2024年1月12日金曜日

「洋画3本立」ぜひご覧ください!!!

[このテーマの目的・ねらい]
目的:
 昔のアメリカ映画を思い出していただきます。
 (ご存じの方は少ないかも)
ねらい:
 お笑い番組よりも楽しいのではないでしょうか。
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高校時代、よく映画を観に行きました。
新宿3丁目のビルの4階に「日活名画座」という映画館がありました。
封切後しばらく経ってから、この映画館が上映します。
洋画専門でしたが、ほとんど毎週観に行きました。
料金は、40円か50円でした、

当時はただの郊外駅だった下北沢に下北沢オデオン座という
映画館があり、ここは常時3本立てでした。
たまに観たい映画があると、土曜日の午後ここにも行きました。
こちらの料金は150円でした。

そんなわけで、
毎年の年度ベスト10に入る洋画はほとんど観ているものでした。

最近、倍賞千恵子さんの「私の履歴書」を見て、
「男はつらいよ」シリーズが50回まで続いたと書いていましたので、
その1作目を見てみよう思い立ちました。

探したら,DVDで安く見れることが分かりました。
「男はつらいよ」は、あまり感心しませんでしたし、
倍賞千恵子さんはそのキャラで出演しているだけで、
とても女優とは言えないようなしろものでした。

それでも、DVDが安く入手できることがわかりましたので、
以前からまた観てみたいと思っている映画を観たいと思いました。

それで観た映画が以下の3本立てです。
私が観た順番です。
「第3の男」1949年作品
「駅馬車」 1939年作品
「死の谷」 1949年作品

以下に3本の作品のご紹介をします。
ストーリーのご紹介は少し長いのですが(転載)、そのまま掲載します。
ご覧のように、かなり主役男女の結末が違います。
どのタイプの結末が好きかで性格判断もできそうですね。
 

映画名

第3の男

制昨年

1949年

監督

キャロル:リード

主演男優

ジョゼフ・コットン


主演女優

アリダ・ヴァリ


ストーリー

Wikipedia

舞台は第二次世界大戦後、米英仏ソによる四分割統治下にあったオーストリアの首都ウィーン。当時ウィーンの酒場で人々に親しまれたツィターのメロディ(アントン・カラスによるテーマ曲)をBGMに物語の幕が開く。

アメリカの売れない西部劇作家ホリー・マーチンスは、親友ハリー・ライムから仕事を依頼したいと誘われ、意気揚々とウィーンにやって来た。ハリーのアパートを訪ねるホリーだが、管理人はハリーが前日、自動車事故で死亡したと彼に告げる。ハリーの葬儀に出席するホリーは、そこでイギリス軍のキャロウェイ少佐と知り合う。少佐はハリーが街で最悪の密売人だと告げるが、信じられないホリーはハリーへの友情から事件の真相究明を決意する。

事件の関係者を調査すると、ハリーの恋人であった女優のアンナ・シュミットと出会う。ホリーと彼女は2人で事件の目撃者である宿の管理人に話を聞き、現場に未知の第三の男がいたことをつきとめる。しかし貴重な証言を残した管理人は何者かに殺害され、ホリーがその容疑者だと疑われて逃走。さらにハリーの知人であるポペスコからも追われ、キャロウェイ少佐に助けを求める。そこで初めてキャロウェイからハリーが粗悪ペニシリンを売り捌いて多数の人々を害した実態の詳細やその証拠の数々を見せられる。

友情・愛情と正義感の間で行き詰まったホリーは酒で気を紛らわせたが帰国を決意。酩酊状態のまま、別れを告げるために寄ったアンナの下宿の近くで、第三の男ハリーと邂逅するが、まるで幻かのごとくハリーは消え去ってしまう。ホリーはハリーを目撃したことをキャロウェイに報告。キャロウェイは疑っていたが、念のためにハリーの墓を掘り返すと、別人の遺体だったことが判明し、ハリーの生存を確信する。一方、国籍を偽っていたアンナがパスポート偽造の罪でソ連の憲兵に連行されてしまう。

ハリーのことを信じたいホリーは、彼とプラーター公園観覧車の上で話し合うが、改めて彼の非情ぶりを悟る。その後、キャロウェイからハリー逮捕の助力を促されたホリーは、親友を売るもやむを得ずと決意し、アンナの保釈を条件に承諾。

ホリーとキャロウェイの計らいで釈放されたアンナはホリーを烈しく罵る。アンナのハリーに対する愛を知ったホリーはキャロウェイへの協力を一時断念するが、病院を視察してハリーの流した害毒を目のあたりにしてハリー狩りに参加することを再度決意し、囮となって彼をカフェに待つ。店の裏口から現れたハリーは警戒を知るや下水道に飛び込み、ここに地下の追撃戦が開始される。

