2012年7月30日月曜日

オスプレイ導入に反対するのはなぜ?

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 オスプレイ問題を概括する。
ねらい:
 これはほんの序論です。
 さらに掘り下げた研究・検討をなさってください。
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私自身もこのテーマにあまり関心を持っていませんでした。
新聞報道から
「ずい分事故が多いのだな」
という印象を持っている程度でした。
(その報道は偏った判断を与えていましたね)

ところが、7月29日のフジテレビ「新報道2001」を見て
問題が理解できました。

1.オスプレイ導入の必要性
1)アメリカ海兵隊の新機種への更新
オスプレイはアメリカ海兵隊が使用するのですが、
海兵隊の基本使命は、陸軍・空軍の出番を補うことです。
陸軍は、陸続きで攻めるか、輸送艦で運んでもらわないと
活動できません。
空軍は、上陸ができません。

海兵隊は海から陸を攻める役割で、
真っ先に敵地に乗り込むのです。

島嶼部の紛争ににらみを利かせるのも海兵隊です。

その海兵隊の生命線とも言うべき輸送手段が
これまでのCK46シリーズは50年以上も前の開発で
技術的に旧式すぎる状態となり
今回更新することになったのです。

従来使用機46シリーズに対して
航続距離 初期モデルの数倍、最新機の2倍
速度 ヘリ最速機の5割増し
収容乗員 24名前後で不変
となっています。

「速く、遠くまで」兵隊・物資を届けるのです。

2)日本配備の必要性
オスプレイになると、沖縄基地から
台湾、韓国の南端を囲む海域への出動が可能となります。
当然、尖閣諸島へも睨みがききます。

中国の海洋進出に対する抑止力になることは間違いありません。
現に中国は、オスプレイ配備に対して不満を述べています。

日本の国は日本が守るべきことは基本ですが、
日米同盟による抑止力には期待したいところです。

2.オスプレイの危険性
オスプレイはヘリコプターのように垂直離着陸ができて
なおかつ速く飛ぶために主翼が回転するようになっています。
この技術が難しいために1990年の試作段階から
事故が起きました。

2012年に入ってからの2件の事故は、
記憶に新しいところですが、
この事故は飛行事故として7回目、8回目の事故です。

7回目の事故では2人が死亡2人が重傷、
8回目の事故では5人が負傷しています。

この両事故とも機器の故障ではなく、
操縦の問題だと言われています。
水平飛行から垂直飛行に移る際に12秒間かかり、
この間の操縦を間違えると墜落等になるようです。

オスプレイの事故率について発表されている資料は、
海兵隊の他の機種の飛行10万時間当たりの
重大事故率(人身事故)2.45に対して
オスプレイは1.93で低い、というものです。

しかしながら、重大事故以外を調べると決して低くない
という調査結果も公表されています。

そうなると、実際に起きている事故前にして、
公表されている数値は信用できない、
という判断がでてくるのは自然の成り行きかと思われます。

3.ことの本質
必要性と危険性のバランスをどう考えるか、
という問題になります。

どちらか一方だけの論理を通すことはできないでしょう。
「原発反対」と同じテーマだということになります。

ことを複雑にしている原因の一つは
情報公開が不足していることです。

前掲の重大事故だけでなく、
すべての事故の状況を発表し、
事故原因が何で、
その原因に対してこういう対策をとっているので
(ほぼ)安全である、
という説明をすべきでしょう。

100%安全と言うと、だれも信用しません。

このような重大テーマです。
事故原因分析をしていないということは考えれられません。
早急にすべてを公開すべきです。

その事故原因に対して、
配備先ではこういう対策をとるので安心してほしい、
と言わなければ、反対は収まりませんね。

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