2015年7月31日金曜日

火花?花火?

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 私が小説に弱いことを知っていただきます。
 又吉さんの「火花」のひねた感想の提示です。
  過去の芥川賞の売れた実績をみていただきます。
 
ねらい:
 どれかを読んだ方は当時を思い出していただきます。

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「お笑い芸人」が芥川賞をとったということで、
評判になっていますので、どんなものかと思って
読んでみました。

まともな?小説は若いとき以来、
ほとんど読んだことがありません。

ですからまともな感想はとてもムリですが、
敢えての感想です。

あらすじは、
主人公がお笑い芸人でパッとしなかったのですが、
なんとなく売れてきて生活ができている、
先輩格の芸人がいて、その人は男気が強く能書きもたれる。
芸の指導を受けただけでなくずい分奢ってもいただいていた。

ところがその人の方が売れなくて落ちぶれてしまった。
それでも意気があるが空回りをしだしている。

主人公がなぜ売れだしたのかは
描かれていません。
「なぜか好き」の私としては欲求不満です。

何を読み取ればよいのだろう?
困りました。

主人公はたいした努力もしていないようなので、
努力をすれば報われるという成功物語でもないし、
先輩格の芸人については、口先だけではダメだ、
ということを作者は言いたいのでもなさそうだし。

そもそも芥川賞って何なのでしょう?
調べてみました。

芥川賞は純文学の新人賞で、直木賞は大衆文学だとのこと。
そのくらいは知っていました。

しかし、1956年の石原慎太郎さんの「太陽の季節」
宇能鴻一郎さん、遠藤周作さん、なども芥川賞だそうです。

因みに「太陽の季節」が人気を呼ぶまでは、
芥川賞など文学賞が話題になることはなかったので、
石原さんの貢献は非常に大きいようです。

この人たちの小説は理屈や心理的葛藤を綴るだけでなく、
面白い内容で楽しめるものでしょう?
そういう点からすると、やはり火花は面白くないですね。

芸人同士の争いで火花が散るというほどでもないし、
最後のシーンで花火がでてくるので、
そのせいもあるのでしょう、
又吉さんのお母さんが「花火読んだよ」と電話をくれた、
と本人がテレビで笑っていました。

花火をひっくり返して
火花にしたという洒落でもないでしょうし。

花火はキレイだけど一瞬ではかないのに対して、
火花は強くきついものだ、人生はそういうものだ
ということでしょうかね。
芸人の世界を描いたということで意味があったのでしょうか?
現役の人気芸人が賞をもらったということで話題になり、
歴代の芥川賞のなかでトップの売れ行きなのだそうです。

1位 柴田翔 されどわれらが日々        1964年 186万部 
2位 又吉直樹 火花             2015年 169万部
                              (7月末現在)
3位 庄司薫 赤頭巾ちゃん気をつけて  1969年 160万部
4位 村上龍 限りなく透明に近いブルー 1976年 131万部
                            (単行本のみで)
5位 安部公房 壁               1951年 130万部
6位 綿矢りさ 蹴りたい背中         2003年 127万部
7位 池田満寿夫 エーゲ海に捧ぐ     1977年 126万部  
8位 大江健三郎 使者の奢り・飼育       1958年 109万部
9位 石原慎太郎 太陽の季節              1955年 102万部

こうして見ると、本離れの昨今の情勢からすると、
又吉さんの貢献は大ですね。

2000年代では個性的な女性性が話題になった
綿矢さん以来なのですからね。

火花を買って最後まで読んだ人がどれだけいるかは疑問ですが、
普段が本を買わない人が買ったのは確かですから
審査員の思惑は大当たりだったのではないでしょうか。

まともな書評ができなくてごめんなさい。


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