【このテーマの目的・ねらい】
目的:
・世論調査の虚構について考えていただく。
・日本国民の思考体質である「お上」思考を再認識していただく。
・今後のネットコミの悪影響を想定していただく。
ねらい:
・マスコミ・ネットコミの悪誘導に乗らないように
周りに働きかけてください。
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特定秘密保護法は昨年12月6日に成立しましたが、
12月8日・9日に共同通信社が実施した世論調査は、
以下のような結果でした。
次の通常国会以降で修正すべき 54.1%
廃止すべき 28.2%
合計 82.3%
実に82%の人が、この法案に反対しているのです。
反対理由は、言論の自由、報道の自由が制限されるのではないか
という懸念です。
反対者は、実際に自分でこの法の内容を把握して
そういう意見を持ったのでしょうか。
ほとんどはそうではないでしょう。
マスコミの報道で、「そういう懸念がある」ということを、
見たり聞いたりしてそう判断しているのです。
この法の必要性を政府がきちんと説明しなかったことも、
「何か怪しい?」と、
懸念を増長させたこともあるでしょう。
しかし、基はマスコミの報道です。
日本の多くの大衆は、
マスコミの言うことが真実だと思って受け入れています。
以前のこのブログにも書きましたが、
「お上」体質が染み付いてしまっているのです。
2012年3月「日本人の価値観 日本人は政治に関心高い?」
http://uenorio.blogspot.jp/2012/03/blog-post_31.html
以下のような真実とは異なることが
常識としてまかり通っています。
放射線はごく僅かでも身体に悪い。
原発は地震に弱い。
太平洋戦争は日本の軍部が仕掛けた一方的な侵略戦争である。
中国・韓国を含む東南アジアを侵略し残虐行為をした。
韓国の婦女子を強制連行して従軍慰安婦にした。
マスコミの報道以外の原典に当っている日本人が
どれだけいるのでしょうか。
原典に当っていない人はマスコミの報道と同じことを
事実として頭に入れていることになります。
その状態で世論調査をすれば、
ほぼマスコミの報道姿勢と同じことが出てきます。
すると今度はマスコミが、世論調査等を引用して、
「国民はこう考えている」
と自らの姿勢を正当化しています。
そんな田舎芝居を
もっともらしくマスコミと多くの国民が
演じていると言えるのではないでしょうか。
今後は、ネットのツイッター情報が
このワルマスコミ役に加わることになりそうです。
これはマスコミの次の勢力になるネットコミです。
1月14日の日経新聞に以下の記事が載っていました。
「少数が生み出すうねり」
2013年9月7日から12月8日までの3カ月
以下の3つのキーワードに関するネット上のつぶやきを調べた
(はやりのビッグデータ分析です)
テーマ
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件数
|
発信者数
|
原発(原子力発電)
|
420万件
|
40.3万人
|
消費税
|
192万件
|
51.8万人
|
TPP
|
95万件
|
13.2万人
|
ところがこの3か月間に100回以上呟いた人の比率
とその人たちの呟き件数の全体に対する比率は、
テーマ
|
100回以上
呟いた人の比率
|
呟き件数の
全体に対する比率
|
原発(原子力発電)
|
1.8%
|
56.8%(239万件)
|
消費税
|
0.4%
|
28.3%
|
TPP
|
1.0%
|
46.9%
|
こういう一部の「オピニオンリーダ」の意見が世論を左右する
という事態も想定されそうです。
このことに関連して、当ブログではこのような主張をしています。
2011年10月「一部の意見に振り回されるな!}
http://uenorio.blogspot.jp/2011/09/blog-post_778.html
しかし、
多くの国民がこういうテーマに関して
ネット上で意見交換するということは、
残念ながら「お上」の国、日本では難しいかもしれません。
今後の動向を見守る必要がありそうです。
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