2015年9月22日火曜日

「言葉のぼかし表現浸透」ですって!

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 文化庁の日本語の使い方の調査結果を知っていただきます。
 日本人が少しずつ自己表現をするようになってきたことを
  確認していただきます。

ねらい:
 そういう目で、新しい言葉づかいを観察しましょう。

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9月18日の日経新聞は当件名の見出しで
文化庁が実施した2014年度の国語に関する世論調査の結果
を紹介していました。

「微妙」→良しあし判断できぬとき
 いいか悪いかの判断がつかないとき、
 「微妙」という言い方をすることが「よくある」「時々ある」と
 答えた人は計66.2%で、
 04年度調査から8ポイント増えた。
 20代は97.0%、60代も53.0%が使うと答えた。

「わたし的には」→自分の責任回避
 「わたし的にはそう思います」「話とかしてました」
 といった表現も全体の2割弱が使っており、
 過去の調査と比べていずれも増加した。

「断定避ける風潮」文化庁調査 
との小見出しもあり、
「『悪い』『わたしは』というような断定的な表現をせず、
自分の責任を回避できる便利な言葉として浸透しつつある」
という文化庁担当者のコメントが載っていました。

 また、本来は不都合であることや危険であることを意味する
 「やばい」という言葉を、
 「とても素晴らしい」の意味で使うと答えた人は26.9%。
 04年度調査と比べてすべての年代で使う割合が高まった。
 10代は91.5%、20代は79.1%が使うとしている。

同庁担当者は
「自分の感情を強調するのに便利なのだろう」と分析する。

とありました。

私はこう思いました。

もともと日本人は自分の考え・感情を外に表さない態度が
身についています。
農耕文化で集団の維持「和の重視」を一番にする
ことからきた根深いものです。

それを受けた従来型の表現だと
「ええ」とか「まあ」とか、極めてあいまいで
どう考えているか分からないものでした。

それからすると、
「微妙」も「わたし的には」も
言葉になっているのですから一歩前進だと思います。

「ぼかす」ようになってきたのではなく、
意思表示をするようになってきたと解釈すべきものです。

若い人たちからそうなってきているのです。
当然でしょうね。
伝統や過去に縛られにくいのですから。

日本人は、もっともっと自分なりでよいので、
自己表現をするようになっていくといいと思います。





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