2010年5月24日月曜日

公共事業に「隠れ負債」?システムは?

 2010年3月28日の日経新聞の「経済解読」欄に
 「公共事業に「隠れ負債」」のタイトルの解説記事が載りました。

 趣旨は、以下のようなものでした。
 「高度成長期の1960年代後半から70年代にかけて
 道路、上下水道、学校、公民館などを建設した。
 それらが、30年~40年を経て更新期を迎えた。

 その更新には大変なコストがかかる。
 その準備をしている自治体等はごく僅かである。

 更新を怠ると以下のような大事故に繋がるおそれがある。
 07年に米国ではミシシッピ川にかかる高速道路橋が崩落し
 死傷者が100人を超える事故があった」
 大変なことですね。

 私の近所では、先般の何回かの大地震の後、
 新幹線の高架橋や高速道路に対して耐震工事をしていました。
 それを見たときに大変なコストだ、と思いましたが、
 そういう補強や建替えが至る所で必要になるとしたら
 大変なことです。
 「コンクリートから人へ」などと言っていられなくなりそうです。

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 翻って、システムの世界ではどうなっているでしょう。
 システムのライフは10年とか15年とか言われて、
 更新(スクラップアンドビルド)されています。
 5年で更新されているものもあります。

 物理的な構造物は寿命があって当然ですが、
 ソフトウェア主体のシステムが、なぜ
 「維持や保守ではすまされない更新」
 をしなければならないのでしょう。

 システムの世界の人間は(これまでの私を含めて)、
 そのことは必然であるかのように受け入れてきています。
 経営者や利用者は「それはおかしいではないか」と思っています。
 ですから、システムの更新案件はすんなり通りません。

 一般人から見ておかしいものは
 やはりおかしいと考えるべきなのです。
 更新しなければならない原因は、
 以下のように多階層に亘っています。
  基盤になるハードウェア
  OS
  各種ミドルソフト
  ミドルソフトの連携機能
  アプリケーションソフト
  アプリケーションソフトの連携機能

 それぞれ、なぜ更新しなければならなくなるのか、
 を徹底的に究明すべきです。
 そうして、その対策を立案し実行します。
 100年でも維持・保守だけで
 生き続けられるシステムを実現するのです。
 簡単なことではありません。
 しかし、解明する価値はあるものです。

 そのような研究会を立ち上げてみたいと思っているところです。
 ご意見ください。

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