2014年9月29日月曜日

ジャパンバッシング(日本叩き)の底流を探る!

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 ジャパンバッシングの根源を探る。
 ジャパンバッシングの実績を再確認する。

ねらい:
 そういう思考が底流にあるという前提で
  欧米人と付きあいましょう。
 自立自尊の精神を強化しましょう。

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別項「 緊急レポート ヘイトスピーチ対処勧告ですって!!!」
http://uenorio.blogspot.jp/2014_08_01_archive.html
で憤慨したことを述べました。

そこであらためて考えてみました。
どうも欧米人、特に米国人は日本人が嫌いなのではないか、
それで「苛めている」のではないか、と。

テーマに「ジャパンバッシング」という言葉を使っています。

この言葉は、元は1980年代の貿易摩擦時代に、
日本製品を排除しようという米国内の行動等を指していました。
しかしその後もう少し広い概念で使われるようになっています。

本稿ではさらに広げて、
日本排斥または日本差別の思考までを含めて検討します。

欧米人が日本を嫌うのは歴史的背景があります。

19世紀から20世紀にかけて、
欧米白色人種が世界で早い者勝ちの陣取り合戦をしていました。

原住民をほとんどすべて滅ぼしました。
アメリカインディアン、インカ帝国、オーストラリアのアポリジニ、
枚挙に暇がありません。

その陣取り合戦にこともあろうに黄色人種の日本人が
割って入ったのです。

これは早く始末しなければと思ったことでしょう。
ところが、明治維新開国から間がないのに
結構手ごわいのです。
封じ込めは失敗します。

ジャパンバッシングは、そこから始まっています。

以下にジャパンバッシングの大きなイベントを確認します。

1.太平洋戦争
 米国は自国を直接攻撃されない限り、戦争には加わらないという
 国内公約をしていました。

 それでも日本を叩きたいルーズベルトは、
 真珠湾攻撃を仕掛けさせて口実を作り参戦しました。

 このとき日本の無線を傍受して攻撃を知っていたのに
 真珠湾を守っている艦隊にはそのことを知らせずに
 日本軍に攻撃させたのです。

 「なぜ、アメリカは対日戦争を仕掛けたのか」
http://uenorio.blogspot.jp/2012/09/blog-post_19.html


2.原爆投下
 戦時中といえども民間人の殺戮を禁じた国際条約に違反してまで
 広島・長崎に原爆を投下しました。

 なぜドイツには使わずに日本に使ったのでしょうか?
 日本人は有色人種で人間と思っていないのでしょう。
 そうでなければ、この惨劇は説明できません。


3.戦後の徹底した愛国心の骨抜き
 特攻隊の恐ろしさ、最後まで戦う根性に恐れをなした
 進駐軍(米国)は
 徹底した日本人の意識改造を考えました。
 戦争責任の感得、反戦教育、愛国心の放棄です。
 
 このお先棒を担いだのが日教組です。
 この影響は未だに尾を引いていて、多くの国民に
 愛国=軍国という読み変えをさせてしまっています。


4.日本の経済発展に対する妨害
 期待どおり、日本は反戦思想が強くなりました。
 その分のエネルギーを経済発展につぎ込みました。

 その結果、「ジャパンアズナンバー1」などと、もて囃されました。
 これは米国にとって非常に嬉しくないことです。

 ジャパンバッシングがその典型ですが、
 米国の国益に反しない範囲で日本の足を引っ張ります。
 
 米国は、目的のためには手段を選ばない国民性です。
 「アメリカの目的思考、合目的主義」
http://uenorio.blogspot.jp/2011/08/blog-post_17.html
  
 その極致は、ニクソンが、
 自分が大統領になるためにケネディ暗殺を画策したことです。
 
 「ケネディ暗殺の真相―要約」
http://uenorio.blogspot.jp/2014/04/blog-post_247.html
 
 本当に恐ろしいことです。

 バブル崩壊後の失われた20年は、
 米国の陰謀である、ということを言う人もいます。


5.その後いろいろな機会

 捕鯨問題もその匂いがします。
 
 慰安婦問題
  「日本軍ならそういうことをやりそうだ」
 という意識があるので、
 韓国のロビー活動に乗っていまうのです。

 韓国も非白色人種なのですが、
 白色人種米国民から見て脅威の対象ではないのです。
 「メジャナイ」のです。

 中国は大きな脅威ですが、
 今のところ叩く理由が見つかりません。

 それに中国は米国債の最大の購入者でもあります。
 その利に負けているのです。
 
 現在、米国中心でイスラム国を叩いていますが、
 直接攻撃を受ければ反撃するということで、
 中長期的な観点からはいかがなものかという感じもします。

 過去のベトナム戦争や中東戦争についても、
 主義や価値観の相違での戦いをして
 有色人種排斥は中休みをしているようですが、
 忘れているのではないと思います。


 その証拠をWikipediaで探してみました。
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 人種的差別撤廃提案( Racial Equality Proposal)
 第一次世界大戦後のパリ講和会議の国際連盟委員会において、
 大日本帝国が初めて主張した、
 人種差別の撤廃を明記するべきという提案を指す。

 イギリス帝国の自治領であったオーストラリアや
 アメリカ合衆国上院が強硬に反対し、
 ウッドロウ・ウィルソンアメリカ合衆国大統領の裁定で否決された。
 国際会議において
 人種差別撤廃を明確に主張した国は日本が世界で最初である。

