目的:
「朝食を抜くと太る」ということが証明されたという記事の
いい加減さを追求します。
ねらい:
少し、上げ足取りをしてみただけかも?
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日経新聞11月2日の夕刊に以下の記事が載っていました。
全文掲載いたします。
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朝食を抜くと、
肝臓での脂質代謝や体温に関する対内時計が乱れ、
エネルギーの消費が滅って太ることを、
名古屋大の小田裕昭准教授(時間栄養学)らの研究チームが
解明し31日付の米科学誌に発表した。
解明し31日付の米科学誌に発表した。
朝食を抜くと
肥満やメタボリック症候群、糖尿病などになりやすい
ことが知られているが、その仕組みは分かっていなかった。
小田准教授は「朝食は体内時計にとって最も重要な食事。
朝食を勧める科学的根拠が示せた」と話している。
チームは夜行性のラットを2グループに分け、
12時間ごとに照明を暗くしたり明るくしたりしながら脂肪を多く合む餌を与える実験を2週間行った。
暗い時間帯が人間の日中の活動時間帯に当たる。 ,
一方のグループには暗くしたと同時に餌を与え、
もう一方には朝食を抜いたのと同じ状態になるよう、
4時間遅れて餌を与えた。
すると、食べた量と運動量はほぼ同じだったが、
朝食抜きのグループは、もう一方のグループより
内臓脂肪が増え、体重の増加量も5グラム多かった。
内臓脂肪が増え、体重の増加量も5グラム多かった。
肝臓で脂質の代謝に関わる遺伝子や、
体内時計をつかさどる一部の遺伝子が
働く時間がずれていたという。
体温は両グループとも食べ始めると上昇し、働く時間がずれていたという。
明るくなると下がった。
朝食抜きだと体温が上がっている時間が短くなり、
消費するエネルギーが少なくなったとみられる。
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これについて、皆様はどう思われますか?
「朝食は大事なので食べた方が良いですよ」
というご意見は分かりますが、
この実験は、
単に「食事をする間隔が長いと太る」
ということなのかもしれません。
現に、
お相撲さんはまとめてドカ食いして太るじゃないですか。
活動開始時間よりも遅れて食事を与えると太る
ということは言えていますが、
もう一つ、活動開始後4時間経って食事を与えた場合と、
8時間経ってから食事を与えた場合の差
を確認してほしいです。
あるいは、
明るい状態でえさを与える場合との比較
も行う必要があるでしょう。
そうしないと、1日の摂取栄養量は同じでも
活動開始時間直後(朝)に食事をしないと太る
という証明はできませんね。
この記事は、「結論ありき」の「陰謀」だと思われます。
因みに、私自身は朝食をきちんと食べる派です。
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