【このテーマの目的・ねらい】
目的:
認知症対策の「共生と予防」について考えてみます。
何でも悪い方に考えて反対する人がいる
ことを残念に思いましょう。
ねらい:
「若い」ときから、認知症の「予防」に努めましょう!!
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ご承知のように認知症は、
1.本人の幸せな人生のため
2.社会福祉経費増大防止のため
削減することは極めて重要は社会的課題です。
政府は、6月18日に認知症対策をまとめた大綱を
関係閣僚会議で決定しました。
この大綱は「共生と予防」をキャッチフレーズにしています。
共生は、認知症になった時にどう過ごしていくかであり、
予防は、「認知症になるのを遅らせる」「進行を緩やかにする」
ものです。
認知症の発生を防ぐ方法はまだ研究途上なので、
こういう表現になったようです。
そもそもこの大綱は5月の素案段階では、
予防と共生だったのです。
順序や重要性からすれば当然その順番です。
素案段階では、
「70代で認知症の人の割合を10年間で1割減らす」
と数値目標も入っていました。
(私から見ればかなり控えめな目標だと思えますが)
ところが、一部の関係者から
「予防を前面に出すと予防ができると思われる」
「発症した人が責められる」(「発症する人が悪い!」)
というような批判が出て、
順序は変え、数値は目標から参考値に格下げになったようです。
誰がそのような反対意見を言うのでしょうか。
責任逃れをしたい人か、単なる理屈やか、
そういう人の意見が本質論をまげてしまうということは
非常に残念なことです。
トランプ大統領ならそんな屁理屈認めないでしょうね。
認知症の課題はどう見ても
どうすればならないようにできるか、
あるいは進行を遅らせることができるかです。
そして、巷の研究や体験では、いろいろなことが
認知症の発生・進行に対して有効だとなっているのです。
たとえば、こういうことです。
1)運動不足の改善
2)糖尿病や高血圧など生活習慣病の予防
3)社会参加による社会的孤立の解消や役割の保持
完全に医学的に証明できなくても、
そういうことをどんどん広めれば良いではないですか!
参考:認知症の現状
6月20日に警察庁が発表しました。
2018年の
認知症が原因で警察に行方不明届けが出された人数
全国で16,927人
その内、508人が車にはねられるなどして死亡。
197人は2018年中には所在が確認できていない。
行方不明届けの年代別内訳
80歳以上 52%
70歳代 39%
60歳代 8%
状況ははっきりしています。
行方不明届けの府県別内訳
大阪府 2117人
埼玉県 1782人
兵庫県 1585人
愛知県 1422人
神奈川県 1280人
東京都 1246人
なぜ大阪が多く東京は少ないのでしょうか??
九州大学の推計では
2015年には730万人に達し高齢者の20.6%を占めるようになる。
というのです。
これでは幸せな老後にはなりません。
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