2014年9月26日金曜日

「平均寿命105歳の世界がやってくる」


【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 平均寿命が延びる可能性の知識を得ていただきます。
 
ねらい:
 「ほんとにそんなに寿命が延びるのか?」
  と疑いながら本書を読んでみてください。
 現在の高齢化社会が抱えている問題をおさらいしていただく。
 「セカンドキャリア」について考えていただく。

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これまたショッキングなタイトルです。
このタイトルを見ると、
以下のように様々な思いが駆け巡ることでしょう。

「そんなことになったら超高齢化社会でどうにもならないね」
「老人社会になってしまい、活力ゼロだね」
「社会保障費で財政は完全に破たんだな」

「そんなに長生きできるならうれしい」
「どうやって過ごすのだろう?」
「高齢になってからどういう仕事をするのかな」
「健康で長生きなら良いけれどどうなのかしら」

著者は米国の長寿研究の大家で、
バイオテクノロジー、遺伝子治療、再生医療の技術進歩は
非常に早いので、
いずれその時がきますと言っておられるのです。

その根拠はこういうことです。
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マウスは外形は人間と非常に異なるが、
遺伝子の面では酷似している。
そのマウスが遺伝子治療によって28%も延命できた。
人間に当てはめると28%延命すると108歳になる。

しかもこれは平均値で、
新しい幹細胞治療を施したある種のマウスでは
寿命が倍以上に延びたものもある。

人間に当てはめれば160歳を超える。
このように画期的な技術が人間に適用できるのは、
もう時間の問題だ。
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時間の問題と言われますが、
その時間がどのくらいかは明示されていません。

マウスでうまくいったからと言って、
人間にすぐ適用できるのでしょうか。

IPS細胞による治療だって
先日眼の治療に初めて臨床例ができたところでしょう!
IPS細胞原理の解明から10年は経っています。

ところがこうだと言われます。
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老化を防ぐアンチエイジングの
最近の目覚ましい進歩になじみのない方は驚嘆するかもしれないが、
医学技術はそれほど遠くない将来、老化過程を遅らせる、
ないしは逆に若返らせることさえできるようになると見られている。

あまり一般の人の目に触れないところで進行しているのだが、
この20年間の生態医学研究の進歩ぶりは、
医学史のこれまでの成果すべてを上回るほどの勢いだ。

簡単に説明するには複雑すぎて、
通常のテレビニュースは1項目当たり60秒ほどだから、
とても解説し切れない。

その上、新発見が臨床に応用されるまでには何年もかかるから、
一般的なニュースの感覚から外れてしまう。
だが実態は猛スピードで進行している。
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「なんか詐欺師の言葉みたい!」ですね。

現状の高齢化社会は、
医療費の高騰で破たんしようとしています。
このアンチエイジング技術は単に延命するだけでなく、
若い状態・健康状態を維持することも可能だというのです。

もしそうだとすると国家財政破たんを救う白馬の騎士となります。

したがって、国としては予算をつぎ込みなさい、
長寿社会向けビジネスの開発にも制度補強や予算付けをしなさい、
と言っています。

本書の本論では、
これまで各国で平均寿命がどの程度延び、
現在の高齢化がどの程度進み、
いかなる問題を抱えているか、
いかなる技術進歩が何を可能としてくれるか、
をまじめに具体的に解説しています。

その一部をご紹介します。
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【年配労働者に対する誤解】

 65歳を過ぎても多くの労働者が働き続けられるような環境を
作るためには、いくつかの障害を克服しなければならない。

いずれも、突破することは容易ではない。この本の主眼は
体の組織や細胞が破損した際の修復だが、人びとが長い期間、
仕事にたずさわっていくためには、社会・文化的な障害も
打ち破っていかなければならない。

 生物学以外の障壁として最も大きいと思われるのは、
年配の労働者は能率が悪く、経営者と
してもコスト的に見合わない、という見方だ。

ワートン人的資源センターの調査によると、事業主の
49パーセントが、年配の従業員はテクノロジーの
進歩についていけない、と考えている。

また38パーセントが、健康管理のコストを引き上げて
いるのは年配従業員だ、と答えている。

さらに、年配従業員は働いているとはいっても最低限の
仕事しかできず、「定年退職者なみ」だとこぼす事業主もいる。

年配者は勤労意欲に欠け、若年労働者より早く仕事を
切り上げてしまう、とこぼす経営者もいる。

もし同じ能力を持っているのだとすれば・経営者は
若年労働者を選びたがる。若手は週に65時間も働くが、
年配者は40時間ほどしか就労しない。

経営者としては、それでも年配労働者に高い賃金を
払わなければならないのが面白くない。

しかも若年労働者は、やる気も向上心も持ち合わせている。
さらに年配労働者は医療を含めた福利厚生面の充実さを
要求するが、若者はあまり拘泥しない。

 最近の労働環境の変化は、年配労働者にとっては
逆境になっている、と多くの経営者は感じている。

最新のテクノロジーについていけないし、学ぶ気概や
適応力にも欠け、「長年、こうしてきたんだから」という
姿勢があるからだという。

企業では、「エラーの早期発見」をモットーとしている。
何か具合の悪い予兆があれば、すぐに方針を軟換する。

ところが年配労働者は、「むかしからのやり方が正しい」
という固定観念に囚われがちだ。

彼らは品質管琿にこだわるが、若手は、ご老人はヘンな
こだわりで因習に惑わされている、と見る。

 経営陣は、上司が若いと高齢労働者は索直に従うのを
潔しとしない風潮がある点も危惧している。

年配者が能率的と考え、ミスも少ないと思うやり方で
作業を進めても、若手上司は全否定したりする。

それが年配労働者の生産性を低め、全体の業績も
下げてしまいかねない。

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よく見ていますね。
それらの問題の多くはこれからの医療の進歩で解決できる、
というのが著者の主張です。

後半で、「退職後文化」という章を設けて、

長くなる(定年)退職後をどう過ごすかについて
解説・提言しています。

その中では、
老化は心理的な面からも生じるという定説にも触れています。

正直のところ、私は本書をじっくり読んではいません。
いい加減な紹介をしています。

興味深いテーマですので、関心ある方は300ページの大著ですが、
ご一読をお勧めします。

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なお、当社のビジネスでは、
「セカンドキャリア開発支援プログラム」を売り出し中ですが、
そこでの主張は、
「45歳になったら
それから30年間を見据えたセカンドキャリアを考えなさい」
というものです。

当ブログ「オジサン世代に増殖中 お荷物社員」 
 http://uenorio.blogspot.jp/2014/08/blog-post_21.html
でもご紹介しました。ご参照ください。

平均寿命が100歳を超える時代なら
75歳のビジネスゴールは楽勝ですね。

因みに、現在の私がそのゴール年齢です。

皆さま!セカンドキャリア頑張りましょーーーう!


1 件のコメント:

  1. 年配者が見習うべき生き方は、能楽師にあります。
    能楽師は、生涯現役です。
    そして、年配者ほど、達人として活躍されています。
    達人が使う筋肉はインナーマッスルです。
    更に駆使しているのは、気の力です。
    これをマスターすると、年配者は若者をあらゆる面で凌駕します。

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