2013年9月24日火曜日

今年はギンナンをご提供できませんというご報告

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 私の銀杏採りがピンチに陥っていることを知っていただきます。
 私の勝手な憤慨を知っていただきます。
 行政のムダの例を知っていただきます。

ねらい:
 特に何もありません。

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私は銀杏採りを半ば趣味にしているということを、
当ブログ「私の趣味『銀杏採り』のご紹介」でもご披露しました。
 http://uenorio.blogspot.jp/2011/10/blog-post_6221.html

毎年この季節にお会いする方々には、
少しずつ差しあげたりもしていました。
それを楽しみにしておられた方もいらっしゃったようです。

ところが、
今年は、いや少なくとも2,3年はご提供できなくなりました。
私の猟場である蘇峰公園の銀杏が大幅剪定され、
実がならない姿にされてしまったのです。



蘇峰公園の入り口













他の場所にも銀杏はありますが、
とても皆様に差しあげられる量は収穫できません。
したがって、申し訳ありません。しばらくはご勘弁ください。

その点に憤慨して、
管轄の大田区長に以下のクレームjをしました。
でも「覆水盆に返らず」です。
残念です。

銀杏の枝を切っただけでなく、
私から見ると税金の無駄使いの手入れをしています。
その点も併せてクレームしました。

まだまだ行政はムダがありますね。

以下の写真は、このブログのために挿入したものです。
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大田区長様

  私はときどき蘇峰公園までジョギングをしています
(以前は毎週行っていました)。

 しばらくぶりに公園の中に入りましたらビックリしました。
公園内の6本の大きな銀杏の樹の枝がすっかり落とされていたのです。







 









東屋の右手の樹も枝を切られた銀杏です。






 私は毎年この公園でギンナンを採って
仲間に食べてもらうのを楽しみにしています。
私以外にも10人くらいがギンナン拾いの常連で皆さん楽しみにしています。
ところが今年は、
すっかり実のなる枝を切られてしまったので一つも落ちていません。

 

 以前、銀杏以外の大きな樹の大幅な剪定をされたときに、
管理人さんに質問したところ、
「周辺の住民から落葉が飛んでくるというクレームがくるから」
という返事でした。

 都会の公園は緑の提供が住環境への大きな貢献だと思います。
周辺住民はその恩恵を受けているのに、
しかもほとんどの方は蘇峰公園ができた後から住み出した方なのに、です。

 そんな住民のエゴにおもねる必要はない、
是非銀杏は切らないでほしいとお願いいたしました。
2009年12月に、
下にコピーしましたようにその点を大田区長様にお願いしました。
 
その経緯を「上野則男のブログ」でも公開させていただきました。

 ところがこの度、
2009年の大田区担当からのお返事にあった「貴重な緑を大切に」
という文言に反して、
銀杏たちはあえなく無残な姿になってしまいました。
 
 入り口のところに生えている銀杏は2009年に剪定されました。
今ようやく枝が伸びだしたところです。
今回剪定された銀杏が実をつけるまでおそらく数年以上かかるでしょう。


 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  今回は他にも園内の整備をされています。
入り口の階段部分に手すりをつけたのは、
高齢の来園者に配慮したということでは意義があることでしょう。


 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ですが、砂利だった遊歩道部分を舗装してしまったのはいただけません。

自然が損なわれています。
 


ここも砂利道でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 おそらく園内の掃除の効率を考えてのことでしょう。
特に落葉の時期の。
 
 ですが、私は
「落葉も自然の一部なのですから
そんなに几帳面に掃除をする必要はない」
と管理人さんに意見を申しあげたことがあります。
お返事は「そうもいかない。うるさい人もいる」
ということでした。

  あらためてご質問します。
蘇峰公園は何のための公園なのですか?
徳富蘇峰を偲ぶということもあるでしょうが、
大きなミッションは自然環境の提供なのではないでしょうか。
 
