2011年10月24日月曜日

「日本人の9割に英語はいらない」??

これは、今年の9月に出た成毛眞氏の書かれた
書名です。
成毛氏は、日本マイクロソフトの日本法人社長を
1991年から9年間務められた方です。
英語が不要なわけがないのです。

てっきり、小学校からの英語教育等の批判書かと
思って読んでみました。

ところがビックリでした。

英語教育不要論ではなく、
なぜ9割の人には不要かという根拠を示した後で、
1割の人に対する極めて実践的で有効な英語習得術
も展開しているのです。

想像するに、
この書名は出版社が「受けねらい」で付けたもので、
成毛さんの本意ではないのではないでしょうか。

それだけではありません。
以下のようなテーマで
私の遥かに上を行く社会批判をしています。
ほとんどの項目でデータ等の裏付けを持って
主張されています。

ぜひ皆様に一読をお勧めします。

 何のために英語を勉強するのか
 創造力のない人ほど英語を勉強する
 英語を話せなくても罪悪感を抱くな
 「英語ができない日本人」というデータに騙されるな
 早期英語教育は無意味である
 自信がないなら通訳を雇えばいい

 英語を社内公用語にしてはいけない
 TOEICを盲信するな
 海外で成功したいなら自分の武器を磨け
 (英語だけできたってダメ、日本のことを勉強しろ)
 日本の英語教育は日本人をダメにする
 
以下は、「第3章 本当の学問をしよう」の内容で
圧巻です。
 大人の学問をしよう
 真の教養とは何か
 日本人はなぜ思考を磨けないのか
 (日本の教育は知識偏重で考えさせていない)

この項の中の一節をご紹介します。
「ここまで言うか!」と喝さいです。

 日本の政治家を見ている限り、
 1ミリも哲学を持ち合わせていないのは明白だが、
 欧米の政治家は確固たる理念を持っている人が多い。

同じく第3章の「日本が抱える七つの大罪」は、
以下の内容です。

元は、マハトマ・ガンジーさんの言葉のようですが、
以下の7項目は
今の日本にすべて当てはまると言われるのです。
まったくそのとおりです。

 原則なき政治
 道徳なき商業
 労働なき富
 人格なき学識
 人間性なき科学
 良心なき快楽
 献身なき信仰

ガンジーさんは、やはりとてつもなく偉い方ですね。

それでは、最後に成毛流英語習得術のさわりを
ご紹介します。
 日常英会話はフレーズ(一文)で覚える
 話すよりヒアリング力の向上が有効
 身の回りの単語を片っ端から覚える
 日常生活に必要な知識を増やす
 
発音を覚える部分が圧巻でした。
私も、「何のために英語が必要か」は不問にして
ジョギングの時に練習しています。
 
 ABCDEFG--XYZを繰り返し発音する
 (発音記号を意識して一音ずつ。半年くらいやった)
 難しい単語の発音を繰り返す
 (Parallelで半月、Enthusiasticなども)
 
実践して成果を上げた方のご意見は
説得力があります。

ご友人・お子様などにお勧めされたらいかがですか。

 

1 件のコメント:

  1. 「TPPお化け」と「日本人の9割に英語はいらない」について

    成毛氏のいうことはもっともです。それにしても、こういう分野での対外的な知的競争力、交渉力を養成することを本気で考え、実行する必要があります。私のいうのは外国語が出来るとか、人脈があるとか、押しが強いなんてことではなくて、考え方も利害も異なる集団との交渉力です。今のわが国の教育や社会の状況をみると心配なことは多々あります(我々の余生あと10年)。生活が豊になり、島国で一応平和に暮しているので気が緩んだのでしょう。本家とは違う形の「英国病」かもしれません
    友人AT

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