2015年2月1日日曜日

外食産業低迷!!残念なお知らせです!


【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 外食産業の状況を知っていただく。
 (その状況は日本の消費者の縮図です)
 当社の研修の受講生たちの多くがご存じの中華料理店
 「旺シン楼」が閉店することを知っていただく。
 
 「旺シン楼」を追悼します。

ねらい:
 「旺シン楼」の後継を探さねばなりません。
  

 注:シンは金をみっつ重ねた字です。

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1月27日日経新聞朝刊に、
「外食、3年ぶり減収」という見出しで
日本フードサービス協会の発表を紹介している記事がありました。

こういう内容です。
・2014年の外食売上高が13年比0.2%減った。
 前年実績を下回るのは3年ぶり。

・ファストフードが2.1%減
 (日本マクドナルドの低迷が足を引っ張った。
 同社は使用期限切れ鶏肉問題が発覚した7月以降
 6か月連続の2桁マイナスとなっている)

・パブレストラン・居酒屋は5%減
 (若年層のアルコール離れが響いている。
 かき入れ時の12月に衆院選があり忘年会が減ったのも痛い)

・ファミレスは3.2%増
 (景気回復の追い風もあり、夕食での利用が好調。
 幅広い年齢層に支持されている。

・なかでも焼き肉店は8.4%増で
 「景気回復を受けて、
 ちょっとしたぜいたくを味わいたい家族客が増えている」
 のだそうです。

・少し高くても質のいい商品を求めるという消費者の傾向は、
 食材の値上がりもあり、
 業界全体の客単価を2.7%押し上げた。

・消費増税を受けて節約志向を強めた消費者が外食を控え、
 14年の利用客は13年比で2.9%減った。

・この差引で業界全体の売上が0.2%減となった。

別の情報では牛丼チェーンは好調、
店でひと手間かける高価格メニューに力を入れている
のだそうです。

この状況は納得できますね。
実は当社の周りでも外食産業低迷の影響を受けています。

当社のすぐ近くで5年営業してきた中華料理店
「旺シン楼」が閉店します。

この店は、中国人夫妻が経営してきたのですが、
昨年の売上不振が響きどうにも継続できないというのです。

お昼は以下のようなメニューでいつも満員でした。
写真が不出来で残念ですが、撮り直しができません。
ご勘弁ください。
                                         




 



安いだけでなく美味しいのです。
この値段では満員でも利益には貢献しないのです。

夜もキリンビールの支援も受けてメニューの工夫をしていました。


























サービスメニューは、焼き餃子、おつまみ、飲み物のセットが800円です。























ここの餃子は天下一品で
「この餃子を食べたら他の餃子は食べられない」
という人がいるくらいです。
私も大のファンでいつも2人前くらいを食べます。

この餃子は美味しいのは当然ですが、
材料に特色があります。

私はこの店に案内する人に以下のような質問をします。
「この餃子は特色があるのですが、何だと思いますか?」
今まで当てた人は約100人中2人だけです。

いろいろ答えが出ますが、
当らないので「原材料です」と言います。

そうするとほとんどの人が「何が入っているのだろう?」
と考えます。

実は入っているものではなくて、
入っていないものに特徴があるのです。

そこまで言うと多くの人が当てられます。
そうです「ニンニクが入っていないのです」

餃子というとニンニクという固定観念があるのですね。
ニンニクを入れなくても美味しい餃子ができるのです。
本国でもニンニクを入れない餃子は珍しくないのだそうです。

材料に特色があると言うと、
「何が入っているだろう?」と考えるのは普通の発想です。
「入っていないものは何だろう?」とは、なかなか考えません。
まさに、逆転の発想ですね。

正解になった2人のうちの1人は、
会社の近くの餃子やで
お昼にニンニク抜きの餃子を出しているので知っていました。
会社で臭わないようにしようという配慮なのです。

このお店の人気メニュー第2位は、
マーボ豆腐です。
甘からず辛からずの絶妙なバランスでこれもファンがいました。

3位が何と鶏のから揚げです。
これが中華料理かどうか判然としませんが、
ころもに赤い唐辛子が少し入っています。
多くの人が頼んでいました。

安くて美味しいのになぜ客が来ないのでしょうか。
全般に外食不振という以外の要因を想定してみました。

一つ目は中華料理だということです。
この店はメニューが豊富ですが、
所詮は中華料理で脂っこいものが中心です。
いつもいつもは行かないでしょう。

焼き鳥やとか和風の居酒屋の方が
メニューに幅があります。
何を食べようかという楽しみがあります。

この店をひいきにする私でも、
たまには違うお店に行きました。

もう一つの敗因は店の立地です。
江戸通りを一本中に入っている裏通りに面しています。
知っている人しか来ません。
ここで安い昼食を食べる昼間のお客さんは、
夜、宴会をしてくれないのですね。

この店は、
当社主催の研修やセミナで食事をする際には利用していました。

特に,
保守業務(エンハンス業務)の改善プロフェッショナルを養成する
Sweeper養成講座では
半年の研修の間に10回ほど利用しています。

キックオフと締めでは夜の宴会、
それ以外の回は昼食です。
昼食では前掲のメニューから皆様がお好みで選ぶのです。
これが楽しみでした。

初めは自由に選択していましたが、
それだと揃うまでに時間がかかるので
途中からは早い者勝ちで5種類までとしました。

お昼には自己責任でビールも出しました。
感激した人がいました。

そういうことでしたから、
この店に思い入れのある人も多いはずです。
廃業は誠に残念なことです。

経営者もずい分努力したのですが
世の流れには逆らえないのですね。

これからは夫婦(まだ小さなお子さんが2人いますが)
でどこかで働くか、
いい店が見つかればまたやりたい、とのことです。

可愛いお子様のためにも頑張ってほしいです。

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