2012年7月29日日曜日

今なぜ「女子の時代」なのか?

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
今はやりの「女子」とは何かについて知っていただく。
その時代背景について考えていただく。


ねらい:

男子は「女子力」を見直しましょう。
男子は女子に負けないように頑張っていただく。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
馬場伸彦・池田太臣編著の「「女子」の時代」を
読みました。

その「はじめに」に「いまなぜ女子の時代なのか?」
とタイトルが付いていて以下のことが書かれていました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
バブル経済の崩壊以降、あるいはリーマンショック以降の
経済活動の停滞は社会に行き場のない閉塞感をもたらしてことは
いまさら言うまでもない。
段階的に積み上げてきた上昇志向の価値観がそのた日に無効とされ、
円錐形に構築された社会システムの共同幻想が
混沌の中に投げ出されたのである。

成長神話と共に合った「大きな物語」は有効期限を失効し、
「ナンバーワンよりオンリーワンになればいい」
と行った独我論的価値観へと一時的に避難せざるをえなかった。

だが、そうした閉塞した状況下においてさえ、
活力を失わなかったのが
「女子」であり、「女子的なるもの」であったのだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おおむねそういうことでしょう。
もっとはっきり言えば、こういうことになりそうです。

仕事の場が自己の存在価値である男性は、
仕事の場の価値下落で、事故の存在感・達成感を喪失しています。
自信喪失状態です。
これに対して多くの女性は、仕事を第1義としていません。

その結果、女性はそんなに自信喪失状態にならずにすんでいます。

ですから、相対的に女性の方が元気になっている
ということではないのでしょうか。

そこに、好都合な言葉が生まれて
女性たちの活動を後押ししているのです。

その最たるものが、「女子会」です。
従来は、「オバハンたちのうるさいおしゃべり会」だったものが、
「女子会」という名前になって市民権を得てしまったのです。

本書の中にも、
「女子会と70代もいいだした」という句が紹介されていました。

女子会以外に、紹介されていたのは、
女子力(女性としての力)、、カメラ女子、
大人女子(十分大人になった女子)、

オタク女子、卒業のない女子高(ファッション誌の世界)、
女子写真(女子が撮る写真)、
女子マンガ(少女マンガではなく大人女子が読む漫画)
などです。

本書の内容から、女子に関連した言葉の定義(説明)
をご紹介します。

女子:
本来は性別を表す基本用語。
女子トイレ、女子高校、女子大学、女子社員
オリンピック競技の女子種目

しかし、「男子厨房に入るべからず」
「女子と小人は養い難し」など、
男尊女卑的ニュアンスも含んでいた。

女性  これが目新しいことでしょうね。
明治時代までは「にょしょう」と読み、
「女デアルコト、ヲンナ」と辞書にあり、
ジョセイと読む場合は女の性質を表していたそうです。
「女性」の方が、「女子」より
新しい言葉だということになります。

婦人
明治から昭和後半まで、
公的な女性の呼称は「婦人」だった。
成人した女性、既婚女性の意味もあり、
女子よりも社会的存在としてのイメージが強い。
婦人参政権、愛国婦人会


1番基本的な用語である「女」については紹介がありません。
私が調べました。三省堂新明快国語辞典
1)人間の内、雌としての性器官・性機能を持つ方
2)1人前に成熟した女性、いい女=器量のいい女性
3)正式の妻以外の愛人、情婦、めかけなど、

男性から女性を見た見方ですね。

女の子
女性の子供、若い女性を指す。
女子社員全般を指す場合もある。
(これは女子社員に対して失礼な表現です)

なお、「女子」の言葉を流行らせたのは、
人気マンガ家の安野モヨコさんなのだそうです。

安野モヨコさんは、
単行本化された美人画報ハイパー(2001年)の「あとがき」で
男性誌のパーティに参加した際に「誰も相手にしてくれない」
事態に直面した時のことを
以下のように書いているのだそうです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここでは、マンガ描けても何の武器にもなりゃしないんだ。
あきらかにキャバ嬢のほうが私より上!!
なぜならカワイイから!!
もちろん、日常に戻ればそこだけが基準になるわけじゃありません。

でも、その時そういう世界があること、
そこでは今までやっていた仕事より、
女子力のほうが重要であることに気づいたのが、
その後の美容道へのスタートになったことは間違いありません。
女子は仕事できてもキレイじゃなければ駄目なんです!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その後、安野さんは、美容道に精進して、
見る見るうちに美貌の「女子力」の持ち主に変貌したのだそうです。

このことは、別テーマ「キレイならいいのか」のデボラさんの
問題提起に繋がります。
しかし、
キレイを差別するなといってもムリなのではないでしょうか。
少なくとも個人・私生活の世界では。

1 件のコメント:

  1. 今回 女性のことを色々 書いて戴いてますが、私はこれが一番楽しいでした。
    以前は「女子」というと まだ青い女で、「女性」は成人した女を指しているように感じていました。
    今、”女子”って言葉が 幅広い年齢を指し 王道を歩いてるようです・・安野さんの あとがきも面白いです (*^_^*)

    返信削除