

中国の脅威!!を伝える書籍4冊のご紹介

【このテーマの目的・ねらい】
目的
 中国についてもっと知っていただく。

ねらい
 中国について適切な判断をしていただく。
 中国に呑まれないようにする。

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私の最近の懸念テーマである中国の脅威について
述べた著作は続々出ています。

その中から、
私が見たものを発刊日順にご紹介いたします。

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中国ガン―台湾人医師の処方箋 林建良著 2012.12.25

今回の四冊の中ではこれが秀逸です。
台湾と日本が協力して、
危険な中国ガンを無害化しましょうという主張です。

「はじめに」からその要旨を追ってみましょう。

なぜいまだに、
中国をチャンスと見る政治家や研究者が存在するのか?



それは彼らが短期的な利益に目を奪われて、
中国の本質が見えなくなっているからではない。

生物学的観点から「中国の本質」を見ていないからである。

生物学的観点から中国をみれば。
中国が「ガン」であることは明白である。

なぜ中国はガンなのか?

その答えを、中国人の本能、環境問題、経済問題、犯罪事情
巨大な公共建設である三峡ダムの危険など、
さまざまな実例を上げながら検証していく。

さらに「中国ガン」はほかのガンと同様に、
遠隔転移するから始末が悪い。

移民、留学、投資、密入国などのルートを経て、
中国のガン細胞は世界中に散らばり、
転移先の国々でざまざまな問題を引き起こし
その国の社会や文化を変質させている。

そのうえで中国人自身も、
自らのガンによって苦しめられているという皮肉な現象も起きている。

ガン細胞の増殖によって、
中国の大地は汚染され、砂漠化が進んでいる。
水や農作物も毒にまみれている。

貧富の格差は想像を絶するものがあり、
持たざる者の怨嗟の声は日増しに高まり、
各地で暴動が頻発している。

その結果、名誉・権力・富を一身に集める中国の政府高官たちは
競って海外へ逃げ出そうとしている。

国の舵取りをする高官自らが
中国の行く末に希望を持っていないのだから、
まさに末期ガンの状態と言えよう。

なぜ四千年もの歴史を誇り、賢いはずの中国人が
ガンを治せないのか?
実はそれこそがガン細胞の宿命であり、
ガン細胞自身が待っているジレンマなのだ。

正常な細胞であれぱ、
「アポトーシス」という自己犠牲の生命法則によって、
生体の均衡を保つが、
ガン細胞は自己犠牲の精神をまったく持ち合わせていない。
ただひたすら無眼大に拡張しようとする。

おそらくガン細胞自身も無限に拡張していけば、
いずれは慮らを死に至らせることを頭では理解しているのだろうが、
本能には勝てないらしい。

こうしたガン細胞特有の「本能」を理解しなければ、
ガンの退治はできないのである。

さて、ガン治療の最善の方法は、完全に切除することである。
しかし、中国ガンは切除できないほど巨大化し、
世界の隅々に転移してしまっている。

今や残されている唯一の治療手段は、
中国ガンを無害化することである。
どうやって無害化するかと言えば、
中国のガン細胞の巨大な塊を分割して
お互いに牽制し合うように仕向けることである。

ただし、それを外部のカで強引に分割させると逆効果になる。
ガン細胞の分割無害化はあくまでも内部からでなければならない。

人間の体の中には、生体防御としてガン細臓を退治する
「NK(ナチュラルキラー)リンパ球」という免疫機能が存在する。

現在、
このNKリンパ球を活性化させてガン細胞を退治する研究が進んでいる。

中国ガンに対しても同様に、
中国内外に存在する免疫機能を活性化させることが有効である。

幸いなことに、
中国国内にもさまざまな「NKリンパ球」が存在している。
それは良識あるマスコミ関係者であり、
人権活動家であり、法輪功のメンバーであり、
天安門事件の犠牲者の家族である。

それらに加えて海外の支援勢力もあげられる。

共産党の独裁国家である中国といえども、
民主・自由・人権を強く要求していけば、
動揺しないはずがない。

同時に、民主国家である日本と台湾が国を挙げて
中国の民主化遵動を支援すれば効果は絶大である。

そのためには、
まず日本が「中国を刺激するな」
という強迫観念を捨てなければならない。

「泥棒を刺激するな」と言って戸締りをしなければ、
泥棒を喜ばせるだけでなく、
自ら進んで被害者になるようなものである。

中国ガンを退治するためには、
この歪んだ心理を捨て、
日本自身が健康にならなければならないのである。

日本は自由と民主主義と人権を何より大切にする国である。
そうでありながら、
独裁国家中国の民主化や人権問題について
日本人は関わろうとしない。

それどころか全体主義の中国を賛美し、
支援しているのが日本のリベラル派の人々である。

人権に敏感なリベラル派が、
独裁国家の肩をもつというのは奇異な光景である。

このような思想的錯乱が、当然のごとく存在していることも、
日本病の一つだと言えよう。

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ガンに譬えたのは面白い着想ですが
その分析は本質を突いていると思います。


