2019年4月30日火曜日

令和が良き時代となりますように!!

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 令和がどんな時代になるかを考えてみましょう。
ねらい
 令和が良き時代となることに参画しましょう。
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いよいよ新しい元号令和がスタートです。
素晴らしい時代になることを期待してお祝いいたしましょう!


出典の万葉集
時、初春の令月(れいげつ)にして、氣淑く風和ぎ、
梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す。
の使用法からすると、
令は「良い」の意味、和は「やわらぐ」の意味です。


しかし、あらためて元号令和の意味を考えてみましょう。


過去の247の元号の中で
令の文字が使われているのは1回もありません。
それに対して、和は最高の20回使用されています。


令には、令嬢、令息の用例の「良い」の意味の他に、
「法律、法令」の意味があります。
法律は人間の行動を規制するシバリの中でも
倫理や道徳と異なり明文化されている最も厳しいシバリです。


「良い」という意味もあるのに、
これまでの元号にこの文字が使われていないのは
このシバリというニュアンスを、
時の為政者が嫌ったからなのではないでしょうか。


あえて今回初使用であるということは、こう解釈しましょう。
崩れかけている日本の社会秩序を立て直そう!
力を結集して日本国をもう一度世界に誇れる国にしよう!
という願いが込められている。


和が漢字の使用回数が20回で最高ということは、
和を重視する国民性の表れです。
それでも「もっと和を重視しよう」と
年号決定者・時の為政者が思ってきたということです。


現代は、核家族化や単身生活者の増加によって、
伝統的家族主義が崩壊して自分だけ良ければよいという
偏った個人主義的風潮が強くなってきています。


相手を優しく思いやる和の気持ちを強化したいという
新元号選定者たちの思いが込められていると思われます。


使用回数の最低と最高の両極端、、
シバリと和の相反する指導原理、


これからの時代は、
このような大きな幅の中で考え行動していかなければならない
ということを象徴しているのだと考えましょう!


そこで令和が良き時代となるための課題を
私なりに挙げてみました。


1.平和ボケを脱却する
 敗戦による軍備放棄、その後の安全保障の米国頼みによって
 日本国民は、
 外部からの攻撃に対してまったく鈍感になってしまっています。
 「平和ボケ」と言われる所以です。


 今、恐れるべきは強大になった隣国です。
 この国は歴史的に覇権主義で
 チベットを虐殺と移民政策によって自国化してしまいました。


 日本も今後その危険性があると識者は指摘しています。
 今後少なくとも30年間に亘って
 安全保障上の自立を維持できるようにすべきです。


2.大家族制を復活させる
 急速な都市化により
 多くの日本人は都会のマンション住まいとなりました。
 マンションを卒業して一軒家を取得する場合でも、
 親子2世代の住居です。


 そのため、代々親から子へ引き継がれていく
 家庭での「しつけ」が不十分で、
 引きこもり、虐待、フリーター化、独居老人、などの
 大きな社会問題を引き起こしています。


 何とかして、税の優遇措置や補助金支給等によって
 3世代同居住居を増強すべきです。
 たとえば、
 米作でない工夫した農業生産を強化していくことを裏付けにして
 農業地で少なくても3世代同居できる家に住めるようにする。
 都会のマンションでも3世代住めるような家を増やしていく。


 社会保障費が増えていくこのご時世に財源難と思われますが、
 高齢者が孫と一緒の生活をすることによって、
 元気になれば高齢者の医療費・介護費を減らすことができます。
 
 何とか知恵を絞って、3世代住居を増やすべきです。
 これは贅沢とは別の次元のことです。


3.地域コミュニティを強化する
 地域コミュニティを代表する標語「向う3軒、両隣」は、
 私はいい言葉だと思います。


 しかし、戦時中の強制組織「隣組」をイメージされることもあり、
 歴史がない新しい住宅街では、この個人主義のご時世で、
 「町内会」が活発な活動をすることはあまりないようです。


 マンションでは、
 「隣は何をする人ぞ」で近隣に関心がない場合も多いのですが、
 マンションの管理組合が、コミュニティの要です。
 組合の役員によっては,活発な活動をしている場合もあるようです。


 「町内会」の活動も、高齢者が生き生きできるたいへん有効な場です。
 親代わりに近隣の人が子供のフォロをする、なども可能で、
 素晴らしいことです。


4.脱「記憶・知識偏重教育」を加速する
 既に各段階の学校の試験制度で、記憶・知識偏重をやめて
 考える能力を問う方向に変換されつつあります。
 記憶や知識は今やスマホで十分得られます。
 その知識を前提にどう考えるかの判断力がその人の能力です。


