2011年2月9日水曜日

小沢氏の強制起訴

 予定どおり小沢氏は、強制起訴されました。
 小沢氏に対しては、実行力があると評価する人が
 小沢ファミリだけでなく、一般市民にもいます。

 確かにそのとおりでしょう。
 多額の資金を集めて
 子分たちに配分したりするのですから。
 親からのお金を当てにする人材とは異なります。

 ですが、実行力も大事ですが、
 もっと大事なものがあるでしょう。
 泥棒やマフィアの実行力は、評価できますか?

 理念・価値観・倫理感が重要です。
 何のための実行かということです。

 小沢氏は、ご存じのように09年暮れに
 500人を引き連れて中国を訪問しました。
 これは朝貢もどきではないですか。
 国辱ものです。 

 日本にとってどういう意義があったのでしょうか。
 おそらく、これからの世界は中国主導となる、
 と読んでの
 先行利得を獲得しようとしたのではないでしょうか。

 現在、そのような行動をとることが、
 中国と日本の関係にどのような悪影響を及ぼすか
 ということを考慮したのでしょうか。

 行動の先に意識があります。
 意識で考える目的が行動の価値を決めるのです。
 目的がおかしければ行動は無価値です。

 野中郁次郎先生は、
 最新刊「イノベーションの知恵」(日経BP社)で
 「目的」×「手段」×「行動」が価値を生むという
 「実践的三段論法」を提起されていました。
 
 目的がおかしければ、行動は無意味なのです。
 有害かもしれません。

 そのような小沢氏に期待しなければならないほど
 日本の政界も人材不足ということです。

 嘆いている場合ではありません。
 どんどん、日本の評価が下がっていっているのです。
 一刻も早く、
 経験もあり見識もある方が
 日本の政界に登場していただきたいものです。

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