2017年8月30日水曜日

「よい休息」って何?

【このテーマの目的・ねらい】
目的:
 よい仕事にはよい休息が必要であることを実証している
 図書をご紹介します。
 私の休息の実践についてご紹介します。

ねらい:
 「やはりそうか!」と積極的に休息なさってください。

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「よい休息」は、20年にわたって
テクノロジーの動向を研究するコンサルタントして
活動してきた
スタンフォード大学客員研究員のアレックス・スジョン
という人が書いた本の書名です。



ちょうど私もそのテーマに関心があるので買ってみました。

テーマは悪くないのですが、
残念ながら私の苦手な人文科学風記述(事実の羅列)でした。
後で、この本のほんの一部を読んでいただきます。

生産性を上げる、
あるいは良い成果・素晴らしい成果を上げるためには
休息が大事だということを、
以下の領域にわたって記述されています。

散歩、昼寝、中断、良い睡眠、息抜き、運動、
ディーププレイ(夢中になれること)、長期休暇

どれも、当然のことなのですが、
それを科学的根拠や「偉人」の事例で紹介しているのです。
その豊富さには研究者として敬意を表しますが、
私としては上で書きましたように苦手のスタイルです。

息抜き(本書ではリカバリ・回復というタイトルです)の一部を
ご紹介します。
働きすぎ・ワーカホリックに対する警鐘です。

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このような息抜き、すなわち社会学者が「分離」と呼ぶ、
仕事を忘れて他のことに没頭することが、
心身の回復にきわめて重要であることが明らかになっている。

保育士、看護師、警官など、
予測がつきにくいストレスの多い仕事に従事し、
集中力と感情のコントロールを必要とする人々にとって、
休息は欠かせない。


また、仕事に情熱を燃やす完璧主義者にとっても休息は不可欠だ。
仕事に全力を尽くしたいと思う人ほど、職場から距離を置き、
心身のエネルギーを回復する時聞を持つことが欠かせない。


燃え尽きは、精神の消耗、能力の低下、意思決定の迷い、
共感の欠如、ミスの増加につながる。
組織にとっては、生産性の低下や、職場でのストレスの増加をもたらし、
離職率が高くなる。


しかも、才能に恵まれた貴重な社員ほど、燃え尽きやすい。


-------------------------------------------------------中略


休暇をとらない、あるいは有給休暇を消化しない会社員は、
会社にも負担をかけている。


2015年にオックスフォード.エコノミクスが行った調査によると、
社員が休暇を利用しないことは、会社のバランスシートを
224億ドルも悪化させているという。


さらに気がかりなのは、
そのような社員は燃え尽きるリスクが高いということだ。

彼らは精神的に消耗し、自分は仕事の要求に応えられていない、
と感じている。


燃え尽き症候群になると、仕事から気持ちが離れ、
同僚や顧客に共感できなくなり、自分の仕事は自分にとっても
世界にとってもほとんど価値がないように思えてくる。


夫婦や家族間の問題も引き起こし、鬱や不健康を招き、
とりわけ積極的なキャリア志向の人は自殺する確率が高くなる。


冷静さと優れた判断力が求められるストレスの多い専門職において、
燃え尽きがどのような形で表出するかについては、
広く研究されてきた。


燃え尽き症候群になった警察官は、怒りやすく、
難しい状況に攻撃的に対応しやすく、ミスを犯しやすい。

これは治安維持にとっても、警察にとってもまずいことだ。


ある研究によると、警察官は殉職するより、
仕事上のストレスが原因で死ぬことのほうが多いそうだ。


医師についてはどうだろう。

メイヨー・クリニックの医師テート・シャナフェルトは、
アメリカの医師の燃え尽きの程度と影響について調査してきたが、
2008年と2010年の調査では、
外科医の40%が燃え尽きていると感じ、
30%が憂鬱な気分だと報告した。


