目的:
日中韓3カ国の国民性の違いを整理してみる。
どこがどう違うのかを再認識していただく。
ねらい:
今後の対外関係を考える時の参考にしていただく。
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私の最近の継続探求テーマは、
中国問題と韓国問題です。
以下の書籍についてご紹介してきました。
「相手が悪いと思う中国人、相手に悪いと思う日本人」
(加瀬英明・石平著)
「なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか」
(石平著)
「習近平と中国の終焉」
(富阪聰著)
「中国はもう終わっている」
(石平、黄文雄著)
「なぜ反日韓国に未来はないのか」
(呉善花著)
「日本人は中韓との「絶交の覚悟」を持ちなさい」
(石平、黄文雄、呉善花著)
「鮮光の虹」(由富学著)
などを読んでいるうちに、
3カ国はどうも基本的に国民性・思考法の差があると
感じるようになりました。
そこで私なりに
3国の国民性の違いを表にしてみました。
国民性とは、
国民の思考・行動の全般的または平均的傾向を言うのであって、
すべての国民がそのように思考・行動するということではありません。
他国の国民と比較するとこういう点が特徴だ、というものです。
かなり、
私の主観と偏見が入っているものとご理解いただければ幸甚です。
日中韓の国民性比較
項目
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日本
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中国
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韓国
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宗
教
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仏教・キリスト教等の正規の宗教の信者は非常に少ない。多くの国民は漠然と「神」を信じている(「悪いことをすると神様に罰せられる」としつけられている)。
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多くの国民にとって頼るべき神はいない。
→無宗教国家
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クリスチャンが非常に多かったが、現在は30%に減っているらしい。
儒教思想の影響が行動に強く現れているが、最近は薄くなりつつある。
(親を大事にする・男尊女卑は薄くなってはいるが根強く残っている)
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自
己
主
張
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和を重んじて、自己主張を遠慮する。
日本人のこの体質は世界で見ても、非常にユニークであり、世界では理解されない
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アメリカンドリームと同じで成功を夢見て行動する。成功のためには、自己主張は必須である。
プライドが高いため、公衆の面前での恥や外聞の悪さを極端に嫌う。
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自己主張しなければ生きていけないような歴史的環境下で育ってきた。オブラートにくるまずに自己主張する。
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身
内
意
識
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身内意識は中国韓国に比較すれば弱い。
身内以外の人に対しては、摩擦を起したくないという思いが強いく、仲良くしていきたいという思いがある。
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親類縁者への身内意識は、極端なほど強い。
外部の人と同士を作りたがるが、最後に頼れるのは親類縁者だけだという意識が強い。
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身内・準身内以外は心底信じあえる仲には成り難い。長い歴史の中で、王家のようなところでは、身内の排除(殺し合い)は日本の比ではないくらい多い。
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価
値
観
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付和雷同タイプが多く、明確な価値観を持たない。
他者の多様な価値観を排除はしないが、一定の枠からはみ出る価値観を認めない。
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現在は、アメリカ的な成功(蓄財)が、多数の人の最大の目標であり、最大の価値である。
この価値が、善か悪か、有利か不利かより優先する。
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善か悪か、有利か不利かの2言論的価値観は、儒教やキリスト教の影響もあり、中国ほど露骨ではない。
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自
己
保
全
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多くの場合、集団(家族、会社)のために自己を犠牲にするという行動をしている。
この特色がだんだん薄れてきている。
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親類縁者・自己が生きのびることが最優先。子供よりも自分が大事。
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自己を犠牲にしてでも親兄弟のために尽くすという意識、行動は強い。
例えば、親のために臓器移植をするとか、身を売るという行動は日本人より強い。
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家
族
観
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伝統的「家」重視の家族観は崩壊しつつある。
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親・先祖重視・親類縁者の団結力は強い
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親・先祖絶対重視
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国
家
観
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それほど国家を意識しない。
通常は「そんなに悪いことはしないだろう」と「お上」を信頼している。
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中華思想(中国が世界の中核であるという考え方)が根強い。
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無理をしてでも、自分達の国の優位性を示したい、「負けてたまるか」という意識が強い。
その考えで歴史をも作り変えてしまう。
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日
本
の
見
方
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大和民族として誇りを持っていた。今は、戦後教育の弊で、特別な人以外は、日本の良さが分からなくなっているのではないか。
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歴史的に中国の属国として見ている。長い歴史で見れば、日本が中国より優位な時代は、米粒ほどの時間しかない。
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夷狄(未開の番族)として蔑すむ考えがある。
屈辱の日本統治から、日本に負けたくないという意識が強い。
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文化
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奥義を極め「道」を目指す精神があり、いくつもの日本文化がある。
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現時点で世界に誇れるものは中華料理くらい?
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「韓流」が日本で受けているが世界的な評価はない?
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これで見ても
中国と韓国は近く、日本はその2国とは離れています。
ということは、
最終的に根っこから理解しあうことはムリで、
その前提で当面の両国の利害を一致させていくしかない、
ということになるのではないでしょうか。
1 件のコメント:
一つだけ意見が。
自己主張を遠慮するのは「和」ではなくて「同」だと思います。
少なくとも戦後の日本は「和」ではないと思います。
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