2012年6月16日土曜日

苦節13年 プロジェクトマネージャ試験に合格しました!

【このテーマの目的・ねらい】
目的
苦節13年の反省を知っていただく。
努力を継続する成功例を知っていただく。
人の教えには耳を傾けるべきだという例を知っていただく。

ねらい
何らかの参考にしていただく。
「お祝いをしようか」と考えていただく???

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「なんで今更」と言われながら、
受け続けて13年目の今年、
IPAの情報処理技術者試験のプロジェクトマネージャの部
に合格しました。

この試験の合格率は7-8%ですから、
13回受験すれば丁度合格率100%になります。
受かって当り前ですね。

受験のきっかけは、こういうことです。
1999年に当社で
本格的なプロマネの育成を目指す”超”プロマネ養成研修
を始めました。

私がその校長でした。
「校長がプロマネの資格を持っていないのでは様にならない」
と軽い気持ちで受け出したのです。

ずいぶん前にシステムアナリストの試験は
1回で合格しました。
20年ほど前には、お客様サービスで
受験対策講座を開いたりもして、
受験の勘所は分かっているつもりでした。

実務的経験もそれなりにあり、
プロマネの最新ノウハウは、
”超”プロマネ学校で一流講師の研修を何度も
オブザーブしていて把握していました。

ところが、なかなか受からないのです。
選択問題に〇を付けなかったなどの不注意もありました。

初めのころは、
受験することを周囲に公開していました。
受かるつもりだったからです。

2回ほど落ちて公開をやめました。
しかし、日曜日が試験なので家族には言わざるをえません。
あまりに受からないので、
家族には呆れられ、専門能力について疑いの目を
向けられたりしました。
「それだもの、会社は儲からないよね」とか。

その内には、ここで止めてたまるかと
意地になりました。

「やると思えばどこまでやるさ、
それが男の魂じゃないか」という
「人生劇場」の一節が頭に浮かんだりもしました。

試験では、最後の論文試験で
「自らの経験に基づいて述べよ」となっています。

私は、
コンサル案件のプロマネはずい分経験がありますが、
システム案件では、大昔に経験しただけで
最近では経験がありません。

経験がないので、
各種の研修で発表された
受講生の「テーマ」と枠組みをいただいて、
内容は自分で創作するのです。
作家気分です。

テーマと枠組みは、3代あります。
初めは自分の経験で、
某食品卸殿のシステム再構築案件です。

2番目は、
”超”プロマネ研修の受講生の実践報告のものです。

3番目は、
某大手情報サービス業殿で7年続いている
「要件確定力強化研修」の受講生の実践報告ものでした。
今回はこのネタを使っています。
大手宅配業者の情報系システム整備案件です。
今回はこのネタで合格しました。

最近は、
各種目(今は4種目)の成績を
照会できるようになっているのですが、
論文は「出題の要求から著しく逸脱している」
という最低の結果だったこともありました。
創作しそこないです。

ぴったりの創作ができないので、
少し自分の得意な土俵に引き入れて回答しましたが、
それを見破られてしまった、ということです。
自説の主張が強すぎたのかもしれません。


総じて言えば、
長い間、自分の思いこみで解答していたのです。

そこで、今年はあらためて受験参考書を購入して、
解答要領を勉強してみました。

その著者(三好康之さん)は百発百中の方で、
同じ試験を何度も受けて合格しているのです。
「なるほど」ということが多く、
早速取り入れました。

試験での論文のテーマは3つあるのですが、
そのどれかにぴったり合う経験をしている人は
いるわけがないのです。
いれば、そういう人はタマタマ運の良い人です。

皆何らかの創作をしているのです。
私がしたのと同じように、
論述対象の場だけは用意しておいて、
自分が料理できそうなテーマを
3問の中から選んで解答内容は創作するのです。

その創作の方法を教わったのです。
「出題説明に書いてあること
(これが出題者側が期待している解答のヒントです)
を使って膨らませればよいのだ」と。

その方が創作は容易で合格もしやすいのなら
従わない手はありません。

方法論や手法を「自己流では限界がある」と、
皆様にお教えしている立場でありながら、
自らはその教えに反していたのです。

反省が直ちに成果に結び付いたということになります。

若干脱線
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今回の受験前に整理をした
過去十数年間のプロジェクトマネージャ試験午後Ⅱの部の
出題テーマは以下のとおりでした。
何らかのご参考までに示します。

テーマ名の冒頭の数字は出題年(平成)です。
グルーピングと配列は,一応PMBOKに準拠しています。
重複して計上しているテーマもあります。

これを見ると、出題傾向が分かりますが、
プロジェクトマネジメントにおける重要性を反映しているとは、
必ずしも言えないようです。

私は、プロジェクト成功の最後の砦は
リスクマネジメントだと思っており、
山かけもこのテーマで解答を用意したりしましたが、
このテーマは意外と少なくうまく当りませんでした。

