目的:
GAFA4社の規模・伸びを確認します。
4社のビジネスモデルの差を再確認します。
ねらい:
やはりアマゾンを怖れましょう。
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米国IT大手はGAFAと一くくりにされて、
何やかにやと問題視されています。
しかし、この4社のビジネスモデルはまったく異なります。
まず、
このGAFAがどれだけ大きくなっているか見てみましょう。
他の業種も含めたランキングが出ています。
アマゾンが他の業種も含めてR&A投資で1番となっています。
APPLE、アマゾン、アルファベット(Google)の
2017年の売上高が出ています。
出典:日経xTRCH(クロステック)「未来はGAFAが作るのか?
しかしGAFA4社の成長度を見るとこうなっています。
上から順に,APPLE、アマゾン、Google、Facabookです。
APPLEが頭打ちなのに対して、アマゾンが急成長しているのが分かります。
現在の規模と伸びは以下のビジネスモデルの差を示しています。
GAFAのビジネスモデルの差
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ビジネスモデル
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アマゾン
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図書の通販(小売)からスタートしているので、自社の能力でできるBtoCビジネスは何でもする。
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APPLE
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個人が利用する優れたITマシンを提供する。
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Google
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情報検索機能の提供を武器に広告収入をえるだけでなく、ITソフト(「アプリ」)の提供・仲介も行っている。
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Facabook
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自社の保有する個人情報を武器に広告収入をえる。
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つまり、他力本願の広告収入だけのビジネスは限界があり、
物品・サービスの提供がビジネスとしての発展可能性が高い、
ということです。
APPLEは、物品・サービス提供をしていますが、
単一商品型の限界を示しています。
Googleは、物品・サービス提供に踏み込んでいますが、
ビジネスドメインがITです。
その限界があります。
ところがアマゾンは、
自社のネット・物流機能でできるものは何でもやろうというのですから、
発展可能性は無限なのです。
他のIT3社と異なって小売ビジネスからスタートしている強みです。
「アマゾンエフェクト」と言って、各業界から恐れられるのは当然です。
なお、
GAFAに対する個人情報の利用規制の影響を最も受けるのは
Facabookです。
他の3社は、他社に情報を渡さなくても自社でできるビジネスがある
のですから強いのです。
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