そして、燃え尽きを自覚する医師では、
調査前の3カ月間に「重大な医療ミス」を起こした人が多かった。


聖職者も例外ではない。

デューク大学神学校の聖職者健康イニシアチブが
2014年に行った調査では、
常勤のメゾディスト派牧師の25%が、
 精神的な消耗、現実感の喪失、達成感の減少
(この三つは、燃え尽き症候群の主な兆候である)を感じており、
それらは健康状態の低下、肥満、高血圧症、うつ、不安に結びついた
(実のところワーカホリックという言葉は、
聖職者を対象とするある研究において作られた)。


以上のすべてが示唆するのは、
休暇をとらず過剰に働き続けることは、
短期的には利益をもたらすかもしれないが、
長期的に見れば、ミスの増加、生産性の低下、離職者の増加、
早期退職などにつながり、むしろ損失が多くなるということだ。


消耗した社員は、ベストを尽くせず、自主性を失い、
自他に批判的になり、組織の破壊をもくろむことさえある。


また、献身的で経験豊かで技術力のある社員、
つまり雇用主が最も失いたくない社員ほど、
燃え尽き症候群になりやすいようだ。

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というような感じです。


私の「休息」の状況をお話しします。

作業的な仕事をしているときは眠くなりません。
考え事をしていて行き詰っているときはすぐ眠くなります。


会社でも午前中からその睡魔はやってきます。
その時には横にあるソファで30分から1時間眠ります。
大体は昼休みです。
私は昼食抜きの習慣ですからその間に寝るのです。


休みの日に家でパソコンに向かっているときには
1日に3回も「昼寝」をします。

1時間以内が多いのですが、
2時間になってしまう時もあります


納期が迫っている仕事をしているときは長くは眠れません。

眠くなってパソコンに向かっていると、
ssssssssssとかfffffffffffとかを打ってしまっています。
何ページにわたってしまう時もあります。


それなら、その文字を削除すればよいのですが、
誤って大事な部分を消してしまったりしているときもあります。


そういうことがありますので、
眠くなったら「無駄な抵抗はやめて」すぐに寝ることにしました。


いずれの場合も目が覚めると、
行き詰っていたことの答えが出てきて
すらすら仕事がはかどります。


どこかの会社では、
昼寝だか仮眠だかを推奨しているところがあったようです。


作業的現場ではそういうことはありえないでしょう。
これは差別ではなく、仕事の特性に依存するものです。


この夏、
私は夏休みは取らずにせっせと「開発」に取り組みました。
「昼夜兼行」と称していますが、昼夜睡眠です。


おかげで、
かなり素晴らしい次世代型エンハンス業務実施方式の
バージョンアップができました。


もしこれが大ヒットとなれば、
「昼寝のおかげ」ということになります。


前述の休息テーマでは、長期休暇を除いて実践しています。
現在の私の「息抜き」は孫娘、
「夢中になれること」は、開発的仕事です。


蛇足ですが、
睡眠がアイデア出しに有効なことは、
三上(さんじょう)という言葉で言われています。


この言葉は誰の発明なのでしょうか?

三上とは、以下の三つの場合です。
枕上(ちんじょう)--布団で横になっているとき
鞍上(あんじょう)--馬に乗っているとき
  (今でいえば散歩をしているときということでしょう)
厠上(しじょう)--トイレにいるとき


昔のトイレは楽な状態ではないですね。
それでもアイデアが出たのでしょうか。
今の洋式トイレなら分かります。
私も、その時ずいぶん思いつくことがあります。


枕上は、眠る前ということはないでしょう。
眠いのですからアイデアは出てくるわけがありません。
アイデアが出るのは目覚めた後です。
私の現状ぴったりです。


私は鞍上の実績はあまりありません。
毎朝のジョギングの時は、
周りの景色や人を見ていて頭はそちらに使われています。
通勤の時は新聞か本を読んでいます。


ということで結論です。
職場でも眠くなったときは、
気兼ねなく居眠りしてよいとなればいいですね。


ただし、
仕事の成果が把握・測定できるという前提が必要です。
脱時間給、成果給の発想です。

仕事の成果の把握は生産性向上の必須命題です。

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