2020年12月14日月曜日

隠された真実!その2:福島原発事故原因

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 福島第1原発事故の真の原因を確認いただきます。
 ほんのちょっとした心配りがなかったことが、
  日本中・世界中に被害をもたらした原因となったのです。
 事故に近い時点での幹部・経営者の責任も重大です。
 (「予測できなかった」は無知の証明です)
ねらい:
 日頃からリスクを想定する思考法を身に付けたいですね。 
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福島原発事故原因は裁判等でも追及されていますが、
真の原因は以下のことだったのです。

(1)福島第1原発が水素爆発を起こしたのは、
   主電源の停電後、原子炉を冷やすための予備電源が冠水して
   稼働しなかったためである。

(2)冠水したのは、その予備電源を
   防水が完全な建屋内に設置しなかったからである。
   福島第2原発はほぼ同じ条件の立地であるが、
   何の被害も受けていない。
   第2原発では予備電源を機密完全な原子炉建屋内に設置した
   からである。

(3)第1原発で、予備電源を気密が完全でない
   タービン建屋内に設置したのは、
   津波が来ることのない内陸で原子炉を建設している
   米国業者の指導を受けたからである。

(4)第2原発建設時には、
   日本の建設関係者が津波のリスクを想定して
   対応を行ったのである。

(5)その時点で、
   遡って第1原発についてもリフォームをすべきであったが、
   おそらく縦割り意識がそのようなリスクを放置したのだ
   と思われる。
   当事故の第1責任者は、
   第2原発建設時の第1原発運営者である。

(6)大事故が発生した2年強前のIAEA(世界原子力機関)の監査で
  「 構造物、 系統、 機器 の 旧式 化 の 影響 を 検討 せよ」
  という指摘をされたのに無視をした。
  その時の第1原発運営責任者とその上司・経営者が
  第2の責任者である。
 
  東北地方には
  少なくとも100年周期で大津波が押し寄せていることは、
  歴史として認知されているはずである。
  「予測できなかった」は無能の証明以外の何物でもない。

私が予備電源の問題を取り上げたのは
2011年3月(事故直後)からですが、その後、
大前研一著「「福島第1」事故検証プロジェクト最終報告書」
が出版され、その中ではこの事実が詳細に記述されています。

詳細は以下をご参照ください。
2012年7月31日
2015年8月13日

参考図書

「福島第1」事故検証プロジェクト最終報告書 大前研一著
当書の帯の主張
「国会事故調も政府事故調も問題の本質を見誤っている!
電源一つと冷却源さえあれば福島第1原発は
メルトダウンしなかった」


(このことは私の事故直後からの主張と同じです)

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