2011年9月24日土曜日

ユニクロ、マックは全世界共通商品戦略

9月9日の日経流通新聞に
ファーストりテイリングの柳井正社長と
日本マクドナルドの原田泳幸社長が
「グローバルワン目指せ」
というテーマで対談していました。

2社の共通戦略は
「世界統一ブランドで全世界共通商品を売っていく」
でした。
それが、勝ち抜く消費者ビジネスの
共通基本原則であるかのように
この記事ははまとめられていました。

はたしてそうでしょうか。

マクドナルドは総合外食業ではありません。
外食産業の中の1分野を市場にしています。
他の外食業と差別化するためには、
今のハンバーガ中心のビジネスを
とことん追求するのが勝ちです。
そして、「これが好きな人はうちの店に来てください」
という戦略ですから
全世界共通の商品だ、という戦略は妥当性があるのです。

しかし、その戦略では
より幅の広い外食ビジネスは展開できません。
日本では日本人の嗜好に合わせたメニュ提供
インドではインド人の嗜好に合わせてメニュ提供が
必要になります。

ユニクロも同じです。
ベーシック衣料を提供する間は
世界共通商品戦略でいいでしょう。
丈夫で温かくて、最低限格好悪くない物は
常夏の国を除いて支持されるのです。
しかし、ファッションが関係する衣料の世界になったら
まったく別の戦略が必要です。

マーケティング論では、両社ともニッチビジネスなのです。
ニッチの戦略はニッチの特色を徹底的に追求する
のが勝ち戦略であるというのは常識です。

ですから、両経営者の発言は
その意味で正論です。

将来、両社はニッチを脱却して
一層の事業拡大を図ろうとするのでしょうか。
おそらく、ニッチ戦略が身に染みている人には
その経営はできないでしょう。

このことを証明するような記事が、

同じ日経流通新聞の9月21日に載っていました。

それは、ファーストリテイリングは、
世界的なデザイナであるジル・サンダー氏との
提携で開発した「プラスジェイ」ブランドを
今秋冬物で打ち切る、というものです。

今のビジネスモデルと
デザイナブランドは相容れないのです。

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