2019年8月21日水曜日

いじめによる自殺の学校の責任は?

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 学校でのいじめの対策を検討します。
ねらい:
 いじめによる自殺を無くしたいものです。
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いじめによる中学生の自殺(不審死)が
連続報道されました。


 埼玉の中1男子自殺(昨年7月)
 岐阜の中3男子転落死(今年7月)


前者については、第3者委員会は
「いじめは確認できず、家庭にも原因はない。
担任だった30代の女性教諭は熱心に指導していたものの、
感情的な面があり
生徒と同じ立場で泣いたり怒ったりしており幼さがあった」
という報告をしました。


そんな報告では遺族は納得できないでしょう。
もっとはっきり教諭の不備を追求し
再発防止の観点ではどうすべきかについて
言及すべきではないでしょうか。


私の想定では
「教諭は自己中心的で他人の心に鈍感だ」
ということだと思います。
矯正ができないなら教諭を継続してもらっては困ります。


後者については、事後のアンケート調査で
全生徒の2割の生徒が当該のいじめを見た、
3割がいじめの噂を聞いた、というのです。
自宅からいじめを示唆するメモも見つかっています。


5月下旬には同級生が、
自殺した男子生徒へのいじめを訴えるメモを担任に渡したが
学校の管理職まで情報が共有されていなかった、のです。


こんな状態ですから,
この生徒を自殺に追い込んだのは明らかに担任の責任です。
この担任も鈍感・無能力です。
教職をやめていただかねばなりません。


日本社会は,
個人の責任をあまり追及しない「良さ」がありますが,
大事な子供の命が関わるとなったらそうもいかないでしょう!!


基本的な対策は担任の感度強化です。
マニュアルや教諭の教育では効果が上がらないでしょう。
「鈍い人(=KYの人です)は失格」などとしたら、
かなり多くの教諭は失格になるのではないでしょうか?


そうもいかないでしょう。
教諭が鈍感で気がつかないとすれば、
それを補う手法が必要です.


8月12日の日経新聞に「いじめの実態把握をする新手法」
が紹介されていました。
(こどもの発達科学研究所などの研究グループが開発)


しかしこの調査は無記名で、
いじめが行われている実態の統計的把握にはなりますが、
具体的ないじめの発見には直接は貢献しません。


具体的ないじめを早期に発見する方法が必要です。
定期的に、
 自分が受けているいじめの有無
 誰かが受けているいじめの有無
を調査するのです。


しかし、そんな調査をいつもしているわけにはいきません。


それなら「目安箱」を設置したらどうでしょうか。
担任の責任ではなく学校の責任でその対応をするのです。


なぜそんな簡単なことをしていないのでしょうか?
多分している学校はありそうです。


早く、
幼児虐待と並んでいじめも無くなるようにしたいですね!!!

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