大阪府は上海万博に自治体として唯一の出展をされています。
厳しい財政難だというのに!
大阪に観光客を呼び込もう、中小企業を売り込もう、
という作戦です。
橋下知事は、大阪をなんとかしたい、
発展させたい、県民所得を引き上げたい、
と、いつも必死で考えています。
目的意識がはっきりしているのです。
それにはどうしたら良いか、と考えます。
過去とか、他がどうかは関係ない、
必要であればやる、抵抗は乗り越えればよい
だから主張がはっきりしているのです。
なおかつ、どこかの知事のように
一方的に押しつけるということもしません。
きちんと、お役人たちの理解を得る努力を行い
現場から遊離していないで支持を得ています。
すごいですね。
知事にはかなりの権限があります。
今は、国からかなり補助金・交付税を受けていますし、
行政指導もあってかなりの縛りがあります。
しかしその条件の中では、かなり思い切ったことができます。
知事は行政府ですが、立法府である府議会に影響力を与えて
条例を出すこともできます。
総理大臣よりもやりたいことができるでしょう。
鳩山総理も今は橋下知事を羨んでいるのではないでしょうかね。
目的のためには、「前例・みんな主義」は関係ないのです。
「前例・みんな主義」は、
私が「価値目標思考のすすめ」の中で使った言葉です。
「前例・みんな主義」は日本の過去の思考法で、これから脱却しなさい、、
それに代わって「価値目標思考」をしなさい、
価値目標思考とは、
何かを検討する時には、
それは何のためにするのか(目的)をトコトン考えなさい。
その目的を目標とする価値で考えなさい。
価値の基本要素は、「早い、うまい、安い」です。
というものです。
橋下知事はそのお手本そのものです。
橋下知事は体も使っておられますが、
本当に頭を使っておられます。
橋下知事の行動はこうなっています。
基本的な目的を設定している。大阪の発展、云々
案件を検討する。
それは基本目的に合致するか、
どうすれば、基本目的につながるか
方向性を決定する
その目的を達成するための対策を検討するために他の例を研究する
(やるかどうかの段階で他を研究するのではない)
実現のための障害を確認する
その障害を乗り越えるために自らも行動する
上海万博出展も思い切っていますが、
地元の反対を押し切って伊丹空港も閉鎖しようとしています。
大阪府全体がどうすればよくなるか、
という基本目的で検討しますから
部分が悪くなることには目をつぶります
誰かさんと違って、反対は覚悟の上です。
(補償とかはするでしょう)。
(誰かさんは、反対があると「浅はかにもそれは勉強不足でした」
と言って撤回してしまいます。信がないですね)
橋本知事のような知事が日本中にいれば、
地方から日本をよくしていくことができますね。
挫折せずに頑張り続けていただきたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