2018年8月20日月曜日

山口県2歳児の捜索??

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 この事件から学べることを確認します。
 判断力の差でこんなに結果に差が出ることを実感します。
ねらい:
 判断力を磨くと言っても難しいですね。
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山口県で行方不明になった2歳児が無事保護された
嬉しい報道について、皆様疑問がありますね。


1番めの疑問
行方不明になった地点から400メートルくらいのところで発見されたのに、
なぜ、100数十人体制の捜索班が3日も発見できなかったのか、です。


それは捜索班の捜索の不備によるものです。
1)2歳児はそんなに遠くへ行っていない、
  近くの池とかに落ちたのではないか、と判断し近くを重点的に捜索した。
  これは、責任者の先入観による判断ミスです。
  ドジだと言っていいでしょう。
  
  今回の功労者尾畠さんは、
  捜索開始後たった30分で発見しているのです。
  捜索隊の判断ミスは、
  尾畠さんが見つけることをしなければ分からないところでした。


  先入観は怖いですね。


2)探し方が不十分だったのではないかと、同じ場所を何度も捜索した。
  100人以上も投入するのなら、キチンと分担を決めて「絨毯爆撃」をすれば、
  捜索のやり直しをするなどということは起こり得ません。
  中途半端な捜索になった初動調査の方針の不備です。
  指揮命令系統がはっきりしていなかったのでしょう。


  掃除機で部屋を掃除をする場合に端から順番にしていけばいいのに、
  汚れているところトかを適当にやっていると、
  同じ所を何度もする羽目になります。
  それと同じことです。


2番目の疑問
2歳になったばかりの子供がよく3日間近く生きられた、ということです。




よく生存の可能性は3日まで、と言われますが、
これは水分補給がなかった場合のことです。


先日のフィリッピンの洞窟に閉じ込められた少年たちは
18日間生きていました。


今回も沢があり水を飲めたと考えられます。
喉が渇いて近くに水らしきものがあれば子供だろうと飲むでしょう。


テレビの報道で専門家らしき人が「よく生きられましたね」
などと言っていたのはおかしいのです。


生きられたのは、気候と理稀ちゃんの精神力のせいです。
真冬だったらダメだったでしょう。


1人で真っ暗な山の中で3晩過ごした理稀ちゃんはスゴイですね。
大人でも心細くておかしくなるでしょう。


尾畠さんの呼びかけに対して
「オイちゃん、ここ、ここ」と答えたと言うのですからビックリです。


精神的後遺症はないのでしょうか。
ないとすれば、たいへんな「大物」ですね。


今回の事件は、
人間が非常時対応に慣れていないということが判明しましたが、
そういう時に判断力の差がでてくるのです。


航空機事故では、
パイロットの判断力の弱さが、大事故につながっています。


ビジネスでも、順調な時には誰でもうまくやっていけます。
しかし、難局にあって実力が現れるのです。
そういう難局を乗り切った人が社長になっていますね。

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