2010年8月25日水曜日

科学的とは何か。日本学術会議の判断に疑問!

 8月25日の朝日新聞1面トップに
 「日本学術会議 ホメオパシー効果否定
 医療現場に自粛要請」という記事が載りました。

 ホメオパシーとは、当日の記事によると
 「植物や昆虫、鉱物などの成分を限りなく
 薄めた水にして砂糖玉に染み込ませた「レメディー」を
 飲み薬のようにして使う民間療法。
 がんや皮膚病、精神疾患などほぼすべての病気を治療できる、
 と普及団体は主張している。

 欧州では200年の歴史があり、
 一部の国では公的医療保険も適用されてきた。
 しかし、治療上の効果はないとする研究が相次いで発表された。
 ドイツでは2004年から保険適用をやめた」
 のだそうです。

 会長談話の要旨は以下のようです。
 「ホメオパシーが医療関係者の間で急速に広がり
 養成学校までできていることに強い戸惑いを感じる。
 治療効果は明確に否定されている。
 今のうちに、医療現場から排除されないと
 深刻な事態に陥ることが懸念される」

 この談話の引き金になったのは、
 昨年10月に山口で起きた女児死亡事件(詳細不明です)
 のようです。

 ホメオパシーの普及を推進している
 ホメオパシー医学協会では、こうコメントしています。
 「ホメオパシーの治療効果は世界中で認められている。
 きちんと調査することもなく、
 荒唐無稽と断定する極めて非科学的な態度にあきれている」

 一部のホメオパシー普及者の行動に問題がある行動
 (高い値段で売りつけるとか、
 新興宗教的に通常の医薬・医療との併用を認めない、など)
 があるのは事実のようです。

 だからと言って、「治療効果は明確に否定されている」
 と言うのは言い過ぎではないでしょうか。

 本質はこうでしょう。
 「日本学術会議は、本当に治療効果がないと証明したのか。
 山口の件は、本当にホメオパシー治療が直接死因なのか。
 ホメオパシー推進派は、
 どうやってホメオパシーの効果を証明しているのか」
 です。
  
 通常の医療でも、複合原因で死に至ることがあるので
 山口のような事件は起こりえます。

 効果が全くないという証明は、効果があるという証明より
 難しいはずです。

 軽々に「治療効果は明確に否定されている」
 と断言することはいかがなものでしょうか。

 因みに、この記事は日本経済新聞には

 一言も取り上げられませんでした。
 経済には関係しない、ということでしょうかね。


 これで思い出すのが、次の件です。

 一時、テレビで「超能力」「超常現象」が人気だった頃がありました。
 その頃,Y大のO教授が、
 「そんなものがあるわけがない。
 我々の習った教科書にそんなことは書いていない」
 と切り捨てていました。

 テレビ局ではその主張を面白がって
 その教授を引っ張り出していました。
 
 ある超能力者の引退番組の時に
 その教授と(松田聖子の夫だった)神田正輝が実験台になりました。
 二人ともある時から肩を痛めて
 右腕を肩の高さより上にあげることができませんでした。

 ところが、引退する超能力者がその二人の肩をなでると
 二人とも腕が上まで上がるようになってしまいました。

 これには、O教授も愕然として何も言いませんでした。
 それまでは、「それは単なる偶然だ」とか「やらせだ」とか
 うそぶいていましたのに。

 O教授は、いい恥さらしでした。
 この恥さらしは、しばらくテレビに登場しなくなりましたが
 ほとぼりが冷めた頃、また出ていましたね。
 本当に恥さらしです。

 この頃、著名な科学者が
 「『証明されていないことはない』と言うのではなく
 『そういうことはあるかもしれない』と言うのが
 真の科学的態度である」
 と言っておられました。

 そのとおりです。
 ニュートンがリンゴが木から落ちるのを見て
 引力を発見しましたが、
 「なぜリンゴが木から落ちるか分からないから
 リンゴが木から落ちることは認められない」
 とはなりませんものね。


 もう一つのこれに関連した話題です。

 8月8日の日経新聞のコラム「ナゾ謎科学」の
 「科学と疑似科学の違いは?」で
 疑似科学とみなされている主な例として、

 透視や念力などの超心理学(これは変な用語です。正式には超常現象です)、
 ホメオパシー、占星術、UFO、マイナスイオン、などと並んで
 ABO式血液型による性格診断、が挙げられていました。

 「血液型と性格に関係がある」に対する反論で、
 それこそ荒唐無稽なのは、 医学者が
 (インタビュに答えているので軽い気持ちで言っているのでしょう)
 「ABO血液型の差は赤血球表面の糖脂質の突起の差である。
 そんなもので人間の性格が変わるわけがない」と言うのです。

 私の反論はこうです。
 「たかが、赤血球の突起の差と仰いますが
 その突起の差によって輸血の不適合が起き、死に至ることもある、
 重大なものなのではないのですか」

 多くの科学者たちは先入観で判断し、
 「証明されていないものは(事実として)認められない」
 という立場をとり、
 血液型と性格の関係については、
 女子供の遊び事である、とバカにしているようです。

 前述の高名な科学者の判断基準で言えば、
 皆さん真の科学者ではないですね。

 そこで私は、20年以上前から
 血液型と思考法に因果関係があることを証明しようと
 取り組んできました。
 
 因果関係の論理仮説から物理仮説まで立て終わり、
 証明をしてくださる先生を探し始めました。

 論理仮説はこれをご覧ください。
  http://www.ni.bekkoame.ne.jp/uenonorio/ketueki_A/ketueki_1.htm
 そうしましたら、
 赤血球が硬貨を重ねるようになる「連銭」の形成が
 血液型によって異なるという実験をされている先生が見つかりました。
 
 ところが、その先生がこの実験をされたのは
 1984年(なんと当社の創業の年です)で、
 先生はすでに引退されていて
 実験設備もなく、あらためて私が期待するような条件で
 実験をすることは不可能だということが分かりました。

 ということで、私の仮説を証明して、
 「ABO式血液型による性格診断」が、
 科学か疑似科学かというテーマに決着をつける
 機会が遠のいてしまいました。

 今は、どなたかこの課題に取り組んでくださる方がおられないか
 探求中なのです。
 どなたかヒントはございませんでしょうか。

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