目的:
KYB社の検査不正を糾弾します。
ねらい:
日本の将来は心配ですね。
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10月16日,KYB社は免震・耐震装置の検査で
約1,000件の不正があったことを発表しました。
出典:時事ドットコム
不正発覚の発端は子会社社員の訴えだそうです。
不正があった装置の交換をするそうですが、
交換費用と補償費用は
1件300万円から1,000万円かかるという説があります。
全体で30億円から100億円です。
さらに1桁上だという説もあります。
おそらくその装置の売上金額よりもはるかに大きな金額でしょう。
19年3月期の決算では純利益160億円を見込んでいる会社です。
決して小さな金額ではありません。
製造業の不正事件の発覚が続いています。
私は当ブログ(18/3/24)
「なぜ『不正』事件が多発しているのでしょうか?」
http://uenorio.blogspot.com/2018/03/blog-post_24.html
で、その原因を以下の2点であるとする好意的解釈をいたしました。
1.組織の意向を重んじる(忖度を含め)
2.「本音と建前」「身内論理の正当化」→2元規律の許容
しかし今回の事件はそういう解釈のできないとんでもないことです。
1.安全に直結することである。
これから大地震の来襲が想定されています。
地震に備える装置が機能しないのでは大変なことになります。
2.東洋ゴム工業での不正発覚が2015年3月にあったのに、
ごく最近まで不正を続けていた。
類似の事件があって大騒ぎになっているのに、
不正を続けたというのはどういう感覚なのでしょうか。
誰の責任でやったのでしょうか。
おそらくしかるべき責任のある上位者ではなく、
現場担当の一存でしょう。
現場担当だとしても、テレビくらい見るでしょう。
そこで、他社の不正が問題になっているのに
自分たちは不正を続けたのでしょうか。
信じられません。
倫理観とか責任感とかのレベルではありません。
頭の判断力が完全に壊れているとしか考えようがないですね。
日本人ってそんなにバカだったのでしょうか。
情けないです!!!
2 件のコメント:
同じような不正が多発するのは何故でしょうか?
新聞記事ではその真の理由が見えてきません。
基準データそのものに問題があるのか?
担当者は検査データを改竄しても危険なしと判断したのか?
検査データのチェックシステムに甘さがあるのか?
基準は守らなくてもいいという文化が企業の中に醸成されつつあるのか?
いずれにしてもゆゆしき事件です。
憤慨ごもっともです。あなたの?はすべて「当たり」だと思います。そのことを前ブログで整理したつもりです。
それにしても、そういう不正行為がビジネス倫理を上回ってはびこるという判断力の完全劣化は嘆かわしいことです。他国のいい加減さをバカにできない状態となってしまいました。日本国民のプライドがガタガタです。
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