キャロウェイの銃弾で重傷を負ったハリーはその後、銃を手にしたホリーに追いつめられる。銃を向けるホリーに対してハリーが頷く。下水道内に一発の銃声が響き渡る。

その後、場面は、第三の男であったハリー本人の埋葬に。葬儀の後、ホリーはアメリカへ帰国する飛行機の出発時刻が迫っているにもかかわらず空港へ送ってくれる少佐の車を降りて、墓地の路傍でアンナを待つ。しかし、彼女は表情をかたくしたまま一瞥もせず彼の前を歩み去って行く。

二人の結末

ホリーは思いを寄せつつあるアンナを墓地の広い道路端で待ちますが、アンナは気が付かない風で通り過ぎていきます。

(この後どうなるかを観客に考えさせています。二人の関係に進展があるかも?)

感想

ジョゼフ・コットンは「カッコイイ」ですね。こんなにいい男だと認識していませんでした。

有名なチターの曲と共に、観るものは独特の世界に引き込まれていきます。最後の下水道の中の逃亡・追跡劇は圧巻です。

 

映画名

駅馬車

制昨年

1939年

監督

ジョン・フォード

主演男優

ジョン・ウェイン


主演女優

クレア・トレヴァー


ストーリー

Wikipedia

ジェロニモがアパッチ族を率いて居住地を出たという情報が飛び交っていた頃、アリゾナ準州トントからニューメキシコ準州ローズバーグに向かう駅馬車が出発した。乗客は町から追放されたダラス(クレア・トレヴァー)、アルコール中毒の飲んだくれ医者ブーン(トーマス・ミッチェル)、はるばるバージニアから来て夫のマロリー騎兵隊大尉に会いにいく貴婦人ルーシー(ルイーズ・プラット英語版)、小心者の酒商人ピーコック(ドナルド・ミーク英語版)であった。出発の際に南部出身の賭博師ハットフィールド(ジョン・キャラダイン)が「マロリー夫人の護衛」として乗り込んだ。御者(運転手)のバック(アンディ・ディバイン英語版)とカーリー・ウィルコックス保安官ジョージ・バンクロフト英語版)が加わり、駅馬車は出発する。

さらに出発してすぐにトントの町はずれで銀行家ヘンリー・ゲートウッド(バートン・チャーチル英語版)が駅馬車に乗り込んできた。彼は5万ドルを横領し、ローズバーグへ逃げて雲隠れするつもりであった。合計8名の駅馬車が砂漠にかかる時、突然銃声がして馬車が止まった。ライフルを軽々とクルリと回して現われたのは脱獄囚のリンゴ・キッドジョン・ウェイン)であった。保安官カーリーと御者バックはリンゴ・キッドとは旧知の間柄であった。リンゴが脱獄で500ドルの懸賞金がかけられていることも知っていたが、彼が父と兄弟を殺したプラマー兄弟に敵討ちをするためにローズバーグへ行くことも予知していた。そしてカーリーはリンゴがローズバーグに行くことを予想してこの駅馬車に乗ったのだった。「リンゴがプラマー兄弟と決闘しても殺される」に決まっていると考え、ライフルを取り上げてリンゴを逮捕した。リンゴの父とは同じ牧童仲間で父親代わりであったカーリーにとって、逮捕することがリンゴを安全にする方法であった。また皮肉なことに同乗した飲んだくれ医師ブーンは、かつてリンゴの殺された弟を治療したことがあった。

駅馬車は最初のステーションであるアパッチウェルズに到着する。ここでトントから随行してきた護衛の騎兵隊との交代の部隊がいなかった。ジェロニモアパッチ族を率いて居住地を出た情報がある中、護衛なしで前進してローズバーグを目指すか、引き返すかの投票が行われ、ローズバーグに向かうことに決定する。

道中の馬車の中で、賭博師ハットフィールドはさかんにルーシーのために気を使い、ルーシーに銀のカップを差し出す。ルーシーはそのカップを見て「これはグリーンフィールド家の紋章では?」[注釈 2] と問う。ハットフィールドはどこかで賭けて儲けたものと云う。ダラスに対しては皆の目は冷たく、無視されている。そのことでリンゴが怒ったりしていた。また酒商人ピーコックが販売拡大の営業のため持ってきたサンプルの酒が、飲んだくれ医師に飲まれてしまう。

次のステーションであるニューメキシコのドライフォークに到着するが、ここでメキシコ人のクリスから「マロリー大尉が負傷してローズバーグに運ばれた」と伝えられてルーシーは倒れる。ルーシーは妊娠していてショックで産気づいてしまう。メキシコ人の牧童たちがジェロニモの襲撃を恐れて夜のうちに逃げ出し、クリスの妻も姿をかくしてしまう。飲んだくれ医師ブーンがコーヒーを浴びるように飲んで正気に戻り、ダラスの助けもあって無事にルーシーは女児を出産する。リンゴは道中親しくなったダラスにプロポーズし、一緒にメキシコに住もうと誘うがダラスは答えなかった。そしてダラスに励まされ、リンゴは敵討ちを諦めメキシコに逃げようとして、アパッチの狼煙を発見する。狼煙は襲撃の合図であった。リンゴはメキシコ行きを諦める。そして駅馬車はドライフォークから川の渡し場に行き、川を渡ってローズバーグを目指そうとした。

