目的:
デジタル・トランスフォーメーションの意義を知っていただきます。
デジタル・トランスフォーメーションがDXと略される
ことを知っていただきます。
その取り組みがあまり成功していない原因を知っていただきます。
システム企画研修社がこの成功対策をご提案している
ことを知っていただきます。
ねらい:
DXにこれまであまり強い関心を持っていなかった方も、
これからはこの言葉に馴染んでいただきます。
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デジタル・トランスフォーメーションは,
デジタルが社会を大変革していくという意味です。
「デジタル」は,ITと言い換えてもいいようです。
この言葉は、最近もてはやされていますが、
2004年にスウェーデンのストルターマンという教授が
言い出した言葉です。
デジタル・トランスフォーメーションという言葉は、
長くて言いにくいのでDXと略されます。
なぜ「X」なのかですが、
transはXと略されることが一般なのだそうです。
この威力は、
アマゾン・エフェクト(アマゾン社が引き起こしている旋風)
を見れば分かります。
アマゾンは20年前は単なる書籍のネット販売業者でした。
それからそのチャネルで取扱商品をどんどん拡大していきました。
販売した商品の配送をするための物流機能を強化しました。
今やその物流力は、専門の物流業者を上回るようになっています。
かたや、販売力を強化するために、
実店舗を持つ小売業者を買収しています。
この状態は、ヴァーチャルとリアルの統合と言われています。
消費者を掴んでいるということは、
ビジネスにとって最大の武器であり、
この武器を基に消費者の要求するものをなんでも提供する戦略で、
どんどん上流(製造等)に遡って支配を広げています。
「なんでもあり」の状態です。
自動車も所有から利用へと変換しつつあります。
自家用車の時間貸しを可能としているのは、
車を所有している側の提供可能情報と、
利用したい側の場所・時間情報を結びつけるITの仕組みです。
既存のビジネスモデルは、どんどん覆されていきます。
会社がつぶれてしまう可能性もあるのです。
逆に言えば、新しいビジネスモデルを作り出すことができれば、
大きなビジネスチャンスもあるということです。
そこで、ほとんどの大企業の経営者は危機感を感じて、
DXへの取り組みを強く指示しているのです。
大企業の半分以上がその推進専門組織を作っている
という情報もあります。
その組織名ですが、
素直に?デジタルトランスフォーメーション推進室
としているところもあるようです。
しかし、
それではあまりにも受け売り的だし言いにくいということで、
以下のような名前にしている企業もあります。
(デジタル)ビジネスイノベーション推進室
(デジタル)システムイノベーション推進室
とにかく世をあげてDX、DXです。
ところが、多くの企業のDXは成功していません。
もともと難しいテーマですから、
そう簡単には成功できないということもありますが、
取組みの稚拙さにも原因があるようです。
その稚拙さは、私の見るところ以下の3点です。
1.目指す目標を明確にしないで、「とにかくやってみよう」
で突っ込んでいる。
ゴールを決めないで走ることはあり得ないでしょう?
2.ビジネスの担当部門が、
直接外部の専門家(AI等の)に依頼している。
丸投げの場合もあるようです。
両方の状況が分かる中間のつなぎ役が必要です。
3.DXシステム開発の手順を研究していない。
DXは新しいことですが、
広い意味のシステム開発には違いありません。
システム開発の標準形には従うべきです。
手当たり次第では、失敗経験も蓄積されていきません。
小さな開発の経験を
大きな開発につなげていくことができません。
いくらDXが新しいことだからといって、
こんなど素人ののやるような仕事の方法では
成功するわけがないのです。
開発の基本手順に則るべきです。
ということで当社は、、関係各社の皆様に、
「基本原則に則ったDX開発の標準プロセスを作りましょう」
というご提案をしています。
ご関心あれば、以下のURLをご参照ください。
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