2013年9月30日月曜日

「専門家」は信用できない?

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 「専門家」の弱点を再認識していただく。
 あらためて、「原発事故の被害」について考えていただく。

ねらい:
 専門家の言うことを「冷静に」受け止めましょう。

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タイトルの注釈をしておきます。
専門家はまったく信用できない、ということではありません。

専門家の意見は、
その「専門」からの意見だということで受けとめるべきで
その人の意見が結論と思ってはいけない、
ということです。


柏崎刈羽原発の再稼働に対して、
新潟県知事泉田裕彦氏は最後まで反対を表明していました。

地元の柏崎市と刈羽村が
原則賛成の意思表明をしているにもかかわらず、です。

主義主張はともかくとして、どうしてだろうと思っていました。
「泉田氏は防災の専門家である」という記事を見て、
「そうか」と思い、泉田氏を調べてみました。

そうしたら、京都大学法学部出身で、
根っからの防災専門家ではないが、
「中央防災会議委員」を務めている
ということが分かりました。

中央防災会議は、
内閣官房が主管する会議で、
「内閣の重要政策に関する会議の一つとして、
内閣総理大臣をはじめとする全閣僚、
指定公共機関の代表者及び学識経験者により構成されており、
防災基本計画の作成や、
防災に関する重要事項の審議等を行っています」

この中に知事を代表して
「全国知事会危機管理・防災特別委員長」の泉田氏が
27人の委員の中に入っているのです。

ですから、防災に関しては一家言も二家言もある方で、
その立場からいってもそう簡単にOKを出せない、
ということなのでしょう。

しかし、物事には複数の側面があります。
原発についても、
安全という面からみることも
産業や生活という面からみることもでき、
もめ続けているのです。

その両面のバランスを的確に見抜くことができる人が、
ビジネスでは「バランス感覚がある」と言われ、
成果を出すことができるのです。

泉田さんは、その面で防災に偏り過ぎている、
のではないかと思っていました。

ところが、最終的には地元の賛成意見にも押され
条件付き容認に転じました。
今のところその条件は極めて厳しいもので、
私のバランス感覚からすると、
そこまで必要かというレベルです。

ある新聞記事に
「泉田さんも政治家である」というコメントがありました。
もともと絶対反対ではなく、
潮時をみていたのでしょう。

本当の専門家だと妥協しなかったでしょうね。

ということで、専門家はその世界には強いけれども、
必ずしもバランス感覚があるとは言えないのです。
専門家の意見だけで物事を決めてはいけません。

専門家ということでは、
私の父は法医学者で「専門家」でした。
死因を究明するのが一つの社会的使命でした。
死んだ人ばかりを見てきたのです。

そのため、家族に対しても、
「そういうことをすると、死ぬぞ」と
普通は大したことがないこと
(たとえば、兄弟喧嘩で頭を打つ)
に対して神経質に注意をしていました。

その可能性は極めて低いのですが、
父の目からは100%です。
一般人からすると目が狂ってしまうのです。

さて、原発の「防災」という観点から言うと、
本来的には以下が言えるのです。

1.原発事故は
 原子力発電機の不備で起きたものではない。

  予備電源を置いた場所と
  強いて言えば、予備電源を送る装置の不備で
  起きたものです。

  これは当事者の配慮不足で起きたもので
  まったくの人災です。

  そのために、原発の防災を厳しくするのは
  原因に対する対策とはなっていません。
  ムダなことです。

  この点については、当ブログでも何度も述べましたが
  まとめとしては以下をご覧ください。

  福島原発事故の原因―上野見解最終集約
  http://uenorio.blogspot.jp/2012/07/blog-post_31.html
  

2.不幸にも発生してしまった原発建屋の爆発によって
  まき散らされた放射線の被害ですが、
  ほとんどの地域は低線量で健康に悪いどころか
  良い地域が大半です。

  悪影響があるということで、
  除染とか避難とかが続いています。
  そのほとんどがまったくのムダです。

  これは誤った科学的もどきの情報が、
  未だに完全に否定されていないために起きている
  「熱つものに懲りてなますを吹く」のたぐいのことです。

  この点についても、何度も触れましたが、
  これをご覧ください。

  「放射線の被害を騒ぐのはやめてほしい!」
  http://uenorio.blogspot.jp/2012/02/blog-post_3905.html

  「放射能は怖い」のウソ!」
  http://uenorio.blogspot.jp/2011/10/blog-post.html
  


  
いずれも、「専門家もどき」の言うことは信用できない
ということです。

ご注意くださいませ。



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