 私が見聞してきた一流大学の学生の半分は
 記憶力は優秀ですが判断力は今一という人たちでした。
 こういう人はこれからの激動社会で、
 有効な社会貢献することはますます難しいでしょう。


 これまで、試験制度が知識に偏っていたのは、
 判断力を問う問題を作ることが難しいのと、
 採点がもっと難しいからです。


 しかしこれからは、AIの時代です。
 問題作成も採点もAIの力を借りて
 判断力の評価が容易になるでしょう。


 受験生も判断力を高める勉強をして、脳をきたえることになります。


5.個性を活かす
 現在すでにその傾向が出てきていますが、
 以下のモデルは、本人の幸せな人生を保証しません。


  塾で勉強をしていわゆる「いい学校」に入る。
   ↓
  一流大学に入る。
   ↓
  「いいところ」に就職する。


 ご承知のように人の能力は様々です。 
 早くにその子供の能力を見つけてその方向に進めさせる
 べきでしょう。
 テレビでそういう成功例が紹介されているのは
 たいへんいいことです。
 
 テレビに出れるほどの大成をしなくても、
 日々自分の好きなことができれば、 
 多少の収入の差よりも幸せな人生が実現できます。


6.自分で考え発言する。
 一般的な日本人は、米国人に比べて自己主張が弱いというのは
 公知の事実です。
 遠慮をするのです。でしゃばりを嫌うのです
 
 「みんなが言うならそれでいい」という付和雷同・迎合は
 日本の和を重んじる文化のせいだけでなく、
 前掲の、判断力を強化していない教育制度のせいもあります。


 米国流だと「発言しないのは無能」と評価されてしまいます。
 「遠慮」「忖度」を捨てて積極的に発言するようにしましょう。
 

7.目的を考える
 6.の自分の考えを持つ際に重要なのは、目的思考です。
 目的思考では、
 「それは何のためなのか?」「それは何のためにあるのか?」
 「それは何のためにするのか?」を常に考えるのです。
 
 すべての事象は目的を持っていて、
 目的からすべてが始まっています。
 したがって、目的を考えることはすべての解明につながります。


 「どうしようか?」「それでいいのだろうか?」と考える際に、
 「そうだ、この目的は何なのだろう?」と考えると、
 考えの道筋が見えてきます。


 米国人はそういう思考をします。
 目的がすべてに優先するのです。 
 戦争を終わらせるために原爆を使いました。


 これまでの日本人は
 世界中で最も目的を考えない人種だったのです。
 早くそこから脱却しなければなりません。


 「価値目標思考のすすめ」(上野則男著)
 http://www.newspt.co.jp/data/info/book/book0.html
 


8.他人を慮る
 伝統的日本人の和の精神、おもてなしの精神は
 基本的には相手のことを思いやることから始まります。 


 東北大震災の時に、
 多くの人が自分も被害を受けているのに相手のことを考えている
 と、日本のテレビ報道が世界の賛嘆を集めました。
 
 これは、都会ではなく地方で、
 前掲の地域コミュニティが存在する社会だったのだろう
 と想定されます。


 おせっかいとか出しゃばりとか言わずに、
 少なくとも困っている人がいれば助け合うようにしたいですね。

9.子供を大事にする


 昔から,子宝と言って、子供は宝でした。
 少子化の日本ではますます子供は宝です。
 もっともっと子供を大事にしたいです。
 虐待など論外です。
 断じて許されません!!!


 子供を大事にする施策は、もっともっと強化すべきです。
 財源は長期視点で回収ですね。
  出産の優遇策の強化
  幼稚園の強化  
  幼稚園の義務教育化
  大学までの無償化


 本当は結婚の奨励も行いたいですね。


10.移民受け入れを拡大する
 日本国民は、日本人種である、という純血思想は捨てて
 どんどん移民も受入ましょう。
 異人種あるいはその混血児を白い目で見るのも
 やめましょう。


 大相撲のモンゴル力士や大坂なおみ選手の活躍が
 日本人の純血抵抗感をかなり緩和してきています。


 多様な人種を受け入れることによって、
 ダイバーシティが本物になります。
 それが本当のグローバル化でしょうに。


以上です。
思いつきで整理しましたが、
ビジネスや産業のことについては触れていません。


ビジネスや産業の発展は、
以上のインフラ条件がよくなれば、
結果として実現できることだと考えます。


いかがでしょうか?



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