そこを重点に考えれば、
自然を破壊するような今回の剪定や舗装は全くいただけません。
税金の無駄使いです。

 以上、今後の公園行政のご参考にしていただければ幸甚です。

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 以下は2009年のやり取りです。ご参考までに。


2009年12月13日に
大田区長に以下の文書(Web)を送りました。

 私は品川区民ですが、
ここ40年間ほど毎週蘇峰公園までジョギングをして
公園で休憩するのを楽しみにしています。

 ところが、ここ数年気になることがあります。

 公園の木が切り倒されたり、大幅に枝払いをされたりするのです。

 ご承知のように現在、
環境保護の点、温暖化対策の点から期待されている、
せっかくの緑が少なくなっていくのです。

 なぜかと公園の管理人に聞きますと、
近所の人からのクレーム
(葉っぱが道路に散る、とか家の中に飛んでくるとか、
陽が当たらないとか)があるからというのです。

 なんでクレームがあると
何の考えもなくそれに従ってしまうのでしょうか。

 その人たちは、
蘇峰公園ができた時より後に住みだしているのですよ。

 蘇峰公園を前提にしているはずです。
しかも素晴らしい緑の環境だ
ということで住んでいるのではないのですか。

 高層マンションが建つ心配のない環境でしょう!

その利点を無視して都合の悪い方だけを言うとは、
全く自分勝手な市民です。

  私はそういうことを言う人がいたら、
徹底的に理不尽であることを諭してあげたい気がします。

 もし、クレームがきて公園の管理が嫌なら、
あるいは公園の維持にお金がかかって大変なら、
いっそ公園をつぶしたらいかがですか。

 そうしたら、何も煩わしいことがなくなるでしょう。

でも、近隣の人たちは、
つぶさないでほしいと嘆願するのではないでしょうか。

  

 今後は一方的な判断で行動をしないようにお願いいたします。

 私と同意見の人は蘇峰公園利用者でたくさんいます。

 利用者の声も聞いてください。

 なにとぞご高配のほどよろしくお願いいたします。

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 これについて、すぐ12月18日に以下のような回答がきました。

 

 上野 則男 様

 ご意見ありがとうございます。

 蘇峰公園には多くの大木があり、街に残された貴重な樹林です。

 しかし、街なかの公園ですし、徳富蘇峰旧居であった公園ですので、
自然林として管理をするということではなく、
住宅の庭のような管理をしております。

  

 また、毎年剪定することもできませんので、
ある程度まとめて支障枝などを剪定しております。

 樹木の伐採につきましては、
れ木と実生で他の木の生育を妨げる木を間引いております。

 今後も貴重な緑を大切に管理を行ない、
利用者の皆様に愛される公園づくりをすすめてまいる所存です。

 どうぞご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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 これについても納得ができませんから
以下のように12月18日に再質問しました。

 ご回答ありがとうございます。

 申し訳ありませんが、
当方の質問・意見に対して反論も肯定も無く、
建前論ではぐらかしておられます。

 今年の正門前の銀杏の木3本をすっかり枝落としをしたのも
支障枝の剪定なのですか。

 公園入口の黄色と中のもみじの赤のコントラストは

近隣にない最高の情景でした。

 公園の右側の木を大幅に間引いたのも
「枯れ木と実生で他の木の生育を妨げる木」だったのですか?

 左側の剪定もやり過ぎでしょう。

 入口、右側、左側のどれもどう見ても
我儘な近隣住民の意向を気にしての定見・見識のない
対応としか思えません。

 自然林であって欲しいとは言いませんが、
貴重な樹林への対応とは思えません。

 今後は是非こんなバカバカしい対応はされないようにお願いします。

 納得いかなかったら、区民を誘って区議会へでもどこへでも陳情に行きます。

 

 あるいは高価な区の資産を一担当の判断で切り倒していると訴えを起こします。


 何とぞよろしくお願いいたします。


 

2 件のコメント:

上野 則男 さんのコメント...
このコメントは投稿者によって削除されました。
上野 則男 さんのコメント...

上野 則男

以下のコメントはこのブログにリンクしているFACEBOOKでいただいたものです。匿名にして転載させていただきます。

MSさん
公園に限らず街路樹も必要な時期(真夏の暑いとき)に剪定する。枯葉の問題だと言うが、
そんなら常緑樹を植えればいいじゃないか。
日本の街路は電柱があるので、茂らせられないが・・・・
しかし、このイチョウはひどすぎる。

MYさん.
上野さんの意見に激しく同意です。
後からの環境激変ならばまだ理解の余地は有りますが、
環境も含めて、自ら定めた住居であれば、
落ち葉が飛んで来るのは自己責任の範疇。
我が儘としか思えないですね。
私は、街は(行政の得意な)箱物だけで作られるのでは無く、
そこに住む人々の心、考え方、風習が
街を作るのだと思っています。

行政に住民教育の責任まで負わせるのは酷ですが、
それくらいの気概や理念を持って、
住民の説得、苦情への回答、街の保守運営をして欲しいですね。