だがすでに渡し舟を含め川の渡し場全体が焼討ちにあっていた。そこで駅馬車に筏をつけてそのまま浮かして川を渡りきり、難関を突破した。渡っている間にアパッチの襲撃はなく、一同は安堵するが、渡し場でアパッチの光信号のようなきらめきを見たハットフィールドは警戒を続けていた。危機が去ったとして終着駅がもうすぐだとしてブーンが祝杯を挙げようとしたその瞬間、突然弓矢が飛び込みピーコックの胸に突き刺さった。ついに総攻撃をかけてきたアパッチ族に、駅馬車の男たちは必死に応戦する。バックは腕を打たれ、リンゴが先頭馬まで飛び移り手綱を引いた。やがて弾薬が底をつき、観念したハットフィールドは辱めを受けさせまいと最後の一発をルーシーに向けた時、アパッチの流れ弾に撃たれて命を落とす。その直後にラッパの音が聞こえ騎兵隊が到着し、危機一髪で駅馬車は難を逃れた。結局一人の犠牲者と二人の負傷者と共にローズバーグに到着する。

ローズバーグに着いてから、リンゴはカーリーに「10分だけくれ、絶対に戻るから」と云う。カーリーはライフルを渡して「弾は無いぞ」と云う。しかし実はリンゴは3発だけ隠し持っていた。ダラスにも「きっと戻ってくる」と言い残してプラマー兄弟のいる酒場に一人向かった。酒場ではルーク・プラマーがポーカーをしていて、リンゴ・キッドがやって来たと知らされて、その場に捨てたポーカーのカードはA8の黒のツー・ペア[注釈 3] であった。ルークを筆頭とするプラマー三兄弟はリンゴと酒場の前でにらみ合う。一瞬の銃撃戦の末、酒場に再びルーク・プラマーが戻ってきた。ルークはカウンターに近付いた瞬間に床に倒れた。 リンゴは無傷でダラスの元に戻ってきた。カーリーとブーンが馬車を用意していて、リンゴはカーリーにダラスを牧場まで送るように頼む。カーリーはダラスもリンゴも馬車に乗せて送っていくことにすると言う。そういった後にブーンと馬車から降りる。カーリーとブーンは馬に石を投げ、彼ら(リンゴとダラス)を逃がすのだった。カーリーはブーンに「一杯おごるよ」と誘い、ブーンは「一杯だけな」と答え、ダラスとリンゴの二人が乗った馬車は荒野へ去って行った。

二人の結末

二人は、保安官の好意によって提供された馬車で新天地に去っていきます。

(完全なハッピーエンドです)

感想

戦前の作品ですが、典型的なアメリカ映画です。ジョン・ウェインは、はまり役です。

  

映画名

死の谷

制昨年

1949年

監督

ラオール・ウォルシュ

主演男優

ジョエル・マクリー


主演女優

ドロシー・マローン


ストーリー

Wikipedia

流れ者のウェスは脱獄し、最後の大きなヤマである列車強盗に希望をかけていた。  

(コメントの補強を募集中でしを)

(キネマ旬報web)上野手入れ

1870年代、中西部のコロラド。ともに裏街道を生きる牢破りのお尋ね者ウェス・マックイーンとたいへんな苦労をして生きてきた女ジュリー・アン・ウィンスローが不幸な絆ゆえに結ばれた。2人は誰ひとり祝福してくれる者もない荒野の荒れ果てた教会での結婚式に束の間の幸せを感じ、絶望の中にも一筋の希望を見出す。しかし、数十人の保安官団に追い詰められ、万策尽きて寄り添いながらシェリフの銃弾に倒れるのだった。

二人の結末

手を繋ぎあって息絶えるシーンが最後である。その後、荒れ果てた教会の澄んだ鐘の音が響き渡る。ジュリーが盗難金から少しをご喜捨箱に入れた資金でその教会の修道士が鐘を入手したのである。本来なら2人を祝うはずの鐘の音であった。

ウェスは地上では生きようのない脱獄強盗囚ですから、2人は天国で結ばれたのです。

別な形のハッピーエンドです。

感想

ドロシー。マローンは不遇な女性を見事に演じていました。

アメリカ映画なので、ハッピーエンドになるのだろうと期待して観ていましたが、さすがに強盗を認める結末は作りようがなかったのでしょう。

 

 

 

 

 




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