2012年8月29日水曜日

いじめ問題の対策は何か?

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 いじめの対策を考えていただく。
 「チェックリスト」の使用法について考えていただく。

ねらい:
 少しでも、陰惨ないじめがなくなってほしい。
 いじめ削減に多くの方が動いていただきたい。

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大津の中学校の2年生の
いじめによる自殺事件が問題になっています。

その中学校や市の教育委員会では、
初めはいじめを否定していました。

そこから、非難ごうごうとなり、
学校は日本中から集中砲火を浴びることと
なってしまいました。

自殺した本人が一番つらかったでしょうが、
ご両親の悲しみ・口惜しさは並大抵ではないでしょう。
「なんで気がついて上げられなかったのだろう」と。

いじめから自殺にまでに至った原因は
どこにあったのでしょうか。

私なりに分析してみました。

いじめ対策その1 加害生徒出席停止

これは品川区での対応です。

品川区の教育委員会はこれまでも制度としては存在していた
「学校の秩序維持などの目的で、
問題のある児童・生徒の出席を停止することができる」
制度を積極的に適用することにした。

30ページのいじめの判定手引書を作り
1000人の教員に説明するそうです(8月24日日経新聞夕刊)

私の住んでいる品川区は、
教育制度でも先端的な対策に積極的に取り組んでいます。
小中一貫校、学区外の公立学校を選択できる、とかです。

私が要望していてまだ実現してくれていない対応は、
「犬を公園に入れないでください」の掲示を止めてください、です。
2年ほど前のこのブログでずい分ご報告しましたが、
未だ実現してくれていません。

そういう掲示があるのに大人が無視しているのは、
子どもの教育上よくないから、現実的な掲示に変更してくれ、
ということです。

これも教育問題なのですが、
優先順位が低いのでしょうね。

しかし、この品川区のいじめ対策は、
いじめだと思わなかったら「始まらない」のです。
今回の学校側の認識は、いじめがあるとは思わなかった、
となっているのですから。

中学生くらいの生徒は、
子供から少年少女への転換期で
精神的にも不安定で、
いじめ、準いじめをまったく発生させないことは無理でしょう。
いじめは中学1年が最も多いのです。

そのいじめを、
周りの人間が早い時期に気がついてあげることが必要です。

難しいのは、いじめとふざけ、遊び、じゃれあいとの区別を
付けられるか、という点です。

「怪しい。これはいじめではないか」
と思うセンスがあるかということです。
若干古い言葉ですが「KY人間」はダメです。
(KYは、「空気読めない」の隠語で鈍い人のことを指します)

いじめの対策その2 チェックリストの整備

そこで、KYを補う必要があります。

その対策は、
ビジネスで一般に使用されている
「チェックリスト」の活用です。

品川区の手引書にチェックリストが
入っているのかどうかは分かりません。

いじめを見抜くチェック項目には、
仲間外れとか、ケータイでの誹謗等
のあいまいなものは除き、
今回行われたという以下のような項目を入れます。

  動物の死骸を食べさせられている。
  お金を取られている。
  給食に異物・汚物を入れられている。
  頻繁に下半身の衣服を下げさせられている。
  死んだ人間の社員を見せて「こうなりたいか」と言う。
  自殺の練習をさせられている。
  けがをする暴行を加えられている。

今回はこのすべてが実行されたようですが、
この一つでも行われていれば、完全ないじめです。

該当があった場合の行動(アクション)も
MUST事項としてガイドします。
これをしない場合は、職務怠慢で評価の対象とします。

  直ちに、指導主任(又は校長)に相談する。
  被害者本人に確認する。
  加害者に確認する。
  被害者の家族に報告し相談する。
  その上で「加害者」の家族に相談する。
  (出席停止がありうることを伝える)

  
そして、それらのいじめまたはその兆候を見つけるための
行動指針も示します。
  定期的に(1か月)全員と面談する、など。

1か月のいじめで自殺には至らないでしょうから、
教師の負担も考えると1か月サイクルが妥当でしょう。

面談の時の質問項目もガイドします。
  「最近、いじめのようなことを見ない?」など。

いじめ対策その3 中学の女性教師の比率増加

そこまで教員を指導しても
基本的にKYやずぼら人間はダメでしょう。
KYは女性よりも男性に多いのです。

女性は、オシャベリで、
(私のブログ「女性はなぜおしゃべりか」?をご参照ください)
相手の立場や気持ちを考えることが得意です。
(同じく「賢い女性が2人いると会社は伸びる」?)

女性の方がコミュニケーションが得意だということです。
コミュニケーションをしていれば、脱「KY」となります。

申し訳ないですけれど、問題の中学校の校長は
どう見ても気が利く人間とは思えません。
こういう人が校長になるのか、という感じでした。

担任の先生は、2チャンネルで見ると普通の男性でした。
でもKYだったのでしょうね。

中学では男性教師が6割です。
 
以下は少し古いですが2007年の文部科学省のデータです。

               男     女
幼稚園教員      7%    93%
小学校教員      38%   62%
中学校教員      60%   40%
高等学校教員     73%   27%

その他の文科省管轄の学校を含めた合計は
102万人で男女比は48対52です。

この中学校の男性比率を下げるのです。

ただ、美人の先生が多くなると、
別の問題が起きるかもしれません。

この対策は「要検討」ですね。

2 件のコメント:

  1. 最後の一文は上野さんらしく読んで「プtt」と成りました。いじめの対策はボーイスカウト活動をすると減りますよ。
    この組織は地域密着、下級生から上級生までが一つの集団を
    作って活動します。いじめっ子もこの組織相手にゴチャゴチャ言っては来ないと思いますよ。古い体験からですが。でも、最近この集団のリーダに聞いたら同じ事を言ってました。

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  2. 宝井さん
    ご意見ありがとうございます。

    ボーイスカウト活動の有効性、よく分かります。
    私の息子もボーイスカウト活動を長くやっていました。
    その効果だけではないかもしれませんが、
    礼儀正しく、人付き合いのできる人間になりました
    (親バカかも)。

    でも、
    みんながボーイスカウトというわけにはいきませんからねー。

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