2014年2月23日日曜日

IT経営者が素晴らしい小説を発表!!

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 素晴らしい読み物をご紹介します。
 IT人が作家に転身された例を知っていただく。
 (以下は作者の意図です)
 いじめを受けた者がどれだけ心に深い傷を負うものかを知っていただく。
 
 一つの職業だけに自分の才能を埋没させることなく、
 多くの可能性にかけてチャレンジすることの重要性を再認識していただく。
韓国人の生き方を理解し、日韓の融和の可能性を探っていただく。
 

ねらい:
 それぞれお考えいただきます。

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NECの海外子会社の社長、などを経験され
ここ数年ほどは独立のコンサルタントとして
活躍されていた工藤秀憲さんが、
なんとこの度「鮮光の虹」(星雲社刊)という大作で
ペンネーム由富学(ゆふまなぶ)で作家デビューをされました。

工藤さんには「米国流システム構築が日本企業を救う!
―工数精算方式がユーザー、ベンダー双方に利益をもたらす 」
という著作もあります。

日本のIT業界のガラパゴス的な問題点を指摘された
力作です。

この中の一つの報告で
非常に衝撃を受けたことがありました。

それは、米国時代の米国のIT企業の経営者との
情報交換でした。

「日本ではシステム開発を請け負いでやっているのか?
バカではないか。
仕様が決まってないものを何で請け負えるのか?」
と言われたそうです。

米国では請負はソフト製造の場合に一部ある程度で
他はすべて
受託者がリスクを負わない準委任契約だというのです。

当時日本ではなるべく請負で受けて
契約金額よりも少ない金額で仕上げて利益を出そう、
ということが業界および通産省のコンセンサスでした。

その結果は、
儲かるどころか大きな赤字を抱えたりしていました。
なるほど、言われて見れば、
たしかに
仕様が決まっていない開発を請け負えるわけがないのです。

相前後して経済産業省等でも、
「要件が決まっていない上流での請負は好ましくない」
という方針に転換しました。

そのように、IT業界でも活躍された工藤さんなのです。

私は、2部作のデビュー作品の贈呈をいただきました。
ぐいぐい引き込まれる内容で
240ページ強の2冊を2日間で読んでしまいました。

映画化も計画されているそうで、
さもありなんと言える力作でした。

あらすじは、
韓国で育った韓国の絶世の美女の
長くない一生の奮戦を描いたものです。

第1部は、
主人公の韓国時代の生い立ちから幾つかの事業を成功させ、
幼年時代に遭ったいじめの報復を行う内容です。

第2部は、主人公が日本に渡って、
韓国と日本を繋ぐITを含むいくつかの事業で
両国の連携に貢献しながら成長していく内容です。

鮮光の虹の意味は、韓国と日本のかけ橋ということを
表しています。

韓国人と日本人の思考法の違いの記述も的確にあります。
たとえば、
韓国人は思ったことをそのまま発言したり行動したりする、
日本人は相手のことを考えて遠慮する、
韓国人は身内・準身内以外には冷たい、
日本人は他人にも親切、などです。

これらのことは、私の最近の韓国の国民性に関する
勉強結果と一致しています。

小説ですから内容はぜひ本書をご覧いただきたいと思いますが、
主な登場人物は以下のとおりです。

主人公
 絶世の美女ながら幼少の頃は虚弱体質だったためにいじめに遭う。
 このいじめに復讐しようという意思が彼女を「成功」に駆り立てる。
 彼女の類まれな美貌・知力・精神力が
 ストーリ-展開の軸になっている。

主人公の母親
 幼少の戦争時代に日本軍兵士にいたずらされそうになり、
 それ以来強く日本嫌いになった。

公営放送局の役員人事部長
 主人公の初めの職場の上司で、主人公が化粧品会社を始めたときに
 パトロンとなることを企図する。

不動産経営の若手社長
 主人公の日本での事業の支援をするうちに主人公の魅力に取りつかれ
 多くの代償を払って初めての夫となる。

IT企業の事業部長
 主人公が
 日本での2つ目の事業であるIT事業を始めるに当り世話をする。
 当然、男女関係が話の流れになる。

主人公の日本での2番目の事業であるIT企業の社長
 クリスチャンであることから主人公が信頼して
 社長をお願いしたが、裏切られる。

主人公の日本での3番目の事業は
主人公自らが1人で奮闘したので男性は登場しない。

美貌の主が主人公なので、
男女関係も話の重要な部分を占めています。
作者の「濡れ場」の描写は、エロ作家の上を行くと思いました。
読まれる方はお楽しみに。

現在のように、
日韓関係が厳しい状況においても、
一方的に相互理解を閉ざすということではなく、
相互理解を促進する工藤さんの著書は
非常に有意義だと思いました。

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