目的
意思決定にはどのような類型があり、
どう意思決定すればよいのかを知っていただきます。
消極的意思決定にはどんな場合があり
その場合、どうしたらよいのかを研究いただきます。
ねらい
今後の行動の参考にしていただく。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この本(1995年初版、2009年新版)は、
以下の経歴のラッシュワース・M・ギダーという米国の元教授が
書かれたものです。
調査研究・公的な対話及び研修活動を通じた倫理的行動の促進
を専門とする非営利組織グローバルエシックス協会の創立者、元代表。
ウィチタ州立大学(カンザス州)で英文学の教授を務めたのち、
クリスチャン・サイエンス・モニター紙のシニア・コラムニスト、
特集担当デスクなどを歴任。
2012年死去。
390ページに及ぶ実証的(事例解説豊富)レポートです。
ジレンマの代表例として帯に書かれているのはこういうものです。
規制値以下の汚染情報を公表すべきか
真面目なだけの従業員の雇用継続か、コスト削減か
条件のよい仕事のための引っ越しか、家族の生活環境か
どちらも大切だが、同時に両方はできない!
日々直面する「難しい選択」
より公正でよりよい判断をくだすには?
私は、システム企画の方法論MIND-SAを作った時に
「考え方の3本柱」として、
「目的・ねらい」の重視
問題のとらえ方
意思決定の本質
を挙げました。
「意思決定の本質」は、こういうものでした。
意思決定の本質はこれに尽きると教えてきました。
このガイドについて、
ある超一流大情報サービス業の受講生が
「このガイドのおかげで迷わなくなった。
正解が何かを考えるのではなく、
自分の考えで決めればよいのだと思うようになった」
と言われました。
その方は理系であったために、
何か問題があると「何が正解か」と考えていたのだそうです。
その後、その会社で副会長にまでなられました。
その後私は、
この「意思決定の本質」を超える主張に遭遇しませんでした。
でも、他に何かあるはずだとずっと思っていました。
それが見つかったのです。
その位置づけはこういうことになります。
従来のMIND-SAの「意思決定の本質」は、
「何かをしよう」という時の積極的意思決定です。
それはこのガイドで十分でしょう。
しかし、意思決定には
やむにやまれず決めざるをえない意思決定もあるのです。
それが今回の著書の内容でした。
それを「消極的意思決定」と位置付けて、
研修のスライドを以下のように作成しました。
ぜひ、この著書をお読みください。
0 件のコメント:
コメントを投稿