2014年4月20日日曜日

「日本の右傾化は本当か」 今頃そんなこと??

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 日本の「右傾化」について考えていただく。
 マスコミの問題提起は私よりも遅いということを知っていただく。

ねらい:
 それぞれお考えください。

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2014年3月30日日経新聞に
風見鶏「日本の右傾化は本当か」という記事が載っていました。

以下の書き出しです。
 日本は右傾化しているのだろうか。
 中国や韓国のメディアには右傾化と断じた日本批判が目立ち、
 欧米メディアにも同じような論調が見える。

そうしてこう続けています。
 右傾化とは何だろう。
 広辞苑で調べると
 「国粋主義・ファシズムなど右翼的思想に傾くこと」という。

 国粋主義は、
 「民族性の優秀さを主張」
 ファシズムは
 「国粋的思想を宣伝」などと書いてある。

 特定の民族への憎しみをあらわにするヘイトスピーチは
 右傾化に当てはまるだろう。

 では安倍政権はどうかというと、
 日本民族の優秀さを唱えているわけではないので、
 ちょっと違う。

 中韓メディアが右傾化の表現を使うのは
 ①2012年12月の衆院選と昨年7月の参院選の自民党圧勝
 ②昨年12月の安倍晋三首相の靖国神社参拝
 ③集団的自衛権の行使容認や憲法改正に向けた動き
 などが対象だ。

 安全保障政策の論客でもある石破茂幹事長は周囲に
 「俺は昔は右翼と言われたが、
 今は自民党の一部からは左翼と見られている」
 と漏らす。

 首相の認識はどうか。
 
 1月30日の参院本会議で自民党議員から
 「最近、自民党が右傾化しているという批判を受ける」
 と聞かれて
 「右傾化などでは決してない。
 国民を取り巻く現実を直視した選任ある政治にほかならない」
 と強調した。

 (上野コメント:そのとおりです)

 岡崎久彦元駐タイ大使が
 世界の研究機関による世論調査を見せてくれた。

  「もし戦争が起こったら国のために戦うか」との問いに
  「はい」と答えた割合は05年前後で日本15%、
  韓国72%、中国76%。

 岡崎氏は
 「今の日本は割合が増えていても
 中韓と比べたら少ないだろう。
 日本は少し正常化した程度で、
 中道化までも至っていない」と語る。

 (上野コメント。結論部分はそのとおりですが
 「国のために戦うか」の数字は、
 国の状況が異なるのでこの論陣の参考にはなりません)

 保守派の目には、
 戦後日本が「左」に傾いていたので、
 現在は「右」ではなく「真ん中」に近づいていると映る。

そのとおりです。

この記事は取材している点で厚みがありますが、
私が、2013年12月21日の当ブログ
「右翼って何??」で述べた見解と同じです。
 http://uenorio.blogspot.jp/2013/12/blog-post_87.html

一流紙なのに、問題把握が遅れていますね。

また、この記事の結論が、
「日本の実態を伝える外交力の重要性はましている。
誤解されないためにも
首相周辺の強硬論や不用意な発言は控えた方がいい」
となっているのはいただけません。

そもそも「強硬論」だという点が認識違いです。
安倍=右翼と思っているのではないでしょうか。

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