【このテーマの目的・ねらい】
目的:
とんでもない会社だったビッグモーター事件の一部を確認します。
ねらい:
「性善説」はだんだん通らなくなるのでしょうか。
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テレビで大々的に宣伝を繰り広げていた
中古車ディーラー「ビッグモーター」社の事件では、
いろいろな悪行があぶり出されています。
その一つは保険金の不正請求です。
とんでもないことですね。
売り上げを不当に増やすための完全な不正行為です。
自動車のディーラー(販売代理店)は損保会社の代理店をしています。
自動車を買う人は、自動車を買うときに、
そこで一緒に自動車保険の加入手続きもします。
損保会社からすると、ディーラーはお客様なのです。
自動車で事故に遭った人は、ディーラーで修理をしてもらいます。
自動車で事故に遭った人は、ディーラーで修理をしてもらいます。
ディーラーは、損保会社に費用請求をします。
損保会社は、
その請求内容を精査して正当な請求であるかどうかを判断し、
OKであれば、支払いを行います。
その際に、大手ディーラーは大顧客ですから
損保会社としては「弱い」立場です。
多少怪しいことがあっても認める(ことがある)ようなのです。
ビッグモーターの不正請求についても、
黙認していたのではないかという説もあります。
損保会社の調査・査定には。甘辛加減があるようです。
「損保会社は、不正請求の共犯者である」ということを言っている
業界通の評論家がいました。
こういう状況を一般には「利益相反」といい、規制があります。
米国や、中国でも!、
ディーラーの保険代理店契約は禁止されているのだそうです。
日本は、性善説の国ですから遅れているのです。
ビッグモーターにその弱点を突かれました。
それで思い出したことがあります。
昔のことですが、
私がクルーザーヨットを網代の漁港で保有していた時のことです。
近くに、立派なヨットハーバーがあったのですが、
満員か高いかで利用しませんでした。
親しくしていた漁師の「親分」に頼んで漁港内に係留しました。
その時に保険をかけるのですが、
関係者から「東京海上は厳しいから他を利用した方がいいよ」
と言われてそうしました。
その後、大型台風がやってきて、
なんと!ヨットは岸辺に打ち付けられて木っ端みじんになりました。
台風の力は凄いですね!!
そこで大破の写真を撮って保険請求をしました。
保険の条件に、「しかるべき設備のあるハーバーに係留していること」
とかいうことがありました。
そこで、漁師のおじさんに署名をもらって届けたのです。
厳密に言えば✖なのですが、
書類審査だけで数百万円の保険金が振り込まれました。
東京海上であれば、
現地確認がされた結果、保険金が出されなかった可能性があります。
今にして思えば、なるほどそうだったか、と思います。
損保会社としては、
お客様サービスのためには迅速な査定行為をしなければなりませんが、
かたや、的確・適正な査定も必要です。
その両者の条件を成立させるために,AIの活用が増えてくるでしょう。
ビッグモーター扱いの最大手である損保ジャパンは、
AI活用をしていなかったのでしょうか?
1 件のコメント:
どんなAIをつかうのか/AIを使わないことも保険会社の裁量範囲だと思います。
問題の本質は「詐欺紛いのことを知っていて受け入れたこと」だと思います。
いずれ分かることでしょうが、私の疑問は以下の通りです。
1.「損保ジャパンの社長は被害者でしょうか/加害者でしょうか
2.「大口取引先に値引き販売をする」のと どう違うのでしょうか。
3.保険会社に被害をもたらした保険会社の人は起訴されないのでしょうか。
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