2014年2月18日火曜日

ネトウヨって凄いものなんでしょうか?

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 ネトウヨとは何かを知っていただく。
 ネトウヨが、日本の衰退を救う可能性があるかもしれないことを
 考えていただく。

ねらい:
 ネトウヨの出現背景を考えていただく。
 もう少し、愛国心寄りの価値観を持っていただくようにしませんか。

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略語ばやりで、何でも縮めてしまう世の中です。
私の月刊購読誌で「致知」に次ぐ日経コンピュータ誌が、
1年ほど前「レガマイ」という言葉を
6ページほどの記事のタイトルに入れておりました。

レガシー・マイグレーションの略で、
レガシーシステムをマイグレーション(別システムに移行する)の略で、
おそらく誰もその略語は使っていなかったと思われます。

命名者たちは、
その略語を流行らせよう、
その命名者は我々だ、と言いたいののでしょう。

ネトウヨは、ネット愛好家の右翼という意味です。
英語と日本語のミックスというのも奇異な感じがあります。
語感も悪いですね。

ネトウヨと言わずに、
ネット保守という言い方をするかたもおられるようです。
その方がだいぶマシですね。

それはともかく、ネトウヨが注目を集めたのは、
「右翼」と言われる田母神さんが
東京都知事選で61万票を獲得したことです。

私は田母神さんは右翼と思いません。
私のブログ「右翼とは何か??」をご覧ください。
http://uenorio.blogspot.jp/2013/12/blog-post_87.html

氏は、選挙演説でも、
 「太平洋戦争は日本の一方的な侵略戦争ではない!」
 「南京大虐殺はウソだ!」
 「韓国慰安婦の強制連行もウソだ!」
と言っておられたようです。

これは正しい歴史を知っている人間からみると
そのとおりの事実です。
氏は正当な愛国者で、右翼ではなく中道です。
橋下徹さんと同意見です。

2月16日号の日経新聞「風見鶏 見えたかネトウヨの集票力」
というタイトルで都知事選の分析をしています。

それによると、田母神さんの支持者の年代は
以下のようになっているようです。

 












「日本経済新聞社の世論調査によると、
田母神誌の支持者は年齢が若い層ほど多く、
20代では舛添氏に匹敵する支持を得た」

「民放の開票速報番組で、キャスターの池上彰氏は
『自民党支持層の一部が田母神氏に流れた』
と解説していたが、
むしろこれまで自民党の居候していた右翼が自立を始めた
とみる方が妥当ではないだろうか」

若い層が愛国心に燃えているということは意外です。

若い層は政治や社会に無関心で、
だからこそ、選挙で票を集める政治の仕組みでは、
投票率の高い高齢者におもねる政策が主流となっています。

若い層が政治に関心を持つのは非常によいことです。

従来の高齢者優遇の年金制度をはじめとする社会保障制度、
若者の職を奪っている雇用制度、
等の偏りが見直されていく力になります。

若者が元気な社会が発展することは
論を俟ちません。

ネットを通じてそのような若者が
へんに偏らないで増えることを期待いたします。
その人たちを邪魔者扱い、悪者扱いしてはいけません。

そのような意見の伝道師として
田母神さん、渡部昇一さん、櫻井よし子さん
に期待したいと思います。





2 件のコメント:

上野 則男 さんのコメント...

倉石 英一さんの投稿,です。
「ネトウヨですが、私もその一人と自認しています。以前、ネトウヨは「外国人(特に中国や韓国など)に対して、ヘイトスピーチ的な偏見を持っている人」というイメージだったようですが、最近は意味が違ってきたようです。都知事選挙で田母神候補を支持した人たちがネトウヨの典型的な定義でしょうか。その思想傾向はいわゆる「右寄り」で、かつネット上に熱心に発信する人種ということでしょう。(雑誌「致知」の記事の傾向と重なる部分が多いとは思います)私は、「右寄り」「左寄り」という議論は、今、あまり意味がないと思っています。冷戦時代のイデオロギー論争を持ち込んでいて、時代に合っていないからです。ただ、靖国問題、領土をめぐる中韓との紛争、集団的自衛権や憲法改定などについて、国の誇りを失わず、筋を通した発言をするならば、「ネトウヨ」の存在意義はあるものと考えています。」

通りすがりの27歳 さんのコメント...

 初めまして、通りすがりの27歳です。
 幾つかの記事を読ませていただきましたが、私が普段考えている事と殆ど差がなく、驚いています。
 私自身、今のように物事を考え、国を憂い、政治・経済について真剣に思慮するようになったのは、フジテレビデモがきっかけです。ネットを通じて新聞・テレビといったマスメディアの実態を知り、そこから芋蔓式に政治や経済、歴史について強く関心をもつようになりました。
「正しい事は何か、正義、真実とは何か」と模索し、ネット上で多くの方々と論議を繰り返す内に、論としての整合性から自身の行動・言動における整合性・倫理観について考えるようになり、元来利己的で他者への関心が薄く自分さえ良く生きていければいいと思っていた私が、今では自身の生き方や国や社会など様々な事柄について考察しています。
 私自身も「ネトウヨ」と言われる事は多々ありますが、左から見たら真ん中でも右ですから気にしません。国を思い国を守る事が右翼なら世界中が右翼です。
 ネットの普及と民主党の悪政により、若年層の政治への関心は強まっています。
 与えられるものを盲目的に信じるのではなく、自身が主体となって情報を精査し真実を抽出していく事の重大さを多くの若者が気づいてきていると思います。
 しかし、まだまだ今は黎明期。未だにマスメディアの情報を鵜呑みにしている人々は後を絶ちません。そしてそういう思慮の足りない人ほど声が大きく、感情的で扇動されやすいので困りますね。