2011年10月31日月曜日

西大井駅近く横須賀線事故の対応

10月24日午後7時50分頃、
掘割状になっている横須賀線の線路にタクシが落ちて
折から走ってきた横須賀線下りの列車と
衝突した事故がありました。

我が家の近くで
私のジョギングコースの中でもありますので
21時前に野次馬根性で行ってみました。

他人のことは言えませんが
野次馬がたくさん来て線路にかかっている道路の橋や
道路から下を覗き込んでいました。

私は現場がよく見えませんでしたので、
「どうしたのですか」と周りの人に聞いてみました。
「タクシがガードレールを突き破って線路に落ちた」
ということは確からしいのですが、
「走ってきた電車の屋根でバウンドして
反対車線に落ちた」と言う人もいました。
これは「誤報」でした。
デマはこうして伝わるのですね。

でも21時過ぎの時点では
乗客は閉じ込められたままでした。
帰宅して22時ころのテレビを見ましたら
「先ほどから乗客は電車から降ろされて
400メートルくらい後ろの西大井駅に向かって
歩いている」と伝えていました。

なんと1時間半以上、
乗客は閉じ込められていたのです!!

よくある車両故障とかではなく、
線路に自動車が落ちているのです。
すぐに復旧できるわけがないではないですか。
掘割状になっている線路から
自動車を引き上げなければならないのですから。

直ちに、乗客の避難誘導をすべきだったでしょう。
こういうときの判断は誰がするか
ということは決まっているはずです。
なぜ判断できなかったのでしょうか。

危機対応マニュアルの不備か、
現場対応力の不備かです。
(私は後者だったのではないかと推論します。
気がきく車掌は少ないですものね)

こういう場合の事故対応原則
(事故を処理する「目的・ねらい」)
の優先順位は、おそらくこうなっているでしょう。
1.負傷者等の救済
2.乗客の安全確保
3.乗客の避難誘導(お客様重視)

ですから、
車掌はまず指令本部への連絡と
109番通報はしたでしょう。

次いで、
横須賀線の列車すべてが走っていないこと
の確認がとれたら(線路を歩くことの安全の確保)、
直ちに、線路に下ろす判断をすべきだったのです。

日本の危機対応能力の低い事例がまた出てしまいました。

それにしても、乗客の皆様は我慢強いですね。
私だったら、車掌に
「すぐに下ろしてくれ。
じきに復旧するわけないでしょう!」
と言ったでしょう。

2 件のコメント:

  1. 同感、同感。なお、全体にわたって、このメル・マガの文章のレイ・アウトは実に読み易い。

     関係あるかどうかわかりませんが、今週初めにいささか驚いたのはギリシャ救済策についてのギリシャ政府の国民投票案、野党の総選挙の主張。希の態度と独仏の反応をみると、どちらが救済しどちらが救済されるのかわからない。希がデモクラシー発祥の地で、今でもデモクラシーだということはよくわかりましたが、先祖の智慧と理性も伝わっているのか疑わしいのではないでしょうか
    友人AT

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  2.  ATさん

     いつもお読みいただいてありがとうございます。
     
     今後とも読みやすいレイアウトに精進します。

     仰るようにヨーロッパも自分のこととなると
     思うようにはならないようですね。
     (希の首相は管さん並みです。日本の政治がこのように世界から見られていたとすると、本当に腹立たしい限りです)

                         上野 則男

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