2023年5月23日火曜日

DX企画の本格的手順書がリリースされます!!

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 新開発「DX開発企画工程の実施手順書」をご紹介します。
ねらい:
 DX大成功のためにご利用くださいませんか、
 ご推薦くださいませんか。
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この「DX開発企画工程の実施手順書」
MIND-DXと言います。

別項でご紹介しております
「DX成功ガイド」の知見を基に開発されました。

以下の構成でご説明いたします。
 1.MIND-DX開発の背景
 2.MIND-DXの基礎情報
 3.MIND-DXの目的・ねらい
 4.MIND-DXの開発コンセプト
 5.MIND-DXの内容
 6.MIND-DXのご提供方法
 7.ご利用料金体系

1.MIND-DX開発の背景
MIND-DXの開発経緯をご紹介いたします。

DXはかなりのブーム状態で多数の解説書が刊行されていますが、
DX開発の手順を解説した書籍はまだ出ていない!のです。

以下に比較的新しいDXの解説書を列挙します。

主版年月

著者

書名

209

亀田重幸他

いちばんやさしいDXの教本

216

水田哲郎他

「業務変革型DX」の進め方

223

石澤直孝

DXの第一人者が教えるDX超入門

22年5月

小野塚征志

DX解説書の決定版!ビジネスモデル

2210

荒瀬光宏

1冊目に読みたいDXの教科書

2210

長尾一洋

中小企業のためのDX入門


どれを見ましても、
DXの検討手法を示しているものはありますが
DXの検討手順全体を示しているものはありません。

まだそこまで、日本の著者たちの経験が熟していない
ということかもしれません。

そこで、
250社に導入いただきましたシステム企画方法論MIND-SA
の提供者としましては、おこがましいですがチャンス到来です。
DX企画の手順書作成に取り組み、
DX企画の本格的手順書を完成させました。

これをMIND-SAのDX版という意味で、
MIND-DXと命名しました。

2.MIND-DXの基礎情報
MIND-DXは、以下のような多くの蓄積を基礎にして開発されました。

1)基本的枠組みは、システム企画方法論MIND-SAに基づいています。
2)日本のDX成功事例の調査結果に基づくDXノウハウ
  を取り入れています。
  (別項「DXはじめの一歩と成功への道筋」をご参照ください)
3)SCS社と共同開発した「ハイブリッド式要件定義ガイド」
  の知見を取り入れています。
4)メソドロジック社と共同開発した
「マイクロサービスシステム企画ガイド」の知見も取り入れています。
5)当社が作成・ご提供している
 「デジタル化事例集」「AI事例解析集」作成のノウハウ
 も利用しています。

3.MIND-DXの目的・ねらい
・こういうことを期待しています
(1)目的
1)試行錯誤なく安心してDX企画の検討を進めていただきます。


 新しい検討の場合、
 多くの時間がどうやって検討しようかに費やされます。
 
 MIND-DXでは手順と様式が示されます。
 変更して使用することも可能ですが、
 一から考えるのとはかかる時間が大違いです。
 
 様式に対しては作成要領よりも作成事例が有効です。
 事例が豊富に示されます。
 
2)関係者が納得できる素晴らしいDX企画を作成いただきます。
 

 ガイドに従って検討を進めれば、
 初体験でも素晴らしいゴールに到達できます。
 検討プロセスが見える化されますから、軌道修正も容易です。



(2)ねらい
1)DX開発を成功させていただきます。
 MIND-DXは企画プロセスのガイドです。
 
 この後、開発プロセスに入るのですが、
 ガイドに従い適切な開発の意思決定がされれば、
 開発の成功も間違いなしです。

2)DX開発の目的である事業競争力強化を実現していただきます。
 MIND-DXのガイドは、
 事業競争力強化から道を踏み外さないようにしています。
 
 事業競争力強化のための「最適の」企画ができ上がるはずです。
 システムはできたけれど事業競争力強化が実現しない
 などということは起きません。







3)開発関係者・新システムご利用者の幸福感を高めていただきます。
 目的が達成でき、関係者皆様がハッピーになれるのです。









4.MIND-DXの開発コンセプト

 重要な内容は以下の4点です。

(1) 事業競争力強化目的の重視

· DX実現の目的は事業競争力強化です。
· 事業競争力強化は、
 事業の「短納期、高品質、低コスト」によって実現します。
· であれば,DXは事業の「短納期、高品質、低コスト」
 を目指さなければなりません。
· 「短納期」は必須条件です、現在は事業環境が急速に変化しています。
 この時代にあって「時間がかかること」は命取りです。
· 「低コスト」も当然要求されます。内部の低コスト実現は必須ですが、
 それをお客様に還元するかどうかは事業環境によります。
· 「高品質」は、基本的にはお客様が望むことの実現です。
 これの究明は容易ではありません。