毎年出るテーマはありませんから、
 何に絞っても、山かけは難しいということになります。

プロジェクト編成その他
7.プロジェクトチームの編成とその運営
13.要員交代
14.問題発生プロジェクトへの新たな参画
15.開発支援ソフトウェアの効果的な使用
16.プロジェクトの機密管理
17.プロジェクト遂行中のチームの再編成
20.情報システム開発プロジェクトにおける利用部門の参加
20.情報システム開発における問題解決
21.業務パッケージを利用した情報システム開発プロジェクト
22.システム開発プロジェクトにおける業務の分担

 プロジェクト評価
9.プロジェクトの評価
20.情報システム開発プロジェクトの完了時の評価

スコープマネジメント(変更管理)
8.システム開発における仕様変更の管理
9.システムの業務仕様の確定
14.業務仕様の変更を考慮したプロジェクトの運営方法
18.業務の開始日を変更できないプロジェクトでの変更要求への対応

タイムマネジメント(進捗管理)
7.進捗状況と問題の正確な把握について
12.開発システムの本稼働移行について
14.クリティカルパス上の工程における進捗管理について
14.問題発生プロジェクトへの新たな参画について
15.プロジェクト全体に波及する問題の早期発見について
17.稼働開始時期を満足させるためのスケジュールの作成について
19.情報システムの本稼働開始について
20.情報システム開発における問題解決について
22.システム開発プロジェクトにおける進捗管理について

コストマネジメント
7.システム開発プロジェクトにおける生産性について
8.費用管理について
11.プロジェクトの費用管理について
12.開発規模の見積りにかかわるリスクについて
18.情報システム開発におけるプロジェクト予算の超過の防止について
23.システム開発プロジェクトにおけるコストのマネジメント

品質マネジメント
8.ソフトウェアの品質管理について
10.システムテスト工程の進め方について
10.第3者による設計レビューについて
11.アプリケーションプログラムの再利用について
11.設計レビューについて
13.テスト段階における品質管理について
14.問題発生プロジェクトへの新たな参画について
15.プロジェクト全体に波及する問題の早期発見について
16.請負契約における品質の確認について
19.情報システム開発における品質を確保するための活動計画について
21.設計工程における品質目標達成のための施策と活動について
23.システム開発プロジェクトにおける品質確保策

人的資源マネジメント(要員マネジメント)
12.チームリーダの育成
18.情報システム開発におけるプロジェクト内の連帯意識の形成
21.システム開発プロジェクトにおける動機付け
23.システム開発プロジェクトにおける組織要員管理

コミュニケーションマネジメント
17.プロジェクトにおける重要な関係者とのコミュニケーション
19.情報システム開発プロジェクトにおける交渉による問題解決

リスクマネジメント
9.システム開発プロジェクトにおける技術にかかわるリスク
12.開発規模の見積りにかかわるリスク
14.クリティカルパス上の工程における進捗管理
14.業務仕様の変更を考慮したプロジェクトの運営方法
15.プロジェクト全体に波及する問題の早期発見
22.システム開発プロジェクトのリスク対応計画

調達マネジメント
10.請負契約に関わる協力会社の作業管理
13.新たな協力会社の選定
15.社外からのチームリーダの採用
16.オフショア開発で発生する問題
16.請負契約における品質の確認
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13年間の努力の成果は以下のとおりです。

1.まずは、この報告ができることです。
私のモットー「継続は力なり」を
示すことができました。

2.試験の午前の部は
幅広くITの知識を含め問われます。
日頃は必ずしもそのような知識を使うわけではありませんので
勉強せざるをえません。
最新のIT関連知識の勉強になりました。

3.1年に1度、
「勉強させられる」という「弱い立場」を経験しました。
そういう立場に置かれたときの心理状態を学びました。

投入資源は以下のとおりです。
費用:受験料1回5千円なので合計6万5千円、
時間:毎年20―30時間程度勉強したのと
試験当日の時間で約400時間
信用失墜ロス:測定不能

皮肉なことに、
受験のきっかけになった“超”プロマネ養成研修は、
その使命を終えたということで、
今年の1月に完了のイベントを行いました。
世の中、そういうものでしょうね。

1 件のコメント:

  1. 13年間 お疲れ様でした! あなたでも 「何度も落ちる」っと
    言うことがあるのに まず驚き! !でも さすがですね!
    合格するまで 頑張れる!その 意志の強さは!!
    とにかく おめでとうございます  \(^o^)/

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