野田さんが次期総理大臣候補として選出されました。
松下政経塾第1期生だそうですから、
鳩山さんや菅さんとは違い、
経営の分かる方だと期待いたしましょう。
前原さんは国民投票なら圧勝だったはずですが、
「決勝」に残れませんでした。
私も前原さんに期待しました。
なぜなら、外務大臣の時にアメリカにも中国にも
きちんと日本国としての主張をしていましたから。
この方も松下政経塾生ですから
筋が分かっておられます。
筋の前に、勝ち負け・有利不利を考える
多くの政治家に対して異色です。
なぜ、野田さんに勝てなかったのでしょうか。
なかなか出馬の意向を明らかにしなかったことが
第1の原因です。
期待されているのに迷ったのは、
おそらく次の機会を想定していたのでしょう。
早くから立候補の意思表示をしていた野田さんからの
協力要請にもあいまいな対応をしていました。
それと、若くて筋を通し過ぎるということでの、
信念のない人たちからの疎遠感・敬遠感が
あったのではないでしょうか。
民主党政権が続くなら、
次の機会には本命でしょう。
それまで、
妥協ではない修練を積んでいただきたいと思います。
海江田さんは男を下げました。
小沢さんに頼みに行ったところが、
そもそも信念がないですね。
小沢さんがその前に会った前原さんは
小沢さんの筋の違う主張を飲まなかったので
協力を拒否されました。
前原さんが小沢さんに会われたのは、
支援を期待はしていないけれども、
筋を通すということでの挨拶だったのでしょう。
海江田さんは小沢さんに会って、
マニフェストの見直し、野党との協調について
自分の主張を変更しています。
主義よりも政局という悪い政治風潮を
まともに現わしてしまい、国民の評価を下げました。
おまけに、民主党内の小沢派、反小沢派の
数字の読み違いをしています。
最大派閥の小沢派と鳩山派の支援が得られれば
勝てると思ったのは読み違いです。
1回目の投票結果は、読みどおりで勝てました。
しかしここで過半数を得られるか決選投票で勝てる
という読みの時には
小沢派、反小沢派の数字の読みが必要だったのです。
浮動票もあったでしょうが、
浮動票は、野田さんの後世に残る名演説
(「自分は、ドジョウで金魚にはなれません。
ドジョウとして泥臭く頑張ります」)
で野田さんに動いた人がいたことも
「不運」だったのかもしれません。
いずれにしても、海江田さんは
人格高潔で「正直」だと思いますが
(当ブログ「菅総理!即刻退陣を!」参照)、
総裁・総理大臣向きではないのです。
なぜ、立候補したのでしょうね?
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