・DXが目指すべき「高品質」の検討視点はこうなります。
[DXが目指すべき高品質]

高品質の内訳

検討視点

満足度の向上

ž   自社の製品・サービスに対する不満をなくす、というレベルではなく、お客様に「楽しい」「嬉しい」「ありがたい」「すごい」という気持ちを持っていただけることを目指します。

利便性の向上

ž   「今までできなかったことができるようになる」または「面倒なことをしないですむ」ということです。「多少楽になった」レベルのものは含みません。

ž   DX成功例では、この該当が多数あります。

安心・安全感の強化

ž   成熟社会となって、「セキュリティ」「個人情報保護」「企業倫理」への関心が高まっています。

地球環境保護の実現

ž   脱炭素は個人も意識するようになっています。企業はこの方針をアピールして企業イメージ向上に努めなければなりません。

健康強化の実現

ž   長寿社会では、今まで以上に健康への関心が高まっています。このアピールも重要な事業競争力強化になります。


(3)     事例の重視
・新しい実施方法を検討する場合、
 理論的ガイドよりも事例が端的に理解することが可能です。
・そのため、MIND-DXでは作成事例を重視しています。
・合計で60点以上の事例を提示していますが、
・一貫して使用しているDX事例は以下のものです。

DX事例名称

事例内容

コインランドリー事業の革新

既存のコインランドリー事業をセンサー・IoT技術とスマホの活用により革新する事例です。

案件は実在ですが、成果物は創作です。

プロジェクト管理システムの革新

情報サービス業にとって、「短納期、高品質、低コスト」を実現するにはプロジェクト管理システムの革新は、脱「紺屋の白袴」です。徹底した自動化を目指します。これは現実にありそうですが、架空例です。

(4) 参照手法の充実

検討作業の実施には、各種手法が必要です。
 MIND-DXでは以下のような手法を利用するようになっています。
· 「基礎手法」は、システム企画方法論MIND-SAの手法です。
· 「情報システム固有手法」は、これまで各社と共同開発してきたものです。
· 「DX固有手法」は今回新規開発したものです。

基礎手法

情報システム固有手法

DX固有手法

・目的・ねらいの設定手法 
・目的達成手法コンパクトガイド 
・丸い三角形作成要領
・業務分析手法
 業務機能分析手法
 業務機能関連図手法
・アンケート調査手法
・インタビュ手法
・問題点連関図手法
・課題定義書作成要領
・システム概念図手法
・効果・費用見積り手法
・プロジェクト体制ガイド
・MIND-SAプロジェクト管理手法
・概念DB構造図作成ガイド
・システム設定基準
・サブシステム設定基準
・概念データモデル図を基にしたサブシステム分割方法ガイド
・MSSマイクロサービス単位の設定方法
・MSSマイクロサービス単位の設定例題
・MSS移行方法検討ガイド
・SW式見積り手法
・新規開発規模ポイント算定WS
・クラウドサービス利用上の留意点

 

・DX代表的成功事例
・DX一般的利用技術
・DX実現目的・課題検討ガイド
・DX実現方法検討ガイド
・DX企画プロジェクト組織編制ガイド


5.MIND-DXの内容

・以下の構成です。

基本解説

「MIND-DXの開発コンセプト」など、DXやMIND―DXの基本事項を解説しています。

タスク定義書

DX企画を実施するための7アクティビティ・31タスクの実行標準(ガイド)です。

様式・事例

タスクを実施するために必要な32様式・66事例です。

参照手法

タスクを実施するために必要な33手法の解説です。



(1)タスクの構成
・タスクの一覧は以下のとおりです。

プロジェクト準備

P1
P2
P3
DX実現構想検討
プロジェクト体制設定
プロジェクト運営方式設定

目標設定

T1
T2
T3
T4
目標明確化
ゴール記述
プロセス計画作成
目標承認

調査・分析

A1
A2
A3
A4
A5
調査・分析計画
改革ニーズ把握 
実態把握 
利用技術調査
調査・分析整理

 