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相手が悪いと思う中国人相手に悪いと思う日本人
          加瀬英明・石平著    2012.12.27


中国通の2人が書いた書名どおり中国人と日本人の違いを
述べたものです。
それだけのことを知って中国と付き合わなければダメだ
と言っているのです。


違いの代表例を、この本の帯が集約していますので、
それを以下にご紹介します。


実際の本書の中はすべて二人の対談です。
読みやすい半面、まとまりが悪い印象はあります。

 想いを共有する和歌と自己陶酔の漢詩

 天下の財産を私有する皇帝と共産党
 天皇と国民が一つに結ばれてきた日本

 「公」のある日本と「私」しかない中国

 中国は闘って殺す男の論理
 日本は優しく包み込む女の論理

 酔わない中国人
 酔ったフリをする日本人

 面白いだけの「三国志」
 仏教の無常を説く「平家物語」

 
 庶民が主役の歌舞伎
 皇帝と官僚だけの京劇


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習近平と中国の終焉 宮坂聰著   2013.1.5

この書名からは、
中国はいつ崩壊するのかということが書いてあるのだろう
と思ってしまいます。
私もそう思って読んでみましたが違っていました。

本書の中では、
この書名のことは一切触れていません。
出版社(角川)が勝手に付けたもののようです。



その点は期待外れでしたが、
中国の内情特に政治面を知るには、
非常に有効な情報がありました。

著者は北京大学にも留学経験があり、
中国を中から見たジャーナリストとして
評価されている方です。
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中国共産党が恐れているのは人民である。
多くの人民は格差社会に激しい憤懣を感じている。
数多くの人民の反乱(デモ)が起きながら
革命に至らないのはリーダがいないからである。

ところがリーダになりうる人材が2人出てきた。
一人は日本でも有名な重慶市長を務めたが
失脚させられた薄熙来である。

彼の改革は極左で中国共産党の原点である
共産主義(平等社会)に戻ろう、というもので
これは共産党支配を危うくする思想であると
胡錦濤等に睨まれて失脚したのである。

もう一人は極右の旺洋である。
彼は徹底的な自由化・構造改革を進め産業も発展させた。
本当の民主化路線である。

これも共産党支配にヒビが入る危険性があるということで、
十八大で常任委員に選ばれずに出世の道が閉ざされている。

ということで、これらの改革派に比較すると、
習近平は穏便な中道派ということになる。

ということは、これまでどおりの路線で
人民を意識しつつ共産党支配を継続しようということである。
人民を意識するから、日本への安易な妥協はない。
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知日派であったり親日派であったりしても
所詮は中国共産党というくびきの中でしか行動しない、
ということなのです。

そこで、書名の「中国の終焉」がどうかです。

著者の考えからすると、
人民を束ねるリーダが出てきたときということになりますが、
これまでのようにリーダの芽を摘まれてしまえば
その時期はなかなか来そうにないということになります。

著者はそれについて直接的には何とも言っていません。
残念です。

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パッシングチャイナ 熊谷亮丸著   2013.3.4


著者は日本興業銀行調査部出身で
大和総研のチーフエコノミストです。

パッシングチャイナとは中国を外そうという意味です。

現時点では中国との経済関係はかなり深いようであるが、
中国との縁を切っても日本経済へのダメージは
それほど大きくない、という主張です。


この主張は、本ブログでもご紹介した
渡辺洋一さんの意見と同じです。

中国を外して南アジアの国との関係を深めたらよい、
そこにはインドネシアなど日本に感謝している
親日派が多い、と言っています。
大賛成ですね。

中国の内情の分析もしています。
これらにはあまり新鮮味はありません。

熊谷さんはエコノミストですから
他の著書にはない中国経済の分析があります。

それによれば、中国経済の高成長の結果、
バブル崩壊はあるのか、という関心事があるのですが、
熊谷さんの分析ではすぐには起きそうにない、
ということです。

面白い結論ではありません。

その理由が述べられています。
成長率が落ちてきていますものね。
欧米の不況のおかげで。

日経新聞の書評はこうなっていました。

「中国恐るるに足らずとデータに基づきながら明らかにし、
中国プラスワンと言われる南アジアの国々の利点とリスクを
個々に解説する。

その上で日本経済復活への道筋を明示する。
読みやすく書かれており、
とりあえずの頭の整理になる。」

書名がすべてを表していると言えるでしょう。

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