 以下その詳細です。

 議長であったウィルソンは「この問題は平静に取り扱うべきであり、
 総会で論議することは避けられない」と述べ、
 提案そのものを取り下げるよう勧告したが、牧野は採決を要求した。
 議長ウィルソンを除く出席者16名が投票を行い、
 フランス代表・イタリア代表各2名、
 ギリシャ・中華民国・ポルトガル・チェコスロバキア・
 セルブ・クロアート・スロヴェーヌ王国(後のユーゴスラビア王国)の各一名、
 計11名の委員が賛成、
 イギリス・アメリカ・ポーランド・ブラジル・ルーマニアの計5名の委員
 が反対した。
 
 しかしウィルソンは「全会一致でないため提案は不成立である」と宣言した。
 
 日本の代表である牧野は「会議の問題においては
 多数決で決定されたことがあった」と反発したが、
 ウィルソンは「本件のような重大な問題についてはこれまでも全会一致、
 少なくとも反対者ゼロの状態で採決されてきた」と回答し、
 牧野もこれに同意した。
 
 牧野は「日本はその主張の正常なるを信ずるが故に、
 機会あるが毎に本問題を提議せざるを得ない。
 また今晩の自分の陳述および賛否の数は議事録に記載してもらいたい」
 と述べ、ウィルソンも応諾した。
 
 またフランス代表フェルディナンド・ラルノード(Ferdinand Larnaude)も
 この採決方式を批判している。
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欧米主要国は、あからさまに人種差別撤廃に反対だったのです。

次は、米国における人種差別の実態レポートで、これもWikipediaです。

米国は表向きは各国からいろいろな人種を受け入れて、
差別をしていないようですが、それは移民の力を借りないと
自国が発展できないからです。

「平等」は公的な立場での見解で、
個人的な意識では、
本当に博愛主義・人類みな平等を信奉している方もおられるようですが、
多くの人の心には白人優先主義があるのだと思います。

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「黒人お断り」南部に残る人種差別

マクレーン 末子 July 31, 2012

ミシシッピー州の町クリスタル・スプリングで、
あるカップルは結婚式を予定していた教会から「式は行なえない」
と告げられた。

その理由は「二人は黒人だから」。
約50年前、南部で黒人差別州法は撤廃されたが、
差別感情はまだくすぶり続けている。
 
非営利公民権団体の「南部貧民救済法施行機関」などによると、
ファースト・バプテスト教会から拒否されたのは
チャールズ・ウィルスンさんと妻のティアンドレアさん。

7月21日の結婚式の招待状は発送済み、
当日の式次第の印刷物もできあがっていた。
それを式2日前に、
突如スタン・ウェザーフォード牧師から式場を変えろと言われて、
二人は驚いたという。

一部の信徒が黒人カップルが教会を使うことに難色を示し、
「もし二人を結婚させれば、
投票で牧師をこの教会から追い出すようにする」
とウェザーフォード牧師に脅しをかけたという。

同教会信徒のほとんどは白人。
1883年に設立されて以来黒人の結婚式は行なわれたことがない。
同牧師は驚いたものの、一部有力信徒の脅しに屈服。

同町の他の教会で二人の結婚式をとりおこなった。
「教会内で論争を巻き起こしたくなかった。
二人には論争に関係なく、最良の結婚式を挙げてほしかった」
というのが牧師の弁。

ウィルソンさん夫婦は、
「牧師が困難な立場にいたことは理解するが、
彼は自分たちのために立ち上がらなかった」と指摘する。

「他の信徒も知っていても、立ち上がってはくれなかった。
彼らは自分たちをキリスト教徒と信じているようだが、そうではない」
と怒りがおさまらない。

クリスタル・スプリングは人口5000人の町。
サリー・ガーランド町長は、
「ほんの一握りの人」が町を代表しているように捉えられるのは心外と、
教会側に憤りを表す。

これに対し、教会側は今「どんな人種も歓迎」と姿勢を変えている。
ガーランド町長の言うように、これらは「ほんの一握りの人」だろうか。

一般に人々は表面的には人種に寛容だ。
だが、1876年から1964年にかけて、
南部ではジム・クロウと呼ばれる人種隔離州法が存在した。

有色人種に対し公共施設などの利用を白人と分離・制限していた。
オバマ氏を大統領に選んだとはいえ、
米国では、
特に南部では、一部住民の間で差別感情はまだ根強く残っている。

さらに、狂信的に白人至上主義を掲げる人々もいる。
7月初めアラバマ州ウィンフィールドで、
「神の選べし教会」は
毎年恒例の牧師会議へ参加者を募るチラシを町中に張りだした。

そのチラシの「すべての白人キリスト教徒は招待されます」
という一文が人種差別と問題となった。

主催者側は、「我々はヘイトグループではないが、
白人は神が選んだ人種だと信じている」と主張している。
この「神の選べし教会」は「ヘイトグループではないが」と言うが、
白人至上主義を掲げる集団は概ね「ヘイトグループ」と呼ばれる。

白人至上主義運動がなくなるには、半世紀はまだまだ短いのかもしれない。

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そのとおりでしょう。

さあどうしましょうか?
 

 
  

2 件のコメント:

上野 則男 さんのコメント...
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上野 則男 さんのコメント...

私の友人からのメッセージです。

アメリカ カリフオルニアのマリーナで2ヶ月間生活し、
 カナダや豪州でホームステイして
 日本人は人種差別されていることを体験しました。
 観光旅行では判らないことでしょう。
 
 なのに、朝鮮人だ、中国人だとヘイトスピーチしている
 輩のいることが悲しいですね。