基本方針設定

C1
C2
C3
C4
基本方針検討計画
基本方針検討
課題設定
基本方針承認

デザイン

D1
D2
D3
D4BA
D4DA
D4AA
D4TA
D5
デザイン計画設定
DX技術利用方法検討
開発対象システム確認
BAデザイン具体化
DAデザイン具体化
AAデザイン具体化 
TAデザイン具体化 
デザイン検討まとめ

開発計画

E1
E2
E3
E4
E5
開発計画検討計画
効果・費用見積り
開発工数見積り
開発計画作成 
開発計画まとめ

意思決定

S1
S2
DX開発意思決定準備
DX開発意思決定

































・事前準備を重視して3タスク実施するようになっています。

(2)タスク定義書の例
・最初のタスクP1の「タスク定義書」の前半部分を
 以下に示します。


























・出力欄と参照手法欄から、該当の様式、事例、参照手法に
 リンクするようになっています。

(3)参照手法の例
・以下に抜粋で示します。
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DX実現方法検討ガイド

3.DXの実現方法検討例

(3)利便性向上

・ 「利便性向上」に該当するのは、端的に言うと「今までできなかったことができるように       
 なる」または「面倒なことをしないですむ」ということである。「多少楽になった」レベ
 ルのものは含まない。 
・そこで、この観点からの検討は、「当社の提供製品・サービスで、お客様にとって面倒 
 なこと、厄介なことは何だろう?」「それをなくすことはできないだろうか?」と考える
 ことである。

・ 「DX成功事例調査結果」では、以下のような「利便性向上」の例があった。 

対象業務

便利になった点

利用技術

部品・資材供給

納品先に「ストッカー」を設置し、「富山の薬売り」方式で補給する。

納品先は、いちいち発注しないですむ。

IT、クラウド

13

新幹線

チケットなしで利用可能とした。

自動改札機の処理はソフトで対応している。

IT、クラウド

22

現金受け取りサービス

銀行に口座がなくても受け取れるようにした

IT、クラウド

28

生保サービス

5万人の営業職員がタブレットを持ち、その画面でお客様とやりとりする。必要な情報・提案を瞬時に入手することができ、「検討してご提案します」が不要となる。

AI搭載タブレット

36

損保サービス

見積り・契約、事故対応、契約更新がスマホで完結する。安全運転サポートも行う。

IT

IoTセンサー

 

52

団体生保サービス

保険加入申込者は、スマホの処理だけで(非対面で)手続きができる。営業担当も加入者も大幅な労力削減が可能となった。

AI顔認証技術

IT

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(4)作成事例の一覧

アクティビティ

事例

プロジェクト準備

DX課題洗い出しチェックリスト
DX実現目的・課題・実現方法一覧
DX実現構想
丸い三角形

目標設定

目標明確化タスク作業計画
対象業務一覧表
対象部門一覧表
対象業務・対象部門マトリクス
DXプロジェクト目標確認書
DX目標設定実施計画
DXゴールイメージ
システム概念図
DX企画プロセス計画

調査・分析

DX現状調査・分析実施計画
DX課題整理表
設備関係購買関連業務プロセスフロー
現状業務プロセスフロー
現状ビジネスユースケース図
現状概念データモデル
DX利用技術検討表
DX問題点連関図右方展開
DX問題点連関図左方展開
問題点連関図

 

基本方針設定

DX基本方針設定実施計画
DX開発基本方針確認書
非機能要件一覧
DX課題定義書

デザイン

DXデザインアクティビティ検討方針
デザイン実施計画
DX技術利用方法検討結果
全体システム関連図1
全体システム関連図2
システム間インタフェース一覧
業務定義書(B)
業務定義書(C)業務フロー
業務フロー
業務定義書
概念DB構造図(ER図)
エンティティ一覧表
システム機能一覧
サブシステム関連図
MSSマイクロサービス単位設定表
入力一覧表
出力一覧表
実現手段検討資料
BA・DA・AA・TA関連図
システム概念図
システム概要説明書
ユースケース図

