2018年3月24日土曜日

ゴルフが認知症予防になる?

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 「ゴルフが認知症予防にいい」 
  それってどういうこと?を知っていただきます。
ねらい:
 さあどうしましょう。
 身近なところでゲートボールを始めますか?
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以下の内容が
日経新聞2018年3月22日の囲み記事で載っていました。
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国立研究開発法人「国立長寿医療研究センター」は23日、
ゴルフが高齢者の認知機能を向上させる
とする共同研究の結果を発表した。


運動習慣がない65歳以上の男女106人を
ゴルフ教室と健康講座教室に分け、
ゴルフ教室組は半年間、週1回のペースで24回プレーした。


認知機能検査を実施して比較したところ、
ゴルフ教室の参加者は単語記憶能力が6.8%、
物語を聞いて筋書きを思い出す「論理的記憶能力」が11.2%
向上した。


健康教室を受けた人には変化がなかった。


認知症の6割を占めるアルツハイマー型認知症の予防には、
適度な運動、頭を使う活動、人との交流が有効とされる。


ゴルフの1ラウンドあたりの運動量は、
体重70キロの男性で約1000キロカロリー。
風向きやピンまでの距離を考えながらプレーし、
一緒にコースを回る人と交流する社交スポーツでもある。
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これを読んでどう思われますか?


ゴルフのようなスポーツをすることは、
何もしないでごろごろしていることに比べれば
認知症予防に有効なことは分かります。


結構なことです。


しかし、半年でそんなに記憶能力が改善するということは
にわかには信じられませんね。
ずっと続けていたらどれだけ改善されるのでしょう?
凄いことになってしまいます。


ゴルフ組は、それまでゴルフの経験がある人なのでしょうか。
ないとすると、
新しいスキルを習得することが脳の活性化に貢献したのであって
ゲートボールでも同じでしょう。


もし既にゴルフをしていた人ならば、
そういう人たちは、
何か記憶能力向上に対する素地を持っていたのかもしれません。


実際の報告書を読んでみないと、
実験の条件と分析がどうなっているのかよく分かりません。


安易に「ゴルフは認知症予防にいいらしい」
というのは危険な気がします。

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