2020年9月16日水曜日

母子家庭の窮状を救う!

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 日本全体で100万人以上いるシングルマザー家庭の
 救援策を検討します。
 救援策としてどんな制度があるのかを確認いただきます。
ねらい:
 ここにも、少子高齢化対策の芽がありそうです。
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9月7日の日経新聞夕刊に以下のような記事が載りました。

見出し 母子家庭の18% 食事回数減らす
NPO法人「しんぐるまざーず・ふぉーらむ」の調査
7月にインターネットでアンケート実施
シングルマザー約1,800人から回答を得た。

同法人の赤石千衣子理事長は
「ぎりぎりの生活だったところに新型コロナが追い打ちをかけた。
格差を固定化しないためにも、
日頃からの政府支援が必要だ」と訴える。
さらに、
10%前後の世帯が家賃や水道代、電気代などを滞納し、
36.8%の世帯では、一斉休校に伴う子どものオンライン授業に必要な
タブレット端末やパソコンを持っていなかった。

自由記述では、以下のような過酷な体験が並ぶ。
「子どもたちには2食で我慢してもらい、
私は1食が当たり前。3か月で体重が激減
(二人の子どもを持つ30代)
「子どもが学校に行けなくなった。
タブレット、パソコンが無いため会話に入れずイジメに近い感じ。
子どもを守れていない自分が嫌で嫌で死にたい」
(二人の子どもを持つ30代)

親の気持ちも子どもの気持ちもたいへんよくわかり、
なんとも言えません。
そんなことがあっていいのか!!と思います。

厚生労働省の平成 28 年度 全国ひとり親世帯等調査結果の概要
によりますと、
全国でシングルマザーは123.2万世帯おり、平均年収は243万円、
就業率は81.8%前後となっています。

平均が年収243万円は月収20万円ですが、
これ以下の家庭もかなりあるということです。
それでは生活は厳しいでしょうね。

7月17日に厚生労働省が発表した
「2019年国民生活基礎調査」によると、
中間所得の半分に満たない「貧困」家庭で暮らす子どもの比率は、
母子家庭では48.1%となっています。
この調査で母子世帯の86.7%が「生活が苦しい」と回答しています。

因みに、
シングルマザーになった原因は以下のようになっていました。
「死別」が 8.0 %、離婚などの「生 別」が 91.1 % 


そこで、そのような家庭を支援する仕組みを調べてみました。
そして前掲の子ども二人30代のシングルマザーの場合に
受給できる金額を試算してみました。
なんとすべての制度を利用すると
月額約10万円が支給されるのです。

全国データだと前掲の243万円のうち、仕事の収入は200万円で、
補助等が43万円(月額4万円弱)です。
可能額の半分程度だということになります。

おそらく、前掲のシングルマザーたちは
すべての制度を利用していないのでしょう。

下の表の制度以外に
母子家庭(シングルマザー)が利用できる
8つの減免と割引手当制度
母子家庭(シングルマザー)の自立支援訓練給付金制度
というものもあります。
今回、調べてみて、日本の国は結構充実した制度を持っている
のだと分かりました。

これだけいろいろな制度があれば、
制度を調べたり、手続きをすることはそれなりに大変なことです。
したがって、シングルマザーを支援する組織での重要な役割は
その手続きを代行または支援することです。

冒頭の調査結果は、まだその支援が十分でないということを
表しています。
「しんぐるまざーず・ふぉーらむ」のような組織を
国が支援する必要がある、
と言うことをアピールするために実施した調査なのでしょうか。

シングルマザーが利用できる手当て・支援制度
出典:離婚弁護士ナビ
「母子家庭(シングルマザー)に役立つ17の手当て・支援制度を徹底解説」
補助の種類
概要
子ども二人30代の母の場合の受給額試算
·       児童手当(国)
15歳未満の子供がいるすべての家庭に支給
20,000円
児童扶養手当(国)
ひとり親世帯で子供が18歳未満の場合に支給
47,000円
母子家庭の住宅手当(市区町村)
20歳未満の子供がいるひとり親世帯
 5,000円
母子家庭(ひとり親家庭)の医療費助成制度(市区町村)
18歳未満の子供の医療費の本人負担分
 α円
こども医療費助成(市区町村)
市区町村により子供の年齢に制限あり
 β円
特別児童扶養手当(国)
20歳未満で障害がある子供に対して支給
68,060円~102,200 
なし?
障害児福祉手当(国)
日常生活を自力で送ることができず、常時介護を必要とする20歳未満の子供に支給
14,480
なし?
生活保護(国)
4つの条件を満たした場合に最低生活費ー収入金額を支給
なし
母子家庭の遺族年金(国)
夫または妻が死亡した場合で子供がいる場合に支給
なし
児童育成手当(市区町村)
18歳までの児童を扶養する母子家庭が対象で、児童1人につき定額を支給
13,500円×2
合計

99,000円

これらの制度利用の促進以外に、
シングルマザーの支援策を考えてみました。

こういうビジネスをうまくできれば、
ビジネスも大発展するし、シングルマザー家庭の収入増、
そしてうまくいけば幸福実現、
少子化対策にもなるのではないかと思います。
どなたかやりませんか?

シングルマザー人生相談室 
ネット上に設けます。
簡単に言えば、デートの斡旋です。
これで再婚が進めば、大ハッピーです。

1)シングルマザーから登録を受ける。 
 身長(3桁)体重(2桁)年齢(2桁)現住所(3桁郵便番号)、
 名前(愛称可)、メールアドレス、電話番号

2)シングルマザーを支援したい男性から登録を受ける。
 年齢、氏名、メールアドレス、電話番号、登録料3万円
 面会で1時間につき1万円相手に支払うことの了解。
 相手からクレームが来たら登録料没収することの了解。
 1回の紹介で1万円を登録料から支払うことの了解。

3)男性からシングルマザーの紹介希望を受ける。
 希望条件の提示を受ける(身長体重年代居住地の条件)
 紹介条件を了解したら条件検索して、
 該当のシングルマザーのメールアドレスを知らせる。

4)シングルマザーにその旨をメールで連絡する。
 電話番号は双方ともに教えない。

5)当日、相手が来ないとかがあったら
 電話で事務局に連絡を受ける。
 事務局は必要な調整を行う。

6)あとは当事者の自由。
 どちらかからクレームが来たら対応する。 

いかがでしょうか?


 

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