2013年4月25日木曜日

教科書検定のことを少し考えてみませんか?

【このテーマの目的・ねらい】
目的
 教科書検定の現状の問題点の片りんを知っていただく。
 

ねらい
 この問題について、積極的に主張や意思表明を行っていただく。

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4月20日土曜日の午後に、
「新しい歴史教科書をつくる会」http://www.tsukurukai.com/
の春のシンポジウムが開催されました。
 

スピーカは、中山成彬衆議院議員、藤岡信勝教授、
福地惇さん(元教科書調査官)、西村幸祐さん、
杉原誠四郎さん、でした。

2千円の会費でしたが、300人は集まっていました。
高齢者が多かったのですが、
こういうテーマに関心がある人が多いことは、
嬉しいことでした。

若者の情動・思考は学校教育で決まります。
教育は教科書に基づいて実施されますから、
教科書は非常に重要です。当然です。

当日の論調はこうです。

今の教科書には問題がある。
さすがに、左翼偏向ということは薄らいできているが、
筋が通っていない。
基本理念が欠けている、愛国心や、
国というものをどう考えるのかという國家観がない。

教科書が発行されるまでには、
ご承知のように教科書の検定があります。
その検定を担当するのは「教科書調査官」です。

教科書調査官は、
大学の教授または準教授クラスの学者だそうです。
専門家なのです。

教科書調査官の募集要領には、
その専門能力の次に
「視野が広く、人格が高潔であること」となっています。

しかし、多くの専門家を見てきた経験からすると
「視野が広く」の条件は極めて高いハードルだと思います。
「専門バカ」と言われる人が多いのですから。

偏った指導をして不思議ではありません。

不当な検定の例として、藤岡信勝教授が提示された資料を
そのまま掲載させていただきます。


 
このように中国側に配慮した内容とする指導の根拠があるのです。
それは「近隣諸国条項」と言われ、
1982年に宮沢内閣が決めた「教科書検定基準」にある
以下の内容です。

「近隣のアジア諸国との間の近現代の歴史的事象の扱いに
国際理解と国際協調の見地から必要な配慮がされていること」

宮沢総理は他にも失政がありますが、
これはとんでもないことでしたね。

この条項を盾に、日本のためということを捨て、
近隣の国家に配慮した教科書指導になっているのです。

したがって、当日の論者すべてが、
この近隣諸国条項の廃棄を訴えていました。
廃棄を行おうとすると中国・韓国から
たいへんなクレームが来るでしょう。
難題です。

当日の数日前に、
中山議員が国会で安倍総理に質問をして
「この問題の改善の言質を取った」ようでした。
さあ、どこまでやれるでしょう。

この日に知ったことですが、
教科書調査官の他に、教科調査官という職があって、
この方々が「学習指導要領」を作られるのです。

その学習指導要領には、
「愛国心を育てる」という条項があるそうです。
当日の講演者のお1人が、
「現在の教科書はすべて学習指導要領違反である」
と言っておられました。

教科書の検定で不当な変更・削除の指導を受けた場合は、
学習指導要領を盾に争えばよいのでしょうが、
そんなことをすると検定に通りませんから
しぶしぶ従っているのでしょう。
まずいことですね。

当日の結論の中で
たいへん有意義ではないかと思ったことがありました。
それは、
「現在使用されている教科書の内容をすべて公開する」
ことです。

そうすれば多くの国民が、
学校でどんな教育・指導がされているかが分かり、
改善提案もできます。

ぜひそうしてほしいですね。


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