2015年9月27日日曜日

新国立競技場建設の責任問題(続き)

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 新国立競技場建設の責任問題を再確認していただく。
 下村大臣の引責辞任は残念であることを共有していただく。

ねらい:
 責任の明確化は重要であることを肝に銘じましょう。

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私は、7月19日の当ブログ
「新国立競技場建設の無責任体制の全容」
http://uenorio.blogspot.jp/2015/07/blog-post_19.html
で以下のような総括をしました。

1.JSCがすべてを取り仕切った責任者
2.有識者会議の無責任
3.デザイン競技審査委員会が直接責任者
4.JSCが委嘱した専門家の技術調査は形式的
5.ザハの売名・無責任
6.最終的には文科相の責任

つまり、JSCが、
有識者会議とか専門家の技術調査とか形式を整えて
まともに「科学的」公正に検討しているように見せかけて
思うように仕切ったというのがその時の私の見解でした。

しかるべき人たちに「いいんじゃないの」と言わせた、
ということです。

ご承知のように
9月24日に「第3者委員会」の調査報告が出ました。

それを受けて行われた
9月27日のフジテレビ「新報道2001」の報道で、
新国立競技場建設の責任者ではないはずの
東京五輪競技大会組織委員長である森喜朗氏が
影の責任者であるようだということが分かりました。

有識者会議で「3000億円超えたっていいんじゃないの」
との発言があり流れがそうなったということでした。
元総理の発言の重みということでしょう。
他の無責任者がその発言に乗ったということになります。

責任者がはっきりしないので、
そういう無責任が起きるのです。

前回の私の見解はほとんどそのとおりだったのですが、
森喜朗氏に影の責任者だったということを見落としていた、
ということです。

JSCが責任をとるのは当然として
下村文部科学大臣も責任を取らされました。

責任論から言えば当然のことなのですが、
当日の新報道2001で
平井文夫フジテレビ解説副委員長が
こういう発言をしていました。

「下村さんは
日本の教育改革にたいへんな力を発揮しておれれる。
下村さんでなければ教育改革はできない。
オリンピックと日本の将来を決める教育改革と
どちらが重要なのか」

私もまったくそのとおりと思います。

安倍総理も下村大臣を評価されていますから、
苦渋の決断でしょうが、
責任論というのは難しいものですね。

下村さんはいずれ教育行政に戻られるでしょう。
その間、日本の教育改革は
残念ながらしばらくお休みですね。

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