目的:
犬も寿命が延びてがんに罹るようになったことを確認いただきます。
ねらい:
犬族と人間は同類であると認識しましょう。
(しかし、忠犬ハチ公には人間は負けますね)
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私は、毎朝6時前後に家の周りの道路の掃除をしています。
わが家の河津桜やブーゲンビリアの花や葉っぱが近所に飛散するから
その責任を取っているのです。
そうすると、犬の散歩をしている多くの人と出会い、
挨拶を交わします。
わが家の河津桜やブーゲンビリアの花や葉っぱが近所に飛散するから
その責任を取っているのです。
そうすると、犬の散歩をしている多くの人と出会い、
挨拶を交わします。
ワンちゃんも1歳未満の場合は、チョコチョコと走り、
人を見ると駆け寄ってきます。可愛いですね!
いま生後2か月のワンちゃんがやってくるのですが、
誰にでも飛びついてきます。
7か月のワンちゃんも来ます。
どちらも写真を撮ろうと思うのですが、
残念ながら、動きが激しくて撮れませんでした。
動画でないとだめですね。
人間の幼児は、どこへ移動するのでも必ずチョコチョコ走ります。
ゆっくり歩く子どもなどいません。
ワンちゃんも同じなのです。それは1歳までです。
人間の齢で言えば6ー7歳ですから、人間と犬は同じ状況です。
逆に年を取ったワンちゃんはノッタリノッタリとしか歩きません。
年寄りの人間とまったく同じ歩き方です。
変なところに感心してしまいます。
そのうちの一匹のワンちゃんが、最近右前足をなくしました。
どうしたのですか?と聞きますと、ガンで手術をしたというのです。
へー、犬がガン?と思っていましたら、
こういう記事に出会いました。
(出典:東京大学校友会ニュース「犬と東大」)
忠犬ハチ公と飼い主上野英三郎農学博士の像
忠犬ハチ公につきましては、
「実は」という事実がいくつか提示されましたが、
私は以下のブログでも確認された美談のままでいいと思いました。
(2023年3月7日)
【寿命が延びて人と同じ病に】
(中川貴之 東大大学院農学生命科学研究科准教授の説です)
犬の寿命は昔より延びています。
ペットフード協会の調査では、
1980年代には約7歳でしたが、2000年代には約13歳になり、
2022年では14.76歳でした。
(上野注:犬の年齢の7倍が人間の年齢に相当すると言われています。
その説だと、約15歳は105歳に相当します。
ですが、人間の平均寿命は80歳台ですから
それに合わせると、犬の年齢の6倍程度が人間の年齢相当となります)
犬の寿命が延びたのは、感染症の予防が広がり、
室内飼いや健康診断の機会も増えた結果でしょう。
寿命が延びれば人間の生活習慣病のような病気が増えます。
現在の犬の死因で一番多いのはがんです。
固まりを作るがんは切除するのが最も有効ですが、
別の場所に転移すると外科の手には負えません。
人間の場合と同じように、免疫療法なども適用されています。
これだと、犬にも苦痛を与えない療法となりますが、
限界はあります。
ということでした。
ついでに犬の話題です。
【犬の問題行動には犬種による特性がある】
山田良子農学生命科学研究科助教の説です。
唸る・咬むなどの問題行動の犬種による特性はこうなっています。
柴犬:尾の自傷行動や家族に対する攻撃行動
トイプードル:物音に対する吠え
ミニチュアダックスフンド:分離不安や馴染みのない人に対する恐怖
チワワ:来客への吠えや馴染みのない人に対する攻撃行動
同研究科附属の動物医療センターでは原因解明と治療を行っています。
治療は、行動修正法、薬物療法、外科療法(去勢など)です。
人間と同じですね。
【狂犬病の現状】
同じ研究科の杉浦勝明教授の解説です。
狂犬病というので、犬から感染するのかと思っていましたら
必ずしもそうではないのです。
犬の名誉のためにはっきりさせておきましょう。
以下の図のように、媒介する動物は各種あるのです。
狂犬病は発症すると致死率100%の恐ろしい病気ですが、
日本では、ワクチン接種等の対策によって
国内発生は1957年からなくなっています。
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