2014年10月27日月曜日

小学校跡の老人施設が完成しました!ついでにギンナンのこと

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 素晴らしい資源有効活用の事例を知っていただく。
 ギンナンの生殖力のすさまじさを見ていただく。

ねらい:
 それだけのことです。

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小学校跡の2年越しの大工事がようやく終わって
品川区立「地域密着型多機能ホーム」がほぼ完成しました。

この施設は、以下の機能を持っています。

















これはグラウンドがあった裏側です。
    

外側にゆとりのある空間を作りました。

ここが表側の入り口です。少しさびしいですね。

写真をご覧ください。
コンクリートの建屋はそのまま残して、
外装・内装だけ新しくしたのです。

土地の所有者・発注者が同じ「区」だからできたことでしょうね。
素晴らしい省資源方式です。
こういう方式はほかでも採用したらいいですね。


校庭の銀杏の3本の樹も残りました。

今年のギンナンのシーズンには丁度工事の真っ最中で
このギンナンの所有権はあいまいな状態がありました。

今年は2週連続で台風に見舞われましたが、
その時に大量のギンナンが落ちましたので、
そのホンの一部八千個くらいをいただきました。

2回目の台風の時には「モウタクサン」状態でしたので
写真だけをとりました。























このギンナンはどうなったのか気になりましたので、
その後未練がましく見に行った時にはもう片付いていました。
どうなったのでしょうね。

その後、雨が2・3日続いた時にも大量に落ちました。
かわいそうなので10月23日に3・4千個いただいてあげました。

その後の加工工程が結構たいへんなのです。
1千個剥いて洗うのに1時間半くらいかかります。

でも、市価は1個5円くらいですから、
今年は5万円以上稼いだことになります。
ヤハリたいしたことではないですね。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

校庭一杯に散らばったギンナン!すごいですね。拾いやすいと想像します。でも、子供たちが走り回っていた時代は、どういう風になっていたのでしょう?踏み潰したギンナンを靴の裏に付けたまま大勢の子供が教室に入れば、ギンナンの臭いが教室に充満して先生方を悩ませたのでは・・・?

上野 則男 さんのコメント...

ご心配ありがとうございます。
実はこういうことだったのです。

以下は私が2013年11月に作成したレポートです。

         【ギンナンの国際貢献】

私の毎朝のジョギングコースの近くにある杜松(としょう)小学校が
今年3月で廃校になりました。
133年の歴史があったのですが少子化の波には勝てず、
近所の小学校と合同で
新しい小中一貫校「豊葉(ほうよう)の杜学園」としての
スタートを切っています。

豊葉は豊かな葉という意味ですが、
地元の豊町、二葉町ということも表しています。

133年というと明治12年です。
そんな古い小学校なら品川区一だろうと思って聞いてみると、
品川区にはもう少し古い小学校が二つあるのだそうです。
明治の近代化のスピードは凄いですね。

その杜松小学校には
大きな樹齢90年とかの銀杏の樹が3本あり、
そのうちの2本がギンナンのなる雌です。

このギンナンは大きく立派なので
いつのころからか先生・生徒が採集加工をして
近所の人や業者に販売を始めました。

近所に売る場合は
100グラム(大体50個)100円だったそうです。

収入は年間4万円から10万円になり、
この資金をユニセフに寄付をしました。
使途を指定してラオスの交流小学校に
鐘(チャイム)や野菜・果物の苗を送ったりもしました。
この活動は「ぎんなん募金」と言われていたそうです。

因みに、
50個100円だと4万円なら2万個、
10万円なら5万個です。

ということは
1本の樹で1シーズンに1万個から2.5万個採れるということです。
この数字は私の長年の経験からくる想定にもほぼ合致します。

ギンナンが国際交流に貢献したという例です。

参照
品川区立杜松小学校-青少年の寄付・募金・ボランティア活動の事例集
http://www.philanthropy.or.jp/qhm/index.php?%E5%93%81%E5%B7%9D%E5%8C%BA%E7%AB%8B%E6%9D%9C%E6%9D%BE%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E6%A0%A1%EF%BC%88%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%EF%BC%89