2019年1月9日水曜日

「ハラスメントは想像力欠如」!!

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 ハラスメントの本質について考えてみます。
ねらい:
 お互いに気をつけましょう。
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このタイトルは、日経新聞1月7日号「こころの健康学」 に
認知行動療法研修開発センターの大野裕氏が寄稿された
コラムの見出しです。


こういうことを書かれています。
なるほどまったくそのとおりだと思いましたので
転載させていただきます。
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先月の本欄で、
組織のこころの健康を育てるには思いやりが大切だ
と書いた。


お互いを思いやるこころとはまったく逆の態度が
パワーハラスメントやセクシュアルハラスメントなどだ。

しかし、ハラスメントをしている当の加害者は
相手を傷つけているという意識がないばかりでなく、
相手のことを思いやり行動していると考えていることが
ほとんどだ。


だから自分の態度がハラスメントだと言われると戸惑い、
腹を立てることさえある。
厳しい態度をとるのは相手を育てるためで、
自分も若いころにそのような指導を受けて育ってきた
と言う。


その話を聞くと、相手を思いやるようで
自分の世界ですべてを判断していることが分かる。

相手がどう感じ、考えているかということを思いやる
想像力が決定的に欠けているのだ。

それでは
一緒に仕事をしていこうという信頼関係は生まれない。
部下はその場を何とかやり過ごそうという気持ちになる。


のため、
ほとんど意識しないで仕事で手を抜くようになる。
それだけではなく、
反発心からも手抜きをするようになる。



立場の弱い人は、
立場の強い人から強く言われると反論しづらい。
だからといって
言われるままに受け入れるのも釈然としない。


そうすると、
要求された通りにしないで反感を表現するようになる。
結果として仕事が思うように進まなくなったり、
取り返しのつかない大きな問題が起きたりするようになる。


そうならないためにも今年、
会社や地域、家庭でお互いがお互いを思いやれる
健康度を大事にしてほしい。
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私が注目したのは、この中段の太字部分です。


ハラスメント問題でもめるのは、
受けた側とした側の見解がまったく異なるからです。


最近では、
体操の宮川選手が塚原夫妻からパワハラをされた
と訴えた件がありました。


この件はパワハラは無かったことになったようですが、
受けた側がされたと感じたのであれば、
パワハラがあったと認めるべきものでしょう。

パワハラは精神的なものですから、
物理的な暴力行為と違って客観的立証は困難です。

もっとはっきりしているのはセクハラです。
した側は、「ちょっと冗談を言っただけだ」と言っても、
受けた側が「それで恥ずかしい思いをした」となると
残念ながらセクハラ成立なのです。


相手がどう思うか、で決まるのです。
したがって、同じことを言ったのでも、
冗談を楽しく受け止めて何も問題ない場合と、
セクハラになる場合とがあるのです。


その点は具体的行為である痴漢とは異なります。
(痴漢の場合でも、どう感じるのかの差はあるでしょうが)


大野先生の言い方は厳しいですが、



相手がどう感じ、考えるかということを思いやる

想像力が欠けているとハラスメントが起きる。


ということは正解だと思われます。

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