開発計画

DX開発計画検討計画
経済効果見積り表
効果集計表
投資効果説明資料
DX開発計画案
移行実施方針
DX開発体制案

意思決定

DX開発提案書



(5)作成事例の例
・DX対応の様式の作成事例は、「コインランドリーシステムの革新」と
 「プロジェクト管理システムの革新」を使用しています。

1)前者の例のタスクP1の「課題洗い出しチェックリスト」
・こうなっています。
・「問題」の欄は当様式利用者の記入例です。
・その右に、掲載省略していますが、
 記入した問題を課題表現にする「課題」の欄があります。
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DX課題洗い出しチェックリスト 事例
1.お客様サービス関係

チェック項目

問題(記入例)

(時間)お客様が当社のサービスで、時間がかかって不満であるということは何だろうか?

洗濯乾燥機が空くのを待たなければならない。

(不満)お客様が当社のサービスで、不満に思っていることは何だろうか?

少量の洗濯物の場合の料金が割高である。

(利便性)お客様が当社のサービスで、面倒だと思っていることは何だろうか?

洗濯物の内容に対する適切な時間が分からない。

両替してコインを投入しなければならない。

(要求)お客様が当社のサービスで、こういうことができたらよいのにと思うことは何だろうか?

自宅にいて洗濯乾燥機が空いているかどうか分かるとよい。

完了時間を忘れることがある。

(安心安全)お客様が当社のサービスで、不安や心配に思うことは何だろうか?

洗濯物を覗かれる心配がある。

洗濯物を盗まれる心配がある。

(期待)お客様が当社のサービスで、環境保全や健康増進に対して期待することは何だろうか?

洗濯物の内容・量に合わせて水の使用量をコントロールできるとよい。

(その他)他に何かあるだろうか?

 


2.自社問題 掲載省略

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2)後者の例のタスクD1の「DXデザインアクティビティ検討方針」
はこうなっています。
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開発機能の開発方針
【基本方針】
可能な限り、計算や実績把握は自動化し、PMが実質的なプロジェクト運営そのものに注力できるようにする。

 

機能名

革新度

開発方針

1

メンバ編成

適職診断ツール「CATCH」を利用して部門内の最適メンバー候補案を自動作成するのに基づき検討する。

2

成果物量見積り

工程別標準成果物のテーブルを作成する。何に基づきその成果物量を見積もるかもテーブルに表示する。その原単位は順次整備する。

3

開発工数見積り

工程別成果物量に対する標準工数原単位により算出する。その数値を適宜補正する。

ゆくゆくは、2,3の機能を自動算定するシステムとする。

4

プロジェクト計画作成

開発工数見積りを基に、担当と期間に割り付ける。

条件を指定して自動作成する。

5

メンバ健康管理

ウェアラブル機器による体調を基に健康状態を判定するシステムを開発する。

6

成果物作成

「成果物種類」「担当」別のシートに、担当が成果物作成の状況に合わせて、成果物名(単品)ごとの作業ステータスを記録する。作業ステータスは「着手」「作業終了」「確認終了」の区分である。

将来的には、物理的成果物作成のデータから作業ステータスを自動把握する。

7

進捗把握

成果物作成のデータを利用して、「成果物種類」「担当」ごとの進捗を自動計算する

8

プロジェクト会議

自動把握した進捗実績を基に、リモート会議方式で実現する。

9

プロジェクト報告

進捗実績を基にPMがコメントを追加する。

自動生成AI(要約機能)も利用する。

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6.MIND-DXのご提供方法
・MIND-DXをご利用いただく場合は、
 「MIND-DX使用契約」を締結いただきます。
・その上で、ご利用になるプロキシサーバ名(グローバルIPアドレス)
 を連絡いただきます。
・システム企画研修社でそれを登録いたします。

・MIND-DXは、 
 システム企画研修社のホームページサイトに収録されますが、
・この登録をいたしますと、
 そこからのアクセスが閲覧可能となります。
・ダウンロードも加工・改変も自由です。
 
7.ご利用料金体系
・初期契約料と年間利用料とで構成されます。
・いずれもご利用範囲の従業員規模による従量料金制です。
・初期契約料は、
 MIND-SAは400万円から1000万円までになりましたが、
 その10分の1程度です。
・年間利用料は、最新版の利用料金の意味もあるのですが、
 数十万円です。

・詳細は,「MIND-DXのご案内」に掲載されています。
 お問